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スキル資産家になって、異世界スローライフ!〜今度こそ不労所得でセミリタイアを目指す〜  作者: 星火燎原


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60/66

第60話 おでん殺法

 0(:3 )~ ('、3_ヽ)_←ボコボコにされたタナケン


 俺は記念すべき第60話だというのに開幕ボコられていた。一話飛ばしたと勘違いしてしまう人もいるかもしれないが、おでんツンツン魔王補佐にボコられていたのだ。


「お主がおでんツンツン魔王補佐の煽りに乗るからじゃ! 早く逃げるんじゃ!」


 遠くから爺さんの声が聞こえてくる。俺は瀕死になら目を向けると、体長8mぐらいの魔人(多分ダークマターの真の姿)とウサ太郎が激闘を繰り広げていた。善戦していて草0(:3 )~ ('、3_ヽ)_←一方的に負けた主人公


「ふふふ、これで私のバイトリーダー昇格は間違いなしね」


「ちくしょー。俺にもっと力があれば……0(:3 )~ ('、3_ヽ)_」


 俺は朦朧としながらも、おでんツンツン勇者を倒せる手段を考える。誹謗中傷以外の方法で( ᷄ᾥ᷅ )←主人公の鑑


 …………( ᷄ᾥ᷅ )


 ハッ!!!( ‘ᾥ’ )



 ********************************


 ※第39話より


「クビになった勇者が町周辺にかけた防衛魔法スキルだよ。結界があるうちは邪悪なモンスターが街に入ってこれないんだ」


「ほへー。突破される前に……ってことはやっぱりモンスターの力が強くなっていて破られそうになっている感じなの?(´・ω・`)」


「ううん。おでんをツンツンして炎上したから誹謗中傷が凄くて、勇者のメンタルが弱まって結界が崩壊しそうなの」


「自業自得じゃねーか!(´・ω・`)」



 ********************************



 そうだ、おでんツンツン魔王補佐を誹謗中傷して倒さなくてもメンタルを削れれば結界は弱まるんだ!( `ᾥ´ )


「うおおおお!! タナケンダッシュ!!( `ᾥ´ )」←新技(走っているだけ)


「あ、また逃げた! 逃げないで私に攻撃しなさいよ!」


 俺が向かったのはコンビニである。


「なんのつもり? わざわざ自分から逃げ場がないところに入ってくれるなんて」


「それはどうかな( `ᾥ´ )」


 俺はレジ前に置かれたおでんを温めている名前がわからない謎の装置を見せつける。


「なっ! そ、それは……」


「ふふふ、おでんツンツン魔王補佐の黒歴史を掘り返す兵器だ。これが見える位置で戦えば結界が弱まるはず!( `ᾥ´ )」


「な、私の結界をなめないでよ!!!」


「くらえ! タナケンちくわ投げ!( `ᾥ´ )」


 俺はおでんを温めている名前がわからない謎の装置に手を突っ込んでちくわを取り出す。そして、そのままおでんツンツン魔王補佐へ投げつけた。


「そんな攻撃が効くわけないでしょ! 食べ物反射シールドスキル(レベル5)!!!!!」


 おでんツンツン魔王補佐の目の前にご飯マークが描かれた結界が展開される。しかし――


 ぐさっ! パリーーーン!!!!!


