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  作者: 羚羊
第二章 綺羅星
5/8

play possum

もしも錆びついたこの時代に


公園のブランコを漕ぎながら


愛を語り合う恋人たちを見たならば


きっと、そう、間違いなく


心は軋みだして嘔吐をしてしまうよ




見たくない景色を見なくてもすむ


賢いゴーグルは開発されないのかなあ




まだもう少し生きていたいから


自棄を起こして死んだふりがしたい




死んだふりをしてしまえば


きっとこの衝動はやり過ごせるはず




この歪んだ世界で呼吸を続けてさせて


浅ましいくらい、しがみつかせてよ




明日、眩しすぎる太陽が


揺れる木々を飾っている中で


夢を語り合う恋人たちを見たならば


しかし、ああ、だからこそ


幸せな道を歩んでほしいと祈ってしまうよ




まだもう少し生きていたいから


自棄を起こして死んだふりがしたい




貴族のような優雅さを意識して


斜に構えたポーズをとるんだ


そんな心の余裕をボクは愛している







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