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防衛最強のチーム異世界行っても負けること無し  作者: 本倉庫
第一章 〜防衛最強チーム手始めに情報を集める〜
15/31

いざ決戦へ

プリセスの作戦の説明が終わった。

まあ、作戦を要約するとこうなる。

まず敵をこの城に召喚する。

中に入った敵はトラップで削られていく。

そして、ある場所で俺が魔石を使ってからソウル・シールドを発動させて、そこで俺と遠距離型のメンバーで向かい打つ。

作戦と言ってもそこまで複雑なことはしない。

ていうか、今回のはシンプルすぎる。

まあでもこれはあくまでも、今の情報の少ない状態の作戦だ。

シャドーが持ってきた情報で多少変更するらしい。


これについて俺が思ったのがさ、俺の負担が多すぎたしないか?

魔石を使うなって言ったのはお前らなのに、魔石使わせるってどういうことよ。


「あなた、さっきの戦闘で一瞬使って解除してたら平気そうだったじゃない。平気そうなのに使わないなんて愚の骨頂よ。使えるものは全て使って生存率を上げるのよ」


俺が不満そうな顔をしていると、俺の心情を察したのか説明を入れてきた。

だが、やっぱり納得いかねー。

こんな綺麗に手の平返しされるとは思ってもいなかったからな。

心配してくれてると分かった時は結構感動ものだったのにな。

まあ、どうせ何を思ったって、何を言ったって恐らくこの作戦は変えれないし、正直変えることも望んでないからな。

どうせやるんだったら、大暴れしてやろうかね。

ダンジョンマスターとしての初仕事は防衛ではなく撃退になりそうだな。

俺はもうすぐ始まる戦いのために、スキルの熟練度を上げることにした。



俺が1人でスキルの熟練度上げをしている所に誰かが近づいてきた。

気配の方に目を向けるとそこには、レムルが歩いて近づいてきていた。


「よう」

「何か用か?」

「いや、別に用があって来たんじゃねえんだけどさ、暇だったからな」

「結構な数いた獣人達が、どっか行ってるじゃねか、お前も行けば良かったのに」

「いやな、行こうと思ったんだけどよお、エリアに2人で見てくるって言われて、除け者にされちまったんだよ。エリアっていうのは俺のカミさんな」


へーあの人エリアって名前なんだな、エリア・スコルってやっぱり可愛さの欠片も無い名前になるのな。

もうこのファミリーネームがある限り絶対に可愛い名前にはならないだろうな。


「お前、村長で一番強いはずなのにカミさんには負けるんだな」

「殺し合いの強さとこの強さは別だろ」

「まあな」

「そうだせっかくこのバカ広い空間が俺たち2人だけなんだし、模擬戦しようぜ!」

「お前ここ建物の中だぞ。せめて外に出てやれよ」

「そんなら外に出てやろうぜ!」

「まあ別にいいけどさ」

「よしそれなら善は急げだ、行くぞ」


そう行ってスコルは外に走り出した。

俺もそれを小走り程度の速さで追いかけた。



アホみたいに急いでいたスコルはすぐに見えなくなったが俺は速度を変えずに外まで来た。

外ではスコルが準備体操を始めている。


「おっ、やっときたか、そんなら始めようぜ〜」

「スタートの合図はどうするんだ?」

「適当でいいぜ」

「そんなら適当でいこうか」


正直、俺はスコルに勝てる気はしていない。

多少移動する時とかに、そこら中に浮いてる魂を回収していると言っても熟練度こそ結構上がるがレベル自体はレベル1にも関わらずそこまで伸びなかった。

俺は今のメンバー内では最高レベルだがそれでも全然、あいつよりも低い。

はてさてどうするか。


「安心しろゴース、俺は日向じゃないと全力を出せないんだ」

「全力は出せなくても戦えるだろ」

「まあな」


俺は少しセコイかも知れないが「まあな」を合図として戦闘を始めた。

後ろに下がりつつ魂魔法を撃つ。


「ソウル・ショット」


俺は自分の正面からの突撃を防ぐ為に、当たる可能性の一番少ない真正面に魔法を放った。

当然レムルはそれを回避して悠々と俺に近づく。

近づいてきたスコルにまだ俺は魔法は撃たない。

魔法の二重詠唱だ。

詠唱といっても魔法を想像し構築するので言葉は発しないのだが。

俺はスキル無しでも多少重複詠唱はできる。

といっても魔力操作がお粗末すぎて二重が今の限界だが。

それでも魔法の二重撃ちだ。

多少はレムルの邪魔になるだろう。


レムルは俺と距離を縮め、殴り合いを仕掛けて来た。

だが、それは予想以上にお粗末で、俺のステータスでも捌ける。

レムルは半獣での戦闘が苦手なタイプか?

