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39 俺は後悔してない

すみません。少し遅れました……



「おいおい、また盛大にやったらしいな」


あれから、図書室で図書委員としての仕事を完璧にこなしてから図書室の鍵を返しに職員室に立ち寄ったときに担任の先生に呼び止められた。


さすが、グズだな。


こういうのは、仕事が早い。


「なんのことだかわかりません」


「ここですっとぼけるのか?」


先生は笑いながら言う。どうやら、そんなに怒ってるわけではなさそうだ。


「すっとぼけるもなにも自覚が全くと言っていい程ないので」


「ウソつけ。実際は絶賛後悔中なんだろ?」


「それは違います」


俺はまっすぐ先生を見てそう言った。

確かに、後悔はした。けれど、もう後悔はしてないのだ。俺は正しいことをした。


だからまったく自分の行動を恥じていない。


「そうか……」


先生は、そう一言だけ言った。

たぶん、わかったんだろう。俺がホントに後悔してないことが。


「先生は怒ってますか?」


そう尋ねた。

だって、今の先生は怒ってるわけじゃないけど、笑っているわけでもない。いままでそんな先生を見たことがなかったから急に俺は不安になったのだ。


「いや、全然怒ってない……むしろ羨ましいくらいだ」


「羨ましい?」


「お前にとっては、推薦はとっても大事だったろうに……他人のためにそんなことができるお前が羨ましい」


「もしかして、先生にもそんなことがあったんですか?」


「ああ、あったぞ?昔なんて理不尽の塊だっからな。ぶっちゃけ今より全然ひどい…」


「へぇ……」


意外だった。先生にもそんな過去があったなんて。


「それにしても、お前が暴言吐くとは予想外だったけどな」


先生は笑いながら言った。ほんとに司書さんはどこまで話したんだか……もしかして、本気で俺のこと潰す気でいましたかねぇ……


「俺も予想外でした。絶対言わないようにしてたんですけど…」


「まあ、ほんとにキレる時は制御できないもんだからな。でも、社会人になったら社会的に終わるからしちゃダメだぞ?」


「わかりました……」


これはマジの忠告だ。

もう、わかる。


「じゃあ、この話はおしまいだ。今回だけ目を瞑ってやる」


「え!!いいんですか??」


「まあ、初犯だからな。厳重注意ってことで許してやる。それに……」


先生はそう言って手招きする。

耳を貸せってことかな?


「俺もあのBBAは、ぶっちゃけ嫌いだ」


「生徒にそんな私情もらしていいもんなんですかねぇ…」


だが、そこが逆にこの先生の魅力的なところでもある。


「いいんだよ。たまになら」


社会人もなんだかんだ大変なんだな。


「じゃあ、あとは道長先生にちゃんと叱っておいたって言っとくから」


「ありがとうございます。それと未来さんは図書委員として続けられますか?」


これがいちばんの懸念材料だった。あの先生のことだからやめされる可能性もある。


「いや、普通に大丈夫だ。司書の先生にそんな権限ないからな」


「安心しました……」


「ずいぶんと心配してたけどあれかな?やっぱ大切な人だとそういうもんなのか?」


「からかうのはやめてくださいよ…」


「うわぁ…あまずっぺえなぁ!ビール欲しい!」


「酒のつまみにすんのやめてもらっていいですか?」


「わるいわるい…」

って、謝ってるけど、全然反省してないな。

もう、帰りがけにコンビニ寄る未来が見える。


「じゃあ、俺は帰りますね」


鍵は置いたし、話もできた。それにもう、結構外が暗くなっているのだ。

学校ももうじき閉まるし。急がねば。


「おう、気をつけて帰れよ。」


「はい、ありがとうございます」


「小鳥遊!あと、長続きするといいな」


「なんで、しってるんですか…」


図書室に監視カメラついてるかもしんないから今度確認してみよ。

それと、帰ったらまた水泳のメニューと勉強しないと。


そんなことを考えながら俺は帰路に着いた。

お読み頂きありがとうございます!

ちょっと、急いだので修正入るかもです。


新連載を開始しました!


タイトルは、『カウンセリング部の俺のところに学年の美少女が相談しに来た件〜カウンセリング終わったはずなのになんで毎日くるんだよ〜』です。


シリアス展開少なめにする予定で1話1500文字程度で軽く読める作品なので、もしよかったらお願いします!

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