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第七話

「ふんふ〜ん♪」


「どうしたんだ、カイン? やけにご機嫌じゃねえか。」


「おっ、サジか。 そりゃなんたって今日は初めて実戦の授業があるからな。 やっと戦えるんだ、テンションも上がるってもんだぜ。 カハハ!」


カインたちが入学してから一週間がたった。 カインが授業中寝ていて通算12回ほど魔法をくらったこと以外は、平穏な日々だった。 そして今日は四時間目に初めての実戦授業があるということで、カインはワクワクしていた。


「サジ、すぐに教室移動するぞ!」


「早っ!? さっき三時間が終わったばっかじゃん。 もう少しゆっくりしていこうぜ。」


「馬鹿やろう!!」


バキィィ!!


「げふぅ!!?」


カインの綺麗な右ストレートがサジをとらえた。 サジは顔を押さえながら床でのたうち回る。


「基本は10分前行動だろうが。 貴様それでも軍人か!!」


「いや、軍人じゃねえし!? しかも10分前行動って授業終わったと同時に向こうにいなきゃいけねえじゃん!? まったく、他の授業は寝てばっかでやる気ねえのに。」


「俺は天才だからな。 あんな授業聞かなくてもまったく問題ない。」


「へいへい、そうですね。お前は天才ですね。」


何回目かとなるカインの言葉を聞いたサジは、いつものように適当にその言葉を流していく。内心ではそんなわけないだろぉぉぉお!!と思いっきり叫びながら。


「あんたら何やってんの?」


ちょっとしたコントをしていたカインとサジに、シンクを引き連れたルナが話しかける。


「はやく教室移動しないと遅刻するわよ?」


「「えっ?」」


ルナそう言われたカインとサジは急いで時計を確認する。 すると既に授業が始まる2分前になっていた。


「またこんな展開かよ!!マズいぞ!!実戦の担任は厳しいってことで有名なんだ!!」


サジは調べた情報を披露しながら、急いで授業の準備をしている。 カインは準備をすでにしていたので、サジの準備が終わるのを待っていた。


「それにしてもルナ、まさか君がカインたちを助けるなんて意外だよ。」


その慌しい様子をヤレヤレといった感じで見ていたルナに、シンクが話しかけた。そんなシンクを見てルナは大きくため息を吐いた。


「チームなんだから仕方ないじゃない。 あいつらが遅刻して連帯責任になったりしたら嫌だし。」


「おい、ルナ。」


サジの準備が終わり、いざ教室を出るというときに、カインがルナに話しかけた。 ルナはカインが話しかけてきたことに少し驚き、何よと言ってカインの方に顔を向ける。


「教えてくれてありがとな。 一応礼言っとくぜ。」


そしてまさかカインが礼を言うとは思っていなかったルナは目を丸くしてしまう。


「…………あんたが礼を言うなんて、今日は槍でも降るんじゃ無いの?」


「なっ!? やっぱお前に礼なんか言った俺が間違いだったぜ。この嫌味野郎!!」


ルナの悪口を言い放ったカインはサジと教室を出て、実戦授業をおこなう第一練習場に向かった。


「待ちなさいよ!! わざわざ教えてやったのに!! このチビ!!」


それを追いかけるルナ。そしてルナについていくシンクは小さく呟く。


「…………やれやれ、素直じゃないな。」












ここは実戦授業をやる第一練習場。 広々とした場所で、周りは壁に囲まれていて、上には青空が広がっていた。 そこの一角に生徒たちが一人の女性の前に集まっていた。


「私が実戦授業担当のマリア・アーノルドだ。 今日は欠席者も遅刻した者もいないな。 若干遅れそうになったものいたが……」


黒髪のショートカットで、はきはきとした口調のマリア。 彼女はキリッとした目をしていて、美人ではあるが軍人のような雰囲気をしていて、少し近寄りがたい感じがある。


「もし私の授業をサボったり、遅れたりしたらキツい罰を科すからな。よく覚えておけ!!」


マリアは声を張り上げて生徒たちに念を押すように言う。生徒たちはそんなマリアの雰囲気に呑まれて思わず敬礼をしていまう。ちなみにカインたちはなんとかチャイムが鳴る前にこの第一練習場に着くことができた。


「この場所は基本や簡単な戦闘を行うために作られた所だ。 よってこのようなシンプルな構造をしている。 他に第二練習場、第三練習場があるが、その説明はそこを使うときにまた説明しよう。さて既にチームを決めていると思うので、各自チームに分かれてくれ。もし余っているやつがいるなら速やかに私のところへ来るように。」