 ちくわが刺さった結界は粉々に砕け散った。


「そんな……私の結界が……!」


「どうだ! これが俺の新しい力だ!( `ᾥ´ )」


「ぐぬぬ……卑怯よ! これが主人公の戦い方なんて!」


「??? 俺は誹謗中傷していないぞ?( `ᾥ´ )」←すっとぼけ主人公


「くぅーー! 私なんかよりアンタの方が外道だわ! 食べ物を粗末にして!(※)」


 ※今回の話で投げまくったおでんは終了後、クロが全て食べました。


「なんとでも言うがいい! くらえ! タナケンはんぺんミサイル!( `ᾥ´ )」


「!? 危なっ!」


 おでんツンツン勇者は避けまくる。意外と反射神経がいい。


「追撃だ! タナケンこんにゃくビーム!( `ᾥ´ )」


「熱っ! おでんの汁が顔に!」


「よし、地味にダメージを与えている!( `ᾥ´ )」


「くっ……! でも、それはどうかしら?」


「なんだと!?( `ᾥ´ )」


「自分の手を見てみなさい!」


 俺は自分の手を見た。


 普通にやけどしていた。


「私にダメージを与えるよりも自分の方がダメージ大きいじゃない! あと何回投げれるかしら?」


 くっ! タナケンおでん殺法の弱点がバレてしまった。そう、この技は自分の手と引き換えに放てる諸刃の剣なのである。おでんツンツン魔王補佐、流石に勇者をやっていただけあって洞察力が鋭い( `ᾥ´ ;)←誰でもわかるわ


「それにおでんの具にも限りがあるわ! アンタの腕がギブアップするか、おでんの具が尽きるか、どちらが先か見ものだわ!」


「くっ! 覚醒技を初披露回で破られたら主人公のメンツが丸潰れだ! くそ! タナケンゆで卵ボールをくらえ!( `ᾥ´ ;)」


「あらあら、ヤケクソになっちゃって」


 おでんツンツン魔王補佐はそこら辺に置いてあった弁当の蓋を開けて、飛んできたゆで卵をキャッチした。


「なっ……!( `ᾥ´ ;)」


「おかずまでプレゼントしてくれるなんて親切なんだねwww」


 そう、結界は弱まっても所詮はおでんの具を投げているだけである。キャッチできるものがあれば、割となんとかなってしまうのだ。あと煽り方がうぜー!


「久々のご馳走だわ! 牢屋に入れられていたときはピーマンしか出てこなかったから、ずっとご馳走を食べたかったのよ!」


 おでんツンツン勇者は大喜びで弁当を食べ始めてしまった。俺の腕はやけどで凄いことになっているというのに、向こうは弁当を食べて体力を回復させてやがる。


 再び追い詰められる俺。向こうからは見えていないだろうが、実は残っているおでんの具も一つだけ。あと一球で倒せなければ俺の負けである。


 俺の負け……?


 俺が負けたら世界はどうなってしまうんだ?


 それにシャルは……。


 俺の脳裏にシャルと過ごした思い出が流れる。


「うおおおおおお!!( `ᾥ´ )」


 雄叫びを上げた俺はおでんを温めている名前がわからない謎の装置に手を突っ込む!


「何度やっても無d……えっ!?」


 おでんツンツン魔王補佐の額に汗が浮き出てくる。


「うおおおおお!!( `ᾥ´ )」


 俺は最後の具である! だいこんを手に取り! 投げずに! 持ったまま! おでんツンツン魔王補佐へ走り出す!


