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防衛最強のチーム異世界行っても負けること無し  作者: 本倉庫
防衛最強のチーム戦力増強に動く
23/31

ダンジョン改装1

プリセス指揮の元俺たちは自分の階層をどうするかの会議を行なっていた。

全員ゲーム時代のものを基盤として、更にそれをアレンジしたものを発表していた。

全員ゲーム時代よりも更に一歩自分の趣味に踏み込んだ階層となっている。

それを更に他の者の意見を加えて除去、追加をしている。

俺たちがダンジョンの改装に置いて最も重要視しているものは何かわかるだろうか?

それはコンセプトだ。

あるダンジョンでは負けることを無くすために、鬼のように強いダンジョンを作った。

たしかにそのダンジョンは負けなかった。

急に現れるボス級のモンスター、回避不可能な致死性の罠、回復不可なエリア、そういう代物をこれでもかと詰め込んだダンジョンだ。

しかしそこにはストーリー性もましてや一貫性もなくただただ強いだけなのだ。

そりゃあ鬼畜ゲーム大好きの変態マゾなら、そういうダンジョンに行くのかもしれないが生憎デスペナもあるこのゲームではそういう奴は殆どいない、だから俺たちはコンセプトを大事にした。

RPGのダンジョンのように階層ごとにしっかりとした作りにして、宝箱も用意した。

クリアされたことは無かったが、挑戦者が途絶えたこともなかった。

まあ俺らのダンジョンはある意味、初心者向けな部分もあった。

いや初心者ではなく、ある一定のランクを超えたらだ。

俺らのダンジョンの宝箱に入ってるものは大きく分けて3つある。

1つ目が俺らないでいらなくなったアイテム。

2つ目は元々宝箱用に作ったアイテム。

3つ目は挑戦者の装備だ。

1つ目、2つ目もまあまあいいアイテムなのに他の挑戦者のアイテムというと、上級者やランキング上位に位置するもののアイテムまで含まれる。(ゲーム時代のドロップは、装備している装備の一部と金の半分、ストレージに入っているアイテムの一部だ)

これに関しては全部無くすわけじゃないのでまあまあ良心的なのだが、それでも自身の装備の一部は結構堪える。

だから基本的に冒険者などの死と隣合わせの職業はサブの装備を使っていた。

基本的に死と無縁のランカー達はいつもメインのやつもいたが、そんな奴らの装備が低確率だが、1階層の死ぬ確率が低い場所にあるのだ。

そりゃあいろんな奴がわんさか来る。

1階層が基本的に硬いモンスターばかりなのも要因の一つだろう。


コホン、だいぶ話が脱線してしまった。

コンセプトの話だったか?

さっきも言った通り俺たちは階層ごとのコンセプトを大事にしている。

そのコンセプトを紹介しておこう。

1階層は死なず殺さずの覚悟の間

2階層は幾万の武器と戦士の城

3階層は無限ノ迷宮

4階層は竜の庭園

5階層は覚めない森

6階層は血の都

7階層は歌姫の海

8階層は研究所

9階層は死の楽園

10階層はダンジョンタウン


まあこんな感じだ。

ピンと来ないものもあるだろうから一つづつ説明しよう。

1階層の死なず殺さずの覚悟の間は、まあわかっているだろうが相手を殺さないことと自分が死なないことを重視している階層だ。

本来ダンジョンは侵入者を殺してなんぼなのだが、ポチの甘すぎる性格からこの階層は相手の体力を削ったり、モンスターの硬さでうんざりさせて侵入者を帰らせることが目的なのだ。

さすがにボスであるポチのいる場所まで到達されたら、本気で戦うように約束はさした。

まあそれでもポチは奴隷の首輪でなんとか負けようとしているので、もうその性格は折り紙付きである。

実例を出すと現在のHPの何割かを強制的に減らすトラップや、ゴーレムなどの耐久モンスターだ。


2階層の幾万の武器と戦士の城はラムの趣味に由来するコンセプトだ。

ラムは重度の厨二病で武器フェチだ。

この異常な癖を持っているラムは基本モンスターであろうと敵は武器を使ってないと苛立つ。

そして武器のぶつかりあいでやつは微少ながらも興奮する。

基本的にはその武器フェチは隠しているのだが、時々見えるその姿は『変態』の二文字がしっくりくる姿だ。

特に剣や刀が好きなラムの階層には大量の戦士型のモンスターが配置されている。

その数は1~9の間で最大だ。

逆にトラップは少ないどころか無い!

モンスターのみのある種脳筋な階層だ。

実例はさっき言ったように武器を持つ戦士型のモンスターの武器そのもののモンスター。


3階層の無限ノ迷宮はストームの性格とは一見かけ離れているように聞こえる。

ストームは基本めんどくさがりで無気力なのだが、やれと言われたことはこなす真面目な部分もあるのだ。

プリセスにお願いと言うか命令と言うかのやり方で頼まれたストームはいやいや言いながらしっかりと時間稼ぎをしている。

ストームの階層はプリセスが設計した迷路のような階層で、階層の中心にスポーンして東西南北のタワーにあるスイッチを押すと、階層守護者のストームと戦う場が出現するしくみになっている。

時間経過で変わる迷路と上から魔物による攻撃が飛んでくる。

上から覗くことは暴風によりできず上のモンスターを倒すのも至難の技だ。

そして、即死から嫌がらせまで様々なトラップがある塔。

最後にストームを倒しても新たな迷路をクリアしないといけない。

しかもこの最後の迷路は出口が二つあり片方が次の階層なのだが、もう一つの出口は前の階層に繋がっておりそこに入ると前の階層に戻されるだけではなく、ギミックが最初の状態に戻るのだ。

この階層を攻略するには根気と知力と運が必要だ。


4階層の竜の庭園はハイルの大好きな竜が大量に入る。

なんなら竜以外がおらず、階層には浮き島がいくつもある。

そのすべてが自然と人工物による完璧と言えるほどの美しさを誇っている。

ここに来た侵略者はその美しさに息を飲んだ。

ダンジョン攻略をしていることを忘れ周りを見渡すのだ。

一つ一つの島はそれぞれ特徴があり、そこにいるドラゴンとの対決もあり、ファンタジー感はハンパない!

