閑話 登場人物 用語解説
長編に渡ることとなり、登場人物や用語の解説を章毎に追って行います。
特段に読まなくても大丈夫なように作ってはおりますが、ゆっくりと整理されたい方のために作りました。
◆◇◆ 登場人物 ◆◇◆
スタイア・イグイット
騎士団の準騎士でありながらリバティベルの店主。
赤い髪、曲がった背中、どこか飄々とした青年。
過去に奴隷だった過去を持ち、いくつかの大きな戦乱を経験している。
ラナ
リバティベルの女将。
銀色の髪、赤い瞳というヨッドヴァフでは見ることのない風貌の美女。
いつも不機嫌そうな謎の多い女性。
シャモン
リバティベルに入り浸る酔客。
ぼさぼさの金髪に褐色の肌を持つ気だるげな瞳が特徴。
皮肉めいた箴言を吐く温情家。
アーリッシュ・カーマイン
第七騎士団の団長でありスタイアの良き理解者。
長い黒髪の間に、鋭い瞳を持つ凛々しい青年。
スタイアと共に大きな戦役に従事していたことがある。
フィルローラ・ティンジェル
聖フレジア教会の司祭。
膝の裏まで伸びた綺麗なブロンド、芯の通った目鼻筋のヨッドヴァフでは指折り数えた方が早い美人。
教会と騎士団の業務統合の調整役をしている。
ダグザ・ウィンブルグ
聖堂騎士長の一人。
褐色の肌と金色の髪の活発で直情的な少女。
業務統合で第七騎士団に出向してきた。
シルヴィア・ラパット
聖堂騎士長の一人。
金髪の巻き毛と白い肌のどこか冷めた少女。
業務統合でダグザと共に出向してきたが、過去にスタイアの指揮下で戦役に参加した経験がある。
ユーロ
教会の墓堀。
浅黒い顔とざんばらに伸びた黒髪、漆黒のコートの偉丈夫。
口数が少なく、結論から先に物を言うしゃべり方は人に誤解を招く。
◆◇◆用語解説◆◇◆
リバティベル
ヨッドヴァフ王国首都グロウリィドーンの外れにある冒険者達が集まる酒場。
ヨッドヴァフ王国
ヨルグン大陸の東側に位置する王制国家。
北にアブルハイマン山脈、東に大海洋、南にヨシュ砂漠、西にコルカタス大樹林が存在する。
グロウリィドーン
ヨッドヴァフ王国の首都
中央に王城グロウリィハイムを置き、東西南北に主要道路であるグロウリィロードが延びる。
北に工業区、東に住宅街、南に繁華街、西に商業区と区分けされ、それらを高い城壁が囲う形となっている。
城壁内部はひしめき合うように立てられた石材の建物の間を石を敷き詰めて造られた道が縦横に走り、主要道であるグロウリィロードに通じる。
冒険者
奴隷制度が廃止され、広く技術解放を行った国の各機関から技術を習得し生計を立てている者の総称。
だが、正確には定職につけない浮浪者の蔑称の意味で使われることの方が多い。
奴隷
金銭で売買され、所有権を他人が持つ人間を指す。
現在でも非合法に取引を行っている者がおり、また、冒険者として自らを救済する術が無い者も奴隷として甘んじている。
章を追うごとに判明した設定を追加し、このように設けていきたいと思います。