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現代版アリとキリギリス

作者: 北斎


アリたちは働き者です。越冬の為、夏や秋にかけて食料を自分たちの巣に溜め込みます。


アリというのは、女王アリがその統治を行っているので、基本的には平等な教育が成されます。アリたちの知能はほぼ均一に揃えられています。


キリギリスたちは夏になっても、越冬の準備はせずに、遊んでいました。


キリギリスの世界は、頭のいいものだけが生き残れるのです。キリギリスは、種から植物が生まれ、やがて実となることを知っていました。


ある春の日、キリギリスはアリたちに、確実に木の実を手に入れる方法を教える代わりに、作った木の実の半分を自分たちに納めて欲しいと提案しました。


アリたちにとっては、利点が多い話です。1日中歩き回らなくても、植物を育てれば確実に木の実が手に入るのですからアリたちは承諾しました。


キリギリスはアリたちに植物の育て方を教えました。アリたちは毎日働き、無事に木の実を手に入れました。去年の倍の時間は働いておりましたが、去年の倍ほどの量の食料が手に入ったので、アリたちは大喜びです。


後日、キリギリスはその半分の食料の徴収に来ました。アリたちは、お礼と共に食料を納めました。


キリギリスは笑って受け取りました。

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