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75【勉強会】

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皆さん応援ありがとうございます!



「快人くん、ここどうやるの?」


「ここは、前のページに書いてある式を使って」


五月十二日、テスト一週間前になったため、今日は放課後に沙耶、奈緒、ジン、タク、木下さんの五人を家に招き勉強会をおこなっている。


初めは沙耶の性格の変わりようにジンとタクが驚いていたが、沙耶が「学校では猫被ってるんです」って言ったら一瞬で二人は納得した。

あの二人納得するの早くない?

もっと何かないのか?


「勉強全然関係ないけど松本さんと木下さんに質問あるんだけどいい?」


突然タクがそんなことを言い出した。


「なに〜?

大体のことなら答えるよ」


「松本さん達と同じ中学の友達から聞いたんだけどさ、二人とも中学では大人しい見た目だったんだろ?

松本さんは三つ編みメガネだったって聞くし」


「そうだね。

三つ編みメガネのザ・委員長みたいな見た目だったよ」


「私も、沙耶ほどではないにしてももっと大人しかったわね。

制服も着崩すこともなくキッチリ校則どおりに着てたし」


「じゃあ、何で高校デビューって言ったらいいんかな?

今までの大人しい感じをやめて今の感じにしたんだ?」


そう言えば俺も聞いた事あったな。

その時は確か忙しいが美陽さんが自分のせいで学校に呼び出されて欲しくなかったから出来るだけ真面目に振舞ってたけど、美陽さんの仕事が落ち着いてきてその実用がなくなったとかなんとか。


「えーと、快人くんと美波は知ってると思うけど私の家って母子家庭なんだよ。

それで、今は全然大丈夫なんだけどお母さん昔はめっちゃ忙しかったんだよ。

そんなお母さんを私のせいで学校に呼び出されて時間を潰させるのが申し訳なくて真面目にしてたんだけどお母さんの仕事が落ち着いたし、私達の高校ってそこまで校則が厳しくないからって感じかな」


「へぇー、そんな理由だったんだ」


「沙耶、それだけが理由じゃないでしょ」


木下さんが悪戯っ子のような笑みで沙耶に言う。


え?俺も今沙耶が言ったことしか知らないけど他に何かあるのか?


「あれは言っちゃダメなやつだよ!」


沙耶が慌てだした。

何だ?

そんなに恥ずかしいことなのか?


「いいでしょ、もう今更じゃない」


「そうだけどー」


「佐藤くんも気になるよね?

聞きたいよね?

ね?」


木下さんはそんなに言わしたいのか?

そんなに言われると本当に聞きたくなってくるな。


「うん、聞きたいかな。

沙耶だめか?」


「はら、佐藤くんも聞きたいって言ってるよ」


「美波が言わせたんでしょ!」


「なんでもいいから早く言いなさい」


「わかったよ」


今日も読んで下さりありがとうございます。

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