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ライト・イン・ザ・ミドル~魂のど真ん中  作者: もこもこ
第一章 Season 1 高校入学編
1/3

1 Season 1 運命に導かれて~

ご覧いただきありがとうございます。


本作品は全てフィクションです。

実在するものではありませんので予めご了承ください。


応援してくださると幸いです。


2023年夏の全国高校野球選手権大会決勝。

場所は兵庫県にある聖地甲子園球場。



今年もさまざまなドラマを生んだ第105回全国高等学校野球選手権大会。

通称『甲子園大会』も残すとこ、この決勝戦のみ。



「さぁ延長11回裏も2アウト。」

「千葉県代表総武学院高校。県勢48年ぶりの甲子園優勝まで後アウト一つ。」

「対する地元明岩商工高校も粘りを見せ、2アウトながらランナー2塁。ランナー返れば同点のチャンス」

「ここで明岩商工迎えるは、8番キャッチャーでキャプテンの朝来君。意地を見せたい場面です。」



何もしていなくても汗が噴き出てくるような暑さの中、まさにチャンピオンが決定する瞬間である。

48年ぶりの千葉県代表か地元30年ぶりの兵庫県代表か。甲子園球場はお互いの応援団と野球ファンで超満員。



流石地元の高校ともあり、明岩商工の応援がひときわ目立つ。

しかし千葉代表総武学院も吹奏楽部が強豪である為、攻撃中は全国トップレベルの演奏を繰り広げていたので雰囲気は最高潮に。

現在延長11回裏2アウトランナー2塁。得点3対2と、まさに決勝にふさわしい舞台となっている



「朝来君は今日ノーヒット。今大会ここまでヒットは初戦と2回戦で1本ずつ出ていますが23打数2安打で調子が中々あがってきておりません」

「しかし全試合の投手陣を巧みにリードしここまできた立役者、この打席で終わってしまうのか、はたまた次に繋ぐ打席になるのか」



総武学院は現在守備のタイムをとっており、伝令をマウンドに走らせ最後の作戦会議をしている。

絶対エース浦安を中心に輪になりグーの形を作り掛け声に合わせ天に向けて全員で気合を入れた。



野手が散らばり、エース浦安がロジンバックを手に取り最後の打者と勝負する為マウンドに足を掛ける。



「105回の甲子園もいよいよ大詰め。エース浦安君とチームの頭脳朝来君両者が勝負の舞台に立ちました。」



球審の『プレイ!!!』と人差し指があがる。




━━━━━━━━~丁度そのころ~━━━━━━━━



千葉県某所



「後アウト一つだよ!48年ぶりの優勝だよ!私もう見てられないよ…大丈夫だよね…」



「…………」



「ひかる?ねぇひかるってば!聞いてるの?」



「はわぁ~ぐーすぴー」



テレビを見ながら女子中学生の紗彩が同じくらいの男子中学生光に問いかけている。

この二人もまた甲子園の中継をテレビ越しに見てるが、紗彩の問いに光は…寝ている。



「ひかる…この状況で寝れるって非県民なの?どんな神経してるの?野球大好きなくせにこの状況で寝れるとか冬眠中のクマなの?」



「ZZZ…紗彩ぁ…ふぁわ~ゲッツ―取るよぉ…ぐーすぴー」



「…………」



夢の中で守備についているのだろうか。紗彩にゲッツーを狙うぞと声かけしている光の姿を見てつい手がでてしまう。




「いいからおきろぉぉぉぁ…ぺちーん!!」




紗彩のフルスイングビンタが光の頬にクリーンヒットしたのだ。




彼女の名前は稲毛紗彩いなげさやポジション・ライト 学力優秀◎学年順位5位


蓮沼ヶ丘中学で野球部に所属した女の子。

見た目はショートカットで年相応の見た目をしており、幼さも少し残るがパッチリとした目をしている。

野球で運動しているせいか身体は歳より少し大人びて見えるが胸は…成長中だ。。。

それでも一般的な女の子と同じくらいだと推測!?出来る為、野球で努力したのと大人の女性に変化していく過程が上手くバランスが取れている。



両親と兄の影響で野球を始め、大のロッテファンである。

性格はハキハキとしており、お姉ちゃん気質な優しさがあるので学校でもみんなに好かれてる女の子。



決してマドンナと言われれば違うが、こういう健康的でハキハキとした女の子に恋する男も結構多いはずだ。



そんな紗彩にビンタをされやっと目が覚めた光が起き上がる。




「痛てぇ~何すんだよ!!」

更新は不定期となりますが一生懸命執筆したいと思います。


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