「ま、待って! アンタ正気!?」


 俺は正気だ。おでんツンツン魔王補佐を倒すには、このだいこんを確実に当てなければいけない。


 だから投げずに直接ぶつけにいくのだ。


「キャーーー!」


 おでんツンツン魔王補佐は悲鳴をあげながら逃げ出す。あんな精神状態では結界を作り出すこともできないだろう。


「それ(だいこん)を早く離しなさいよ! 自分の手がどうなってもいいの!?」


「ああ! シャルやクロ、アイリ、ついでに爺さんやウサ太郎とその他大勢を救えるなら片手ぐらいくれてやる!( `ᾥ´ ;)」


「くっ……ってぎゃふん!」


 おでんツンツン魔王補佐は盛大に転び、ついに追い詰めた。


「これが俺の覚悟だ」


「ちょっと……私は元勇者なのよ!?」


「そんなの関係ない! くらえ! タナケンだいこんファイナルアタック!( `ᾥ´ )」


 俺はあつあつのおでんをおでんツンツン魔王補佐の口に突っ込んだ。


「熱ツツツツツツ!!!!!!! ……きゅーんバタッ」


 あつあつのだいこんにより、おでんツンツン魔王補佐は気絶した。


「ハァ……ハァ……厳しい戦いだった( `ᾥ´ ;)」


 真っ赤に腫れた手を水ジャバジャバスキルで冷やす。早く逃げなくては――と思った矢先だった。


「ぎゃふん!」


「ピギィ!」


 空から爺さんとウサ太郎が降ってきた。


「爺さん! ウサ太郎!Σ(´・ω・;`)」


「すまん……わしらではダークマターを食い止めることはできんかった」


 爺さんが指差した先には翼を大きく広げた黒いドラゴンがいた。大体50メートルぐらいで、なんか胸付近にブラックホールみたいなのが渦巻いている。


「え? なにあのドラゴン!?Σ(´・ω・`)」


「あれがダークマターの本当の姿じゃ」


「さっきはでかい魔人みたいな姿だったのに(´・ω・`)」


「魔人形態は第三形態じゃ。ダークマターは一定のダメージを与えると形態を変えてくるのじゃ。ちなみに今のドラゴン形態は第七形態じゃよ」


「爺さん達、めっちゃ善戦していて草(´・ω・`)」


「タヌウン、気をつけるのじゃ。ダークマターは自身の半径20m内なら好きなところに暗黒物質を発生させることができるのじゃ。それに当たると暗黒状態に陥り、毎秒HPを吸われてしまうのじゃよ。またダークマター自身が暗黒物質だから攻撃が通らないのじゃ。しかし、あの胸部分にブラックホールみたいな渦があるじゃろ。攻撃するときにだけあそこに目玉が出てくるんじゃが、どうやら目玉にはダメージ判定があるようなのじゃ。だから、そこを攻撃すると良いかもしれないぞぃ」


「攻略法まで暴いちゃっているよ(´・ω・`)」


 ダークマターがこちらへ飛んでくる。


『無駄だ。わしを倒すなんて不可能だ』


「なんだと!? やんのか!? ……いっ!!Σ( `ᾥ´ ;)」


「どうしたんじゃ、その手は!」


「おでん投げていたらこうなった(´・ω・`)」


「なに遊んでいるんじゃ、このボケ主人公!」


 爺さんに怒られて「俺なりに頑張ったんだよ(´;ω;`)」と落ち込んでいると、ダークマターのブラックホール部分に目玉が出てきた。


『これで貴様らは終わりだ』


「そうそう、あんな感じに目玉が出てくるんじゃ。目玉が出てきて大体32フレーム目ぐらいで、どこかに暗黒物質による攻撃判定が発生するから気をつけるのじゃ!」


「なるほどね。ん? なんか暗くなったような?(´・ω・`)」


 俺と爺さんは上を見上げると、そこに暗黒物質(黒いヘドロみたいななにか)が浮いていた。


「そうそう、あんな感じに浮いているときは降ってくるから要注意なのじゃ」


「なるほどね。……って早く逃げなきゃじゃん!(´;ω;`)」


 俺が爺さんとウサ太郎を抱えて逃げようとした瞬間、空から暗黒物質が落ちてくるのが見えた。それは一瞬のことで、「あ、俺死んだわ」と悟る時間すらなかった。いや、ないはずだった。


『!?』


「ん? あれ生きているぞ???(´;ω;`)」


 振り返ると、そこには見慣れた姿が立っていた。


「タナケン、お待たせ!」


「シャル!!!!!(´;ω;`)」


 シャルは普段と変わらない微笑みを見せるが、どうやら降ってきた暗黒物質を全て切り刻んだらしい。どうやって切ったんや(´・ω・`)


『忌まわしき勇者め! ついに来たな!』


「私がいない間に好き勝手してくれたようだね、これからは私が相手だよ」


『よかろう。そこの男を倒して無力化させるつもりだったが、こうなった以上、正々堂々と戦ってくれるわ!』


 ついに始まる。シャルとダークマターとの最終決戦! 割と前から最終決戦続きだけど、どれが最終決戦なんだ。あと俺の出番はもう終わり???(´・ω・`)←蚊帳の外な主人公



 ********************************


 その頃、体育館では――


「ふわぁ……おなかすいた」


 クロが目覚めた。

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