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階段

作者: 仲島香保里

前作・「夢」という詩の次作といった作品です。

夜も更けた 星も満ちた

月は欠けた 時は満ちた


目を閉じた 光が途切れた

目を開けた 光は見えぬ

掌の熱は 冷めやらぬ


(そら)から 吊られた この四肢(カラダ)

目の向く場所から 

どろ どろどろ みるみる溶け落つ

目を覚ます術 見当たらぬ


進めど進めど 終わらぬ階段

足が縺れた 転がり落つも

階段が 終わることはなく

暗い道が 後にも先にも 終わらない


恐怖に おののけば 目は裂ける

涙 流せば 目は溶ける

恐怖に 叫べば 舌は抜け腐る


血が踊る 踊り狂い 狂い踊る

血は 紅い華咲かせ

白い肌も 美しく彩る

道案内は 滴る血に任せ

終わらぬ道を 歩き進む

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― 新着の感想 ―
[一言] 詩「階段」を読みました。 なんだか奥が深い、捉え方次第で怖くも楽しくもなるような詩だと感じました。 他の詩も拝読いたしましたが、どれも、物悲しいような、それでいて、引き込まれるような作品だ…
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