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4【喫茶店にて(中編)】

「え?俺まだなんかやってんの?」


「そんなこと言わないでよー

私からしたら嬉しかった出来事なんだから」


「あーはいはい。

ごめんよー」


「もう!

じゃあこれもヒント出すね。

佐藤くんがアルバイトしてるマックでの出来事です」


怒らせたのに申し訳ないが怒った顔は素直に可愛いと思ってしまった。


「んー、ごめん。

こっちのことは全然思い出せないや。

そしてなぜ俺がマックでバイトしてるのを知ってる?」


「そっかー。

佐藤くんあの時バイトしてたから仕方がないよ。

何で知ってるかはたまたまバイト帰りにマックによったらそこにいたんだよ」


「で、俺はその時何をしたんだ?」


「あの日は、佐藤くんがマックでバイトしてるのを見つけた日だったんだ。

たまたまマックに入ると佐藤くんがいて、

お、ラッキーって思いながらルンルンで入って商品を買って席について裏でポテトを揚げている佐藤くんを見てたんだ。」


「あ!それは思い出したぞ!

先週のことだろ!

めちゃくちゃ視線を感じて怖い思いをしながら働いてたんだぞ!」


「えー気づいてたんなら声かけてよ」


「知るか!まず顔なんか見てない!

てか見れなかった!

普通、誰かにじーっと見られたら怖くて見れんだろ!」


「まあ、そうだよね。

ごめんね。

じゃあその後のことも思い出した?」


「まあ。許してやろう。

いやそれしか思い出せんが?

まだなんかあったか?」


「あの時、佐藤くんを眺めるために真ん中らへんの所に座ってたからヤンキーに目を付けられてナンパされちゃったんだよ。

それを佐藤くんが助けてくれたんだよ」


あーあのマック客結構来るからそう言うこともたまにあるんだよねー


「申し訳ないが多分店長に行ってこいって言われて助けに入っただけだぞ?

それに多分やった事なんて軽く注意してしつこいようなら警察呼びますよ?って脅したぐらいだっただろう?」


「うん、全然それでもいいんだよ。

さっきも言った通り。

私は実際に助けられたし。嬉しいと感じたんだから。

ありがとう。」


「おう、わかった。

どういたしまして?」


2人は恥ずかしくなり顔を真っ赤にして数秒沈黙した。


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