この階層はいくつもある浮き島の中から8つのクリスタルを探さなければいけない。

そのクリスタルを一番大きな浮島にある石版に嵌めるとハイルが現れる。

ハイルを倒すとクリアだ。

まあストレスが溜まるストームのステージをクリアしたので、まあ景色だけでもリラックスできるやつにしようと思いハイルをこの階層にした。


5階層の覚めない森はシャドウの能力を最大限活かす為に作られた階層だ。

まあどんな見た目かは想像できると思うが深い森の中のような場所だ。

そしてその森の中に侵入者は召喚される。

だが召喚の仕方は特殊で全員バラバラに召喚される。

そしてこの森では仲間との会話をする方法のほとんどが無効化される。

思念通話などスキルや魔法やサーチなどの探知系も使えなくなるのだ。

この階層のクリア条件も他とは違い、今生きている全員と集合することがクリア条件だ。

全員が一ヶ所に集まると次の階層に転移する。

だが全員集まる前に何人かは絶対に死ぬ。

シャドーに殺されて終わる。

死者ゼロでクリアするには1人でダンジョン攻略する他ないのだ。


6階層の血の都もシャドーと一緒で自身の能力を最大限使うためにある。

この階層はいつも血の雨が降っている。

しかもこの血はマストの血だ。

感の良い方ならもうわかっただろうが酸化と封印が寄付された血が降っているのだ。

知らず知らずのうちに装備は劣化し、封印される。

そしてそれに気づかせないように武器破壊を得意とする魔物やマストの血で作られた眷属が襲い掛かる。

劣化した装備でマストに勝てるはずもなく侵略者は負ける、という階層だ。


7階層の歌姫の海はなかなかにいやらしい階層だ。

歌姫であるカナデを倒すことが次の階層に行く条件なのだが、カナデはマップ内を音で把握して相手から逃げながら行動する。

そしてカナデの出す声は歌姫のスキルにより人の心をリラックスさせスキルによって呪いと催眠を施す。

スキルが前の階層で封印された今それに抗うのは素の抵抗力のみ。

その抵抗力をじわじわと削り取っていく、それがカナデの戦い方だ。

しかもこの階層のモンスターは連携能力が高いものが多く配置されるため、相手に自身の状況を悟らせない。


8階層の研究所はフクロウが言葉を多く語らないためコンセプトが分かりにくくなっている。

まあ実際は確かに研究所のような場所なのだが、そこで研究は一切していない。

見た目だけのハリボテである。

だがその危険度は超ド級の研究所よりも危険だ。

この階層のモンスターは全てロボット系のモンスターだ。

そしてそれら全てにこの階層に来るまでの戦闘のデータが蓄積されている。

これが普通のモンスターなら別に問題なかっただろう、しかしロボット系モンスターにとって情報は強さに直結する。

相手の癖や弱点を発見しそれの対策をする。

上の階層で戦えば戦うほどこの階層のモンスターは強くなる。

実際にフクロウもそうで、用意周到なその戦闘は、隙がなくまるで未来が見えているかのようだ。

ゲーム時代に起きた大戦争の一つであるダンジョン侵略はこの8階層までで全てを撃退した。


大戦争というのはゲームの歴史に残るプレイヤー、NPCに関係なく数多くの者が戦い死んだ時のことをいう。

そして俺たちのダンジョンの大戦争は下克上の大戦争と呼ばれ、俺たちダンジョン側には魔王などの魔物系のチームのトップ層が多く付き、侵略者側には人間系の英雄や国家のチーム多数が参加していて参加層の範囲は準トップから初心者まで幅広い層のプレイヤーおよびNPCが参加した。

この侵略はこちらとしてもだいぶ楽しいものだった。

この大戦争以降ダンジョンのチームが増えたのも先輩としてはうれしいものだった。

まあ準ではなくトッププレイヤーが参加していたら結果は変わっていたかもしれないけどね。


さあ話は変わって9階層の死の楽園はまあコンセプトというよりはまあ単にかっこいいからってのもある。

この階層はこのゲームで唯一魔法封印エリアを常駐した場所だ。

なぜ魔法禁止を再現できないのかと言うとひとえに割りに合わないからだ。

この階層を作るために集めたアイテム、使った技術、協力した研究者、技術者などこれらをそろえて黒字を出すには相当な期間が必要だし、そもそも素材の獲得が至難のわざではない。

俺たちは侵略者を殺したりしてだいぶ素材があったがそれでもまだ素材獲得に東弄西走したものだ。

まあ結果的に使うことはなかったから大赤字なのだがロマンはあったし夢もあったから協力者を含めて満足だ。

魔法禁止といっても身体強化などの外部に発動しない魔法は封印できない、しかし魔法が弱点となるゴーストなどの魂系のアンデットモンスターや、一部の魔法が致命的な弱点のその他のアンデットにとっても強大なアドバンテージだ。

階層は無機質な神殿の内部のような作りでどこか違う世界に行ったようで、ファンタジーからもかけ離れている。

階層内にはアンデットが徘徊していたりトラップが設置されているのだが実用したことはない。

幻ともいえる階層なのだ。


まあ階層の話はこんなものだ。

おっとダンジョンコアに俺の階層の情報を伝える番がきたようだ。

さあさあ俺たちのダンジョン無双を進めよう。


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