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57【土下座】

気まずい。

気まずいぞ!


学校からの帰り道校門でカエデとも合流し、女子四人と男子一人というとても注目が集まる集団で帰っている。

しかも、四人の女子はいずれも美少女で一緒に帰っている男子は平凡。

そして、何を考えているのか俺を四人のほぼ中央の位置に配置してきやがる!


泣きそう。

周りの人達からの目が痛い。


「なぁ、何で俺囲まれているんですかね?」


「だって、こうでもしないと逃げるか、俺は関係ないです的な感じで結構離れて後ろからついてくるでしょ!」


「そ、そんなことしないよ?」


はぁ、諦めてこのまま帰るか。



どっか喫茶店でもよろうという悪魔のような提案があったが半泣きで土下座したら勘弁してもらえた。


果たして俺は今日何回土下座をすればいいのだろうか?

泣きたくなってくるよ。


「た、ただいまぁ」


「ただいまー」


「「「おじゃましまーす」」」


家に到着し、みんなはリビングでくつろぎ始める。


俺はそんなみんなにバレないようにコソコソと自室に戻り着替えをしベットに寝転がる。


「ふぅ〜。

疲れた。

このまま寝ていいかな?

いいよね!

おやすみ〜」


ガチャ!


「お兄ちゃん何してるの!

早く降りてきてよ!」


寝させてもらえなかった。


「なんだよ。

お前らだけで遊んどけよ」


「へぇーそんなこと言うんだー。

わかった。

私達だけで遊んどくよ。

えーっと、お兄ちゃんのアルバムってどこだったっけ?」


カエデはそんな悪魔みないなことを言いながら部屋を出ていこうとする。


「待て!

我が親愛なる妹よ、降りる。

降りさせていただきます。

なのでアルバムは勘弁してください」


「わかればよろしい。

早く行くよ」


くそぉー!

大人しく従うしかないか。


俺はドボドボとリビングに向かう。


「あー快人くん遅いよ!

何しての!」


「いや、ちょっと眠たくてウトウトしてたよ」


リビングに行くみんなダラダラとお菓子を食べながら何か話しをしていた。


「てか沙耶」


「ん?

なに?」


「何でジンとか呼んだら駄目なんだ?」


「えーだって私が素でいられなくなるじゃん」


「いいだろ?

ジンとタクは俺の友達だから俺と一緒にいるならこれからも会う機会が増えるかもしれないんだ遅かれ早かれ言わないといけなくなるだろ?」


「それもそうだけど!

だからちゃんと奈緒ちゃんには学校で猫被ってること言ったよ!」


そういえばさっきから奈緒と素で話していたな。


「まあ、それは進歩と言うべきか。

だが最終的には学校でも素でいられるようになって欲しいんだからもっと頑張ってくれよ」


「わかってるよ〜」


今日も読んで下さりありがとうございます。

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