マリアの言葉に生徒たちはゾロゾロと動き出す。 そして全員がチームで集まり、マリアが指示して柔軟体操を始めた。 マリアはそれを見るとすぐに戻ってくるからサボるなよ、と一声だけ残して第一練習場を出て行った。


「ねぇねぇルナさん。 そんなチームに入ってないで、こっちのチームに来なよ。」


マリアが出ていってすぐ、 柔軟体操をしていたルナに一人の男子が話しかける。 ルナは柔軟体操を止めて、その男子のほうを向く。


「前にも言ったじゃない、これはコニル先生が決定したチームだから無理なのよ。」


「そんなこと言わないでさぁ、あの先生は適当だからきっとバレないよ。」


今度は違う男子が話しかける。 するとだんだんとルナの周りに男子たちが集まってきた。 全員がルナを自分のチームに勧誘している。 ルナは面倒くさいと思いながらそれを全部断っていく。

 

「ふんっ、なんでそんな女とチームになりたいのか理解できねぇな。」




ピタッ




そこにカインがはっきりとした声で言葉を発する。 騒がしかった男子生徒たちは一瞬で静かになり、ゆっくりとカインの方を見る。


「おいカイン!! お前なにふざけたこと言ってんだ!! ルナさんとチームになりたいやつがこんなにいるのに、よりによってなんでお前がルナさんと同じチームなんだ!!」


「ていうか私のことそんな女って何よ、そんな女って。」


「先生が勝手に決めたんだから仕様が無いだろ。」


「だから私のことそんな女――――」


ルナが言ったことは完全に無視して、念入りに柔軟をしながらカインは答える。そんなカインの態度に男子生徒たちは怒りを露にする。


「くっそー!! 一人だけ良い想いしやがって!! おい、みんなでアイツを殴り倒すぞ!!」


オオォォォオ!!!!


男子生徒が一斉に手を上げて咆哮する。 カインはその中にサジがいるのを発見したが、あえて無視をした。というよりツッコむことすら面倒くさくなっていた。静かだった第一練習場に騒がしさが舞い戻る。 カインは柔軟を止めて男子生徒たちの前に立つ。


「おい、お前ら。」


ビクッ!!


そしてカインが目つきを普段の時より鋭くし、男子生徒たちを睨む。 睨まれた男子生徒たちの体が一瞬ビクッと反応し、第一練習場は再び静寂に包まれた。


「(な、なんて威圧感なの。 私ですら一瞬ひるんじゃったわ。)」


ルナは男子生徒たちの中心辺りにいたので、カインの睨んでいる範囲内に入っていた。 カインの威圧に少し驚き、ジッと事の成り行きを見守る。そしてカインはゆっくりと口を開いた。


「誰が誰を殴り倒すって? 俺もなりたくないチームになって腹が立ってんだよ。 やるなら覚悟したほうがいいぜ。」


カインは言葉の最後でニヤッと笑うと、一度ルナと対峙した時と同じように拳を顔の前に持っていき、ステップを踏みながら構える。大勢に囲まれても動揺する様子を見せないカインに男子生徒たちは少し身じろぎする。


「くっ、しかし敵は一人だ。 戦況的に有利な我々が負けるはずがない。 いくぞ!! みんな、かかれぇぇえ!!」


ウォォォオオー!!!


しかし一人の男子生徒が大きく声をあげると、男子生徒たちが一斉にカインに向かって走り出した。 そしてカインも負けじとその男子生徒たちへと突っ込んでいく。ルナはその場から早々に退避していた。


「久々の戦いだ!! 楽しませてくれよ!! カハハハハ!!」


カインは大声でそう言いながら豪快に笑う。そしてカインと男子生徒たちがぶつかり合おうとした瞬間


「何をやっとるかぁぁあ!!!!!」


ピタッ


突如第一訓練場に怒号が響き渡り、凄い勢いだったカインと男子生徒たちの動きがピタリと止まる。 そして全員が声のした方へと顔を向ける。 そこには鬼の形相をしたマリアがたくさんの武器を持ちながら立っていた。


「お前ら…………私が少し目を放した隙に何だ、この騒ぎは。」


マリアは武器を地面に落とし、拳を思いっきり握り締めている。 マリアの体からは目に見えるほどの魔力が放出されている。そんなマリアの様子を見て、騒いでいた生徒たちの汗は止まることなく大量に流れていた。