もしそうなら、俺にも勝機はありそうだな。

俺は詠唱の完了した魔法を発動した。


「ソウル・ボム。ソウル・ショット」


ソウル・ボム、これは自分にある程度近い任意の場所に魂にダメージを与える爆発を起こし魔法だ。

他の属性のボム系統の魔法と違い周りに被害が出ないので結構使い勝手がいい。

俺はわざと右の大振りをして、右の退路を俺の手で塞いでからショットを放ち、左にボムを放った。

右や左斜め後ろに飛びのかれると、相手はノーダメージで回避されるのだがまあ仕方ない。

今の俺の実力では逃げ場なしの状況は、作れないからな。

俺は左右の斜め後ろに飛びのかれると思っていた。

だが実際は違った、俺の大振りの腕の下を通り抜けて俺の右川に移りそこから重い一撃を放った。

右に大振りをしたことで俺は、ガードが出来ず腹にモロくらいそうになった。

俺はゴースト、魔力を纏っていない攻撃は俺には届かない。

このタイミングでこれがバレるのはちょっと痛いが、仕方ない。

俺は驚いて固まっているレムルに向けて一撃、二撃と連続で攻撃を加える。

流石に攻撃されれば正気に戻るがそれでも俺は攻撃の手を止めない。

レムルは防御に一旦回ったがすぐに飛び退き一定の間を開けようとした。

だが、それは俺が許さない。

俺が近づいたことで間を開ける気をなくしたのか、レムルが地に着くとすぐにこっちに向かって来た。

俺はそこで魔法を放つ。


「ソウル・スナイプ」


さっきの魔法よりも速い速度のスナイプだ。

本当は遠い敵に精密攻撃する為の魔法だが、このタイミングで使っても問題はない。

レムルはそれを食らったが、そのままこっちに突っ込んできた。

俺は次にレムルの攻撃を捌き続けた。

受け流して、回避して捌き続けた。

レムルは別にバカじゃない、だから今も手に魔力を纏わせて攻撃している。

だが、魔力操作は得意じゃないようだな。

そっちに集中がいって防御が疎かになってるぜ。

俺はレムルの攻撃の手を横にずらして攻撃を開始した。

レムルは俺の攻撃をくらって不思議そうな顔をした。

そしてノーガードで俺に攻撃をしてきた。

予想通りで、計画通りな行動だ。

むしろ、そうしてくれないと俺に勝ち目はなかった。

俺はそう思いなが迫りくる拳を食らい、魔法を発動した。

レムルの拳は予想以上に強力で俺は結構な距離吹き飛ばされたが、レムルは俺の魔法をもろに食らった。

俺は吹き飛ばされ相当なダメージを食らったがまだ致命傷とは程遠い。

それに比べてレムルは拳を突き出した姿勢のまま気絶していた。

俺の攻撃を食らったらそりゃあそうなる。


なぜ、そうなるかって?

