【気になる日本語シリーズ】人の命が掛かっているのにお金の話をするなんて!
いつもお読み頂きありがとうございます。
連載をちょこちょこ進めつつ気になった事を綴っています。
私が絶対正しいなんて露程も思ってませんので「そうじゃないだろ!」と怒られた方、ごめんなさい。
まさかこんなに早くこのシリーズを投稿するとは思って居ませんでした。
今回も批判殺到のネタかなと勝手に思ってます。
(前回がそうだった訳ではないですが)
今回のお題は
【人の命が掛かっているのにお金の話をするなんて!】
です。
医療現場などで時々聞く言葉ですよね。
この話のきっかけも、他の方のエッセイでそんな批判をされたというのを読んだからです。
さて、この言葉。
日本語としてはちょいちょい省略しているのはお分かり頂けるかと思います。
それは、
「誰がお金の話をしたのか」
「誰のお金の話をしたのか」
です。
多くの場合、医療従事者がお金の話をすることに対して批判しているのではないでしょうか。
それは本当に批判すべき対象なのでしょうか。
もちろんブラックなジャック先生のように通常よりも桁が2つ3つ多いと批判したくもなるでしょう。
しかし普通の医療従事者の方々は治療に必要な医薬品の代金と自分たちの食費、生活費を請求しているだけです。
それがいけないと言うのは彼らにご飯を食べるなと言っているに等しい。
正に非人道的な発言ではないでしょうか。
もしそんなことはないと言う方がいらっしゃれば、まずは1年、何も食べずに無給で働いてきて下さい。
私が考えるこの言葉の「誰が」は、医療を受ける側の事です。
言い換えれば、
「人の命が掛かっているのにお金を出し渋るなんて!」
これが本来の意味なのではないでしょうか。
治療費が1万円なら受けるけど100万円なら受けない。
それはつまりその人に100万円の価値はないと言っている訳で、確かに「人の命に値段を付けるなんて」と怒っても良さそうです。
あ、もちろん100万円がどうしても用意出来なくて泣く泣く治療を受けるのを断念される場合もあるかと思います。
こういった話もブラックなジャック先生の話のなかに出て来ましたね。
興味のある人は読んで見てください。
私の結論としては、批判されるべきは
・ボッタクリをした人
・お金を出し渋った人
ではないでしょうか。
医療従事者の尽力にはいつも頭が下がる思いです。
そこに唾を吐くような人こそ蹴り飛ばされるべきです。