「誰がこの事件の発端だ。 正直に答えろ。」


簡単に、しかし有無を言わさないような威圧感を放ちながらマリアは生たちへと問いかける。


「全ての発端はカイン・エルリックです!!」


そしてそんなマリアの問いにすばやく反応したのはサジだった。サジは声を張り上げて勢いよくカインを指さす。


「なっ!? お前!?」


「そうかお前か、カイン。 貴様のことはよく耳にするぞ。 なんでも授業は寝てばっかりで、入学式当日に問題を起こしたそうじゃないか。」


「いや、マリア先生、あの、これは違うんだ!!まずはゆっくりと話し合おう!!」


魔力を体中から大量に放っているマリアがゆっくりとカインへと近づく。カインは自分の命の危険を感じてなんとかマリアを説得しようとした。しかしマリアはそんなカインのいうことに全く耳を貸すことなく、カインの目の前まで来て、そして


「問答無用!!」


ブン!! バキッ!!!!!


「げぼぉぉぉぉおぉぉお!!!!」


マリアの殺人級パンチがカインの顔面にクリティカルヒットする。 カインはそのまま吹っ飛び、地面で何回もバウンドしながら最後には壁にぶつかってその場に倒れこむ。 マリアはフシュゥゥウっと白い息を吐くと、まだ驚愕している生徒たちへと顔を向けた。


「お前たち、今後このようなことをやってみろ。 その時は連帯責任として全員に罰を与えるぞ。 わかったな!!」


「「「「イエス、サー!!!」」」」


生徒たち全員が息を合わせて敬礼をする。 そして全員がこの先生にだけは逆らってはいけない、と心に刻んだ。













「うっ………う〜ん。」


30分ほど経った頃、やっとカインが気絶から目を覚まそうとしていた。


「(あれ? 俺はどうして寝転がってんだ? はっ!? この後頭部にあたる柔らかな感触、これはまさか男なら一度は経験したいよねランキングの上位に入る膝枕というやつか!?)」


「あっ、あんたやっと目覚ましたの? いつまでも枕敷いて寝てないで起きなさいよ。」


「一瞬で男の夢を崩してんじゃねぇよコノヤロー。」


カインが目を開けると、そこにはカインの壮大な期待を一瞬で打ち砕いたルナが立っていた。ルナはコイツ何言ってんのといった感じでカインを見ている。


「あら? まさか私に膝枕でもしてほしかったの?」


「まさか。 優しくて、可愛らしくて、純情そうな女の子にだったらしてほしかったけどな。」


「ねえ、私はその項目に1つも当てはまってないの?それって女性としてどうなの?」


「まぁお前は既に女として終わって――――」


ペシッ


「いつっ!!!?」


ルナに軽く顔を叩かれただけで、カインの顔に激痛が走る。


「ふん、ケガ人は大人しく眠ったように死んどきなさいよ。」


そしてルナはそんなカインを見ながら鼻を鳴らす。カインはあまりの痛さに顔を押さえてうずくまったまま動けないでいたが、痛みが少しひいた頃に口を開いた。


「な、なんで俺はこんなケガしてるんだ?」


「あんた覚えてないの? マリア先生に思いっきり殴られてそのまま気絶したのよ。」


あまりの衝撃に軽い記憶障害が起こっているカインは、頑張ってさっきまでのことを思い出そうとしている。


「…………はっ!! そうだった!! てかサジはどこだ!? あいつだけは俺がこの手で殺す!!」


記憶を取り戻したカインは拳を握りしめながらキョロキョロと顔を動かす。どうやらサジに謀られたことを根に持っているようだ。さっきの痛みを忘れてサジを捜すことに全神経をそそぐ。


「サジならあそこにいるわよ。」


「なに!? どこだ!?」


そう言われてカインはルナが指差した方向へ意気揚々と向かおうとする。 しかしサジの横にいる人物を見てすぐに動きを止める。


「げっ!? マ、マリア先生……。」


「ん? やっと目を覚ましたのか。 今後はこのようなことがないようにしろよ。 罰としてお前は一週間、実戦の授業は隅っこでずっと正座してろ。」


「ええっ!? そ、そんな………。」


ガックリとうなだれるカイン。 マリアの斜め後ろで笑いを堪えているサジ。 その状況をバカみたいと呆れて見ているルナ。そしてカインは頭を垂らしながらトボトボと元いた場所に戻った。 カインはそのまま正座をして、生徒たちが模擬戦をしているのを羨ましそうにジッと見る。


「自業自得ね。 結局はあんたが私をバカにしたから悪いのよ。」


「うるせー。 ところでお前なんで俺に付き添うんだ?」


「す、好きであんたに付き添ってるんじゃないんだからね!! 一応チームメートだし、それにシンクに頼まれたから仕方なく付き添ってあげてるのよ。」


ルナは少し顔を赤らめながら喋る。 あせりながら喋るルナを見てカインはこいつアホみたいだなっと思ったが、声に出すとまたややこしいことになるのはわかっていたのであえて言わないでおいた。


