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23【綺麗な髪】

また、ジャンル別日刊入れました!

皆さんありがとうございます!

「あれ?

松本さん、髪の毛乾かさないの?」


「私の髪は長いからリビングでゆっくり乾かそうと思って」


そう言って松本さんは俺にドライヤーを見せる。


「へぇ〜。

やっぱりそれだけ長いといろいろ大変なのか?」


「そうだよ!

ちゃんと手入れしないとすぐに枝毛が出来たり、毛先がいたんできたりもう最悪!」


松本さんがこの世の終わりみたいな顔で言う。


松本さん顔芸も出来るのか、芸風豊かな人だな。


「お、おう。

ご苦労さまです」


「うむ、苦しゅうない」


その返しなんかおかしくない?


まあいいけど。


「せっかくだしお兄ちゃんが乾かしてあげたら?」


カエデがいきなり変なことを言い出した。


「おい」


「それいいね!」


俺が否定しようとした時、松本さんが凄い勢いでくいついた。


そのまま松本さんは、俺の座っているソファー前の床に女の子座りで座り俺にドライヤーを渡した。


「なぁ〜。

女の子って髪触られるのとか嫌なんじゃないの?」


「まぁ、人によるかな。

快人くんならウェルカムだよ!」


「お兄ちゃんもうだうだ言ってないで早く乾かしてあげなよ」


「はいはい。

わかりましたよ」


そうしてドライヤーをつけ、松本さんの真っ黒で綺麗な髪に触る。


うわ!

すっげーサラサラだ!


俺は、松本さんの髪に感動してしまい、乾かすのを忘れてなでなでしてしまった。


「あのー快人くん?

私の髪を気に入ってくれたのは嬉しいんだけどせめて先に乾かしてから撫でてくれないかな?」


松本さんのその言葉で俺は我に返る。


ちゃんと乾かし始める。


「あ、ごめん」


「いいよー」


「それにしても綺麗な髪だね」


「そうでしょ!

自慢の髪なのです」


ちょっと悪戯したくなってきた。


「あ、枝毛」


「ぎゃぁぁー!」


松本さんは凄い声で悲鳴を上げ枝毛を探し始める。


「どこ!?

どこにあったの!?

ねぇ、快人くん!」


松本さん必死な姿に罪悪感がわいてきた。


俺は、ソファーの上に正座をして頭を下げた。


「ごめんなさい」


松本さんはホッとした表情になった。


「謝ってくれてるってことは枝毛はないんだよね?」


俺は顔を上げ、無言で松本さんの目をじっと見る。


「え?

どっち!?

あるの!?

ねえ?!」


「お兄ちゃん、ちょっと弄りすぎだよ」


冷蔵庫を漁っていたカエデがリビングに帰ってきていた。


「はーい。

松本さん大丈夫だよ。

枝毛もない綺麗な髪だよ」


「そう。

良かった〜。

じゃあ、快人くん続きお願い」


「了解です」


俺はまた松本さんの髪を乾かし始めた。


今日も読んで下さりありがとうございます。

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