81【琴音、ちょっとこっち座りなさい】
三本目!
「お菓子何かあったっけ」
俺はお茶を琴音ちゃんに任せお菓子を探している。
「お兄ちゃん〜」
「なんだ?」
カエデに呼ばれた。
「お菓子もう無いかもしれない」
「まじか」
無いなら仕方ないか。
皆には我慢してもらおう。
「お兄ちゃん、スーパーで買ってきてよ。
ついでに夕飯の買い物もして来て」
「夕飯の買い物もか」
お菓子だけなら近くのコンビニでも大丈夫だが夕飯の買い物もとなると少し離れたスーパーまで行かないと行けないな。
「ごめん。
買う物は後でメールするから、お願い」
「おう、わかった。
行ってくるよ」
「おお、ありがとう。
棚の上のにお財布あるから」
「了解」
「私もお手伝いしましょうか?」
琴音ちゃんがそう提案してくれる。
「いや、琴音ちゃんはカエデがサボってないか見張ってて」
「はい、わかりました」
俺はカエデに言わてた通り棚の上にある財布を持って家を出た。
◇◆◇◆◇
沙耶視点
「お茶どうぞ」
琴音ちゃんがお茶を持ってきてくれる。
「沙耶さん、ちょっと待ってね。
先にお兄ちゃんにメールで買う物送っとくね」
「うん。
わかった」
それにしても琴音ちゃんはいい子だよね。
「よし、終わった。
琴音、ちょっとこっち座りなさい」
「なに?
カエデちゃん」
そう言って琴音ちゃんが私の正面に座る。
「ってことでセッティング完了。
あとは若い二人でよろしくやってくださいな」
カエデちゃんって時々、年寄りみたいなこと言うよね。
「じゃあ、回りくどいのは面倒臭いし、途中で快人くんが帰ってきても困るから単刀直入に聞くけど。
琴音ちゃんは快人くんのこと好きなの?」
「ああ、そういうことですか。
お兄さんのことは好きですよ」
やっぱり。
「ですが、私の好きは恋愛的な好きではありません」
「え?」
「お兄さんに恋人候補が出来たってカエデちゃんから聞いた時は、驚きましたし、悔しい気持ちも少しはありました。
でも、奪い取ってしまおうとは少しも思いませんでした。
それよりもお兄さんが幸せになるならそれに越したことはないと思います。
多分、私の好きはどちらかというと兄妹的なものなんだと思います」
「お兄ちゃんの妹はこの私だぞ〜」
カエデちゃん、空気読んで少し黙っててよ。
「なので、沙耶さんは何も気にしなくても大丈夫ですよ。
そして、私とも仲良くしてくらると嬉しいです」
おお、琴音ちゃんは本当にいい子や。
「うん。
これから私と琴音ちゃんは友達だよ!
困ったことがあったらいつでも相談してね!」
「はい。
ありがとうございます」
「ほらね。
沙耶さん、大丈夫だったでしょ」
「うん。
カエデちゃんもありがとう」
「どういたしまして」
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