いざ!じゃんけんショーブ!!〜真李菜side〜
さーてと〜〜〜??
これは一体どっちが勝つんでしょうね?
じゃんけんですよ?
あーでもこの2人の場合だったら永遠にあいこが続くんじゃ?
それはそれで面白い…
「じゃあやろうか?竜忌。」
「おう。……じゃーんけん」
「「ポン!!!!」」
竜忌:グー
留夏:チョキ
「「「あっ」」」
3人の声がシンクロした
「ま、、負け…た」
留夏が泣きそうな顔してその場にヘタヘタと座り込んだ
──そんなに悲しかったの?
「はっ、じゃんけんで負けるなんてな。まぁでもいい勝負だったじゃねぇか。な?留夏。」
「竜忌…。」
「でもやっぱりお前は俺様に勝てないってことだな!!ガハハハハハハハ!!!!!」
たっくん。
あなたその笑い方キモいです。
やめてください!
お客さん引いてます!
スッゴい冷ややかな目でこっちを見てます!
「……っつうわけで!賞品は俺のモノだな?」
たっくんが私の方を振り返って見た
「えっ、あっ、うん…。」
「俺は願いは1つだ。」
願いかよ。
私は魔法使いか?
「真李菜…」
「は、はい!!」
あまりにも真剣な目をしてこっちを見るもんだからついつい声が裏返っちゃった
「明日俺とデートしろ」
─────えっ?