俺の攻撃は肉体ではなく、魂を攻撃するからだ。

魂ってなんぞや、と思うだろう、それは俺も思う。

だけど分かっているのは、生き物には絶対魂が含まれているということ、魔力と密接な関係があること、非実態であることだ。

生き物は理性があろうとなかろうと、植物だろうと動物だろうと、魂を持っている。

それは精神的なストレスや感情を抑えたり逆にぶちまけたりすることで、擦り減ったり強化されたりする。

肉体的な強化では殆ど魂は強化されない。


魔力と密接な関係があるというのは、体外に出た魂というのは魔素と呼ばれる物と合体し、魔力に変わるからだ。

だから、体外に魂を出して魔力と合成させるのは案外簡単だ。

まあ魔力と密接な関係というよりも魔力の素材みたいな物だと俺は思っている(実際がどうかは知らない)。

俺が物を触る時も手に魔力を流して実体化させないと触れ無い。


他にも、魔法使いは体感だが魂が強い気がするし、子供でも魂がむちゃつよのやつもいる。

魂魔法なんて使ってはいるが、案外知らないことの方が多い。

俺はゴーストだから魂の塊なのだが、飯とか食う時なんで俺魂なのに、食った物が下とかに落ちないのか疑問に思ったことが多々ある。

俺の予想では魔力に変換されているのだと思うのだが、実際はどうなのか調べていない、というか調べる気すら無い。

興味はあるのだが、そんなこと調べる時間があったら他のことするよね。

といった具合で気になりはしたが殆ど調べずに疑問のまま放置している。

そうそう俺が使った魔法だけど、ソウル・ニアという魔法で、超至近距離でしか使えない代わり威力が上がる魔法だ。

他の魔法じゃまだまだ動けただろうけどこれは結構強力なのだ。


俺は気絶したレムルを起こすためにレムルに近づいた。

そして顔をペチペチと平手打ちした。

魔法で回復もできるんだが、今魂魔法の回復系統を使うと熟練度の方向があらぬところに行ってしまうので使いたく無い。

元のレールに戻すのは結構大変なのだ。

平手打ちを繰り返しているとレムルが目を覚ました。


「やっと起きたか」

「ああ?なんでお前が俺の顔を叩いてるんだ?」

「お前が気絶したから起こしてんだよ」

「なんで俺が気絶なんてしたんだよ?」

「俺の攻撃を食らったからだろ」

「お前の痛くも痒くもない攻撃をか?」

「確かにその通りだがその言い方は弱そうに聞こえるからやめろ」

「いや、実際弱いんじゃねえのか?」

「じゃあなんでお前は気絶してんだよお」


レムルは朦朧としながらも現状を確認している。

なかなかにこいつは、失礼だがまあそれを気にしていてはこいつと付き合ってられない気がする。


「俺の攻撃は肉体じゃなくてもっと内面にダメージを与えるんだよ」

「そうなのか?変わってんな〜お前」

「お前こそそれで本当に狼ランクとやらの冒険者を倒してのか?」

「それがよ、俺は日が当たるところじゃないとなんか調子が出ないんだよ」

「・・・」

「本当だって、マジだからその目をやめてくれ」


怪しいな。

もしかしたらこの世界の冒険者、あんまし強くないんじゃね。

ていうか神の血を受け継いだ人間って案外たいしたことないんじゃね?


「ていうか体がすげえ重いんだけどなんでだ?」

「魂がダメージを受けたからな。まあ寝たら治るよ、たぶん」

「たぶんってなんだよ」

「たぶんはたぶんだよ。治る保証はしないけど、治らないことはないと保証しよう」

「んじゃ寝てくるけど・・どこで寝ればいいんだ?」

「さあ、好きなところで寝れば?」

「さあって、まあ寝れそうなところ探すわ」


そう言ってレムルは城の方に歩いて行った。

さあ俺はスキルの熟練度上げに戻るとするか。

俺は魂操作の熟練度を上げることにした。

まず、自分の体から魂を剥ぎ取りそしてそれを空中に飛散させる。

空中に飛散といっても魂は出来るだけ均等に飛散させる。

まあ均等に並べるなんて今の熟練度じゃ到底無理なんだけどね。

まあ出来るだけ均等にしたら、それを出来るだけ綺麗な球にしてまた飛散させる。

これを繰り返すだけだ。

色々試したがこれが一番熟練度の上昇が速いし、俺に必要な能力にあっている。

俺はそれを黙々とこなしていった。




人がどんどん集まってきた。

ポチとストームがプリセスに言われて集まるように呼びかけているのだ。

ストームは結構いやいやそうだが。

殆ど集まった時点で説明は開始された。


「みんなもう察しがついているでしょうけど、敵がここに侵入したわ。数や戦力についてはシャドーが調べてくれたわ」


そう言ったプリセスの目線がシャドーに前に来て説明しろと訴えている。


「はいはい、僕が調べた範疇の話にはなるんですけど相手の数は50人、1小隊です。実際の戦闘力は分かりませんが、見た感じでは全員が僕らよりも強いと思います」


やっぱり俺たちよりも強いんだな〜。

まあ生まれたてだし俺たちは、それにしても50人で200人殺しに来るわ余裕すぎるだろ。

もうちょっと警戒して、人数を増やすなりした方がいいのでは?

まあ敵さんの事なんて気にしても無駄か。


「聞いている限りでは作戦の変更は要らなそうね。それじゃあ全員移動しますわよ」


俺以外は映像局に向かった。

俺は面倒だけど自分の配置に向かった。

でも正直、レムルがあれくらいだったので結構余裕なんじゃねと思ってたりする。

まあその余裕で痛い目を見るのはまあテンプレと言ったところだろう。

まあしかしながら、今は面倒と思いつつ心に結構余裕があるのだ。

さあさあこれさえ乗りきりゃゆっくりできるんだ。

気合を入れていきますか!

俺は心の中でそう言い放ち自身の配置に走った。



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