仲間獲得へ
まあ、結果から言うと魔物は大漁に召喚できた。
その数は恐らく万を優に超えるだろう。
予想以上に魔物が召喚されたが期待を超えたかと言われればまあ妥当って数だ。
その内訳なんだが1階層に置くべき固い魔物が約15%2階層に置くべき武器を使える魔物が約10%3階層に置くべき空を飛ぶ魔物が約10%4階層に置くべきドラゴンが約1%5階層に置くべき隠密に優れた魔物が約5%6階層に置くべき血に関連した魔物が約5%7階層に置くべき水に住む魔物が約10%8階層に置くべき機械系魔物が約5%9階層に置くべきアンデット系の魔物が約10%残りがその他で約20%だ。
まあ全体的にいい感じに魔物は配置できそうなのだが、その他に多かったのがゴブリンやオーク、オーガと言った半分魔物半分亜人みたいな奴らだ。
こいつらをどうするか悩んだ末に訓練してラムの所に行かせるか普通にプリセスの下につかせることにした。
で、これが普通に従ってくれた魔物の内訳でまあ予想していたが簡単に従わない奴はごまんといるわけで、今はそれの処理をしている。
いや、処理って言い方は何か悪い意味みたいで良くないな。
仲間にするための試練?みたいなものだ。
まあその試練を処理するのが大変で大変で、プリセスが召喚された魔物に説明やら何やらしている間に俺たちは戦う。
すぐ、ダンジョンコアに選別させ最初は余裕な相手からやっていったが今、全員残り1体でまあ相手がまた強いやつなですよね。
正直今の俺たちよりもレベルとかの意味ならあっちの方が強い、まあそれでも仲間に出来たらラッキーなので戦うんですけどね。
「もうそろそろ体力も回復したでしょ、行ってきなさい」
魔物への説明が一段落したのかプリセスがこっちにきてそう言い放った。
「え〜、めんどい。もうちょい休ませてくれよ〜」
ストームが文句垂れてるが、もうすでに全員立ち上がっている。
ストームも含めて準備は万端だ。
今から俺たちが戦う奴らの情報を折角だし話しておこう。
仲間になるかもしれないからな。
まずポチが戦うのは、ゴーレムだ。
それもだいぶ古いゴーレムだ。
耐久力はまあ当たり前に高いし、攻撃力もまあまあだ。
そしてここからがこのゴーレムの特殊な所だ。
このゴーレムは地面を操るのだ。
これは土ということじゃない。
足の着く地面を操るのだ。
これは中々強力な能力で攻撃を防ぐことも攻撃することもできる。
弱点を挙げるなら水の中や空中なら発動しないのと、範囲がそこまで広くないってことだろう。
土を動かせるのは足の設置面から1メートルほどだ。
まああいつの攻撃の届く場所にいての殴り合いは強いだろう。
次にラムが戦うのは剣の精霊だ。
精霊は普通精霊の国から出ないのだが、逸れたのか外にいる、しかも堕天もしていない特殊な精霊だ。
ダガー位の大きさの剣を生み出すことができ、アクロバットな動きをする精霊だ。
精霊の中ではご法度ほどじゃないが普通はしない無意味な殺戮を繰り返す。
まあ理由は強くなるためだろう。
精霊は基本的に不死身だ。
そのため生き急いだりはしない。
効率の悪い読書や精神統一などの方法でレベルを上げる。
魔物を殺してレベルを上げることもあるがそれはなんらかな理由がある時だけだ。
と言うか私利私欲に飲まれると堕天するはずなのにな。
ということは欲に飲まれていないのか?
じゃあなんで魔物を狩っているのか、不思議な精霊だ。
次にストームが戦う魔物だ。
クー・キネジーという特殊な魔物だ。
プレイヤーがなれない種族だ。
設定では普通の鳥が突然変異した固体だ。
魔力の多い所で生まれるとなることが多く、魔力を口から放出する。
非常に珍しい種族で魔力を体から常に放ち、魔物としてのレベルが上がると魔力の容量、質、すべてが上昇する。
質も量も上がるほど上げるのは難しくなる。
それが無くレベルとともにどんどん上昇する。
レベルの高いこいつの魔力弾を受けるのは得策ではない。
攻撃速度や威力、連射性は種によって変わるがどんなパターンでも強力だ。
この魔物が仲間になると知った時は全員びっくりしていた。
ゲーム時代でもあまりお目にかかれなかった。
次にハイルが戦うのは下級の火竜だ。
だが、竜は下級だろうと中級だろうと上級だろうと上に上ることができる。
最初のスペックが違うだけだ。
そしてこの竜はもうすぐ中級の竜になるほど力を蓄えている。
下級の状態なら容易に倒せるのだが戦闘中に中級になる恐れがあったから後に回した。
竜は一段上がるだけで格段に強くなるため慎重にそして迅速に対処しなければいけない。
次にシャドーが戦うのはシャドーマンというシャドーの下級種族だ。
だが、突然変異種だ。
弱っていたり圧倒的な弱者を自身の影に飲み込み一飲みにする。
そしてその影を増やす。
だからこの魔物は今は強力な魔物となった。
シャドー系の種族には影によって強力になる者が多い。
その中で影を強化できるのは強いアドバンテージだ。
そしてこの魔物もまたまた一つ上の段階に進もうとしていた。
だから、後に残しておいたのだ。
次にマストが戦うのは吸血鬼だ。
それもだいぶ古い吸血鬼だ。
こいつに関しては情報がほとんど得れていないが一番難易度の高い魔物と言えるだろう。
次にカナデが戦うのは魚人だ。
しかも一角の魚人だ。
骨を自分の体から生やしそれを武器として使い敵を刺し殺す。
やり使いとしての腕は見事な者で海中での戦闘を熟知しているようだ。
支援職のカナデがどうやって対応するのか見ものである。
次にフクロウが戦うのは自動人形だ。
だが、こいつはそこまで戦闘系ではない。
情報処理などを得意とする魔物だ。
じゃあなぜ最後なのかと言うと、勝負内容が情報処理の速度の勝負だからだ。
この勝負で勝てたなら仲間になるという条件だ。
正直フクロウの階層にはこういう魔物がいてほしいと思っていたので最高だ。
最後に俺の相手だが、まあそれは秘密だ。
そこまで強い相手ではないが最後まで秘密のほうが面白いだろう。
さあいこうか。
ダンジョンコアに戦場へと移動を命令した。




