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95【襲撃】

田中視点


「くそっ!

何で標的が俺に変わってるんだよ!

朝一番に部長に呼び出しをくらったし、もう俺の人生終わりだ!

沙耶や、沙耶の母親からも文句を言われているだって!?

そんなもん知るか!

何で、何で俺がこんなめに!

俺は、自分のことも考えたが沙耶のことも考えてやったことなのに!」


俺は、自分の家の小物などを投げたり壁を殴ったりしながら喚き散らす。


「何で俺がこんなめに!

アイツだ!

全部、佐藤快人とかいう男のせいだ!

それに俺の気持ちを理解せず、俺に攻撃まで仕掛けてきた沙耶も同罪だ!

二人とも殺してやる!

殺す、殺す、殺す、殺す!」


俺は、走ってキッチンに行き包丁を手に取る。


「殺るぞ!

やるったら殺るんだ!」


震える手を抑え自分に言い聞かせる。


「よし!」


俺は、覚悟を決めて包丁を持ち家から出た。


◇◆◇◆◇


「それにしても一日で解決とは、お前の両親凄いな。

何の仕事やってんの?」


「さあ?

知らん。

聞いても教えてくれなさそうな雰囲気だしな」


ホームルームが終わり、帰りの支度を終えいつものメンバーで少し話していた。


「てか、標的が快人から田中に変わったよな。

今頃、色々大変なんだろうな」


「まあ、やったことがそのまま返ってきた感じだから自業自得でしょ」


「おい、いつまでも話してないでさっさと帰れよ」


「はい、先生。

もう帰ります。

さよなら」


「はい、さようなら」


先生はそう言って何処かに歩いていった。


「じゃあ帰るか」


「そうだな」


今日も途中まで一緒に帰ることにした。


「おい!」


校門を出たところで誰かに呼ばれた。


「なんだ?

っておい!」


俺達は声のした方を向く。

そこには、包丁を持った田中がいた。


「田中さん!」


「え!?

こいつが田中か!?

てかこいつ包丁持ってるぞ!

ヤバいって!」


タクが声を上げる。


「俺をこんなめに合わせやがって!

沙耶もお前も!

ついでに傍にいるお前らみんなも!

全員殺してやる!」


うわぁー、こいつ壊れてやがる。


「え?」


俺はそう思いながら一番田中に近いところにいた沙耶をさりげなく後ろに下げた。

沙耶はその行動に戸惑っていたが俺が小声で「大丈夫」と言うと大人しく後ろに下がった。


そして、俺はみんなの前に出る。


「おいおい、自分の思い通りに行かなかったら人のせいか?

それに自分がした事の報いを受けてるだけだろ?

自業自得ってやっだ。

大人しくみんなから悪者扱いでも何でもされとけよ。

てか、そんなもん使えんのか?

腰が引けてるぞ?」


俺はわざと挑発をし、ターゲットを俺になるように誘導する。


「きさま!」


田中は俺の狙い通り、俺目がけて包丁を突き出しながら突っ込んでくる。


今日も読んで下さりありがとうございます。

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