「で、そのシンクはどこにいるんだ?」


「シンクはもう模擬戦を終えてあそこで休んでるわ。」


カインがルナの指差した方向に目をやると、そこには笑顔で座りながら模擬戦を見ているシンクがいた。


「ていうかなんでいきなり模擬戦なんかしてんだ? 普通は基礎から始めるもんだろ?」


「マリア先生が最初にみんなの実力を見ておきたいらしいのよ。 みんな持参した武器や、マリア先生が持ってきた武器を使って戦ってるけど、まるで子供のケンカね。」


そう言ってルナは模擬戦をしているところを見る。 二人の生徒が剣を持ってブンブンと振り回しながら戦っている。


「本当だな。 でも今は誰でもいいから戦いたかったぜ。 久しぶりに戦闘ができると思ったのによ、ハァ〜〜。」


深いため息をしながらまた頭を垂れるカイン。 そんなカインを横目で見ながらルナは20分ほど前のことを思い出していた。














「ねぇシンク。 こいつのことどう思う?」


「こいつって……カインのこと?」


生徒たちが模擬戦を始めた頃、ルナとシンクはカインの介護をしていた。 実際しているのはシンクだけなのだが。サジはカインが起きたときのためを考えてマリア先生の近くから離れようとしない。 そしてシンクが枕をカインの頭の下に敷いて、一段落したときに真剣な顔をしたルナがシンクに話しかけたのである。


「う〜〜ん、あのパンチをくらって生きてるなんて奇跡としか思えないよね。」


「そうじゃなくて、いやそれも凄いとは思うけど。私が言いたいのはあの時の殺気ともいえる威圧感のことよ。 私ですら一瞬たじろいじゃったわ。」


ルナがそう言うとシンクの微笑が少し消える。 いつもはニッコリとしている目を開いて何かを考えるように手を口にあてる。


「僕はカインの後ろにいたからわからなかったけど、ルナがたとえ一瞬でも尻込みするなんて凄い事だよ。 カインは相当な実力者ってことじゃないかな。」


「でも威圧感だけ凄いって奴も稀にいるし、やっぱり私はこんなアホが強いだなんて信じられないわ。」


「………まあそれは今考えも仕方が無いよ。 とりあえず今は様子見ってとこだね。 じゃあそろそろ僕の番だからカインのことは任せたよ。」


「えっ、ちょ、なんで私が!?」


この場から去ろうとするシンクを見てルナは思わず大声をあげてしまう。


「チームメートでしょ? カインが起きてもケンカしないように仲良くするんだよ。」


さっきまでの表情が嘘だったようにルナに微笑みかけるシンク。 そして一言残すと模擬戦をおこなっているところに歩いていった。


「まったくもう。 …………でもこいつ、私が魔法唱えた時も、今回もまったく焦らずに余裕の表情だったし…………まさか、ね。」













「………………」


「おい、ルナ。」


「………………」


「おい!!」


「ひゃい!!!?」


考え込んでいたルナにカインが話しかける。 いきなり大声で呼ばれたせいでルナの口から意味不明な叫び声があがる。


「なんつー声出してんだよ。 ていうかお前はもう戦ったのか?」


「ま、まだよ。」


まだ心臓がドキドキしているルナが答える。 それを聞いたカインはそうかと言ってニヤリと笑う。そんなカインを見てルナは眉間にしわをよせる。


「なに笑ってるのよ、気持ち悪い。」


「まだお前の実力をはっきりと見てないからな。 あんときは相手がザコすぎたし。 お前の模擬戦楽しみにしてるぜ、カハハ。」


すこし意表をつかれたルナは少し間を置いたあと、心底楽しそうなカインを見てフッと笑みをこぼす。 しかし見られないようにすぐにカインに背を向けた。


「ふん、まあ私の実力を見てせいぜい驚いてなさい。 それじゃそろそろ私の番だから行くわね。 あんた結構元気そうだし。」


「すぐに負けて俺をがっかりさせんなよ。」


そんなカインの言葉に一度だけルナは振り向く。その顔には自信が満ち溢れている。そして一言だけこう言い残していった。


「誰に言ってるの?私は女神よ?そんな勝利の女神である私が負けるはずがないじゃない。」


ルナは背負っていた大きな杖を手に取って、悠々と模擬戦がおこなわれているところへ歩いていった。


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