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第弐回 神隠しと神前の約束


※一個人の解釈です。


「で、次が、神隠しと神前の約束か。」


「和系ファンタジーで都合よく使われるワード五指に入るでしょうね。

 と言うか、某刀剣擬人化で政府関係で捏造するとありえないって言われるけど。

 審神者が審神者である以上、メインの審判者がいるはずでしょうって話になるんだよねぇ。」


「仲介者、媒介者だもんな審神者は本来。

 メインの審判者と人に在らざる者達との仲介だもんなぁ、本来は。」


「うん、と言うかね、その辺りは割りとネムキ系統に多少は残ってんだけども。

 そのせいで、アラサープレイヤーと若い子猫ちゃんたちとの温度差ヒドイ。」


「後、プレイヤーの審神者の中には、付喪に恨みやなんかの負の感情もたれてるのもいるよな。」


「いるねぇ。

 基本的にね、付喪に限らず、神様ってのは人間大好きよ。

 信仰、其は力也、じゃないけどそれもあるから人間が好きなのよねぇ。」


「でも、末席でも神様はカミサマなんだよなぁ。」


「全部を分霊でも人間に委ねるのはありえないからね。

 展示にしても、逆に人間見物してるって子もいるぐらいだし。」


「それを『××見たかったのにぃ』(裏声)とか言われるぐらいならまだしも。

 巫女服コスプレで、『○○、お勤めご苦労様』(更に裏声で)とか言われたらなぁ。」


「あー、現物見なくても、その後に行って兄者が激おこスティックファイナリ(以下ry)だった?」


「うん、付喪って人間の感情で多少姿かたち変わるけど。

 付喪自体が個人の所有物になること自体ねぇからな。

 御物も、天皇個人というより皇室の所有物って意味もあるからな、アレ。

 一応、天照大御神の末裔って言う信仰があるから、許してる部分あるし。」


「某むっちりエロインナー雅丸もゲームよりになってるしね、そういう意味で人間って恐ろしいねぇ。

 異端を排除するくせに、異端を何よりも変えるのも、人間だもの。」


「うん、夕海、笑顔でうっそりすんな。」


「まぁ、枕はここまでにして、とりあえず、本題。

 真名のほうでもちょっと語ったけど、神隠し自体、色々な要素が入った言葉なんですよね。」


「人攫い、人身売買、後、殺人の隠蔽、殺人の言い訳。

 ついでに、成人と言うか、奉公前の早死にへの慰めも入るか。

 この辺りになると風俗史と民俗学の範疇だけどもな。」


「一応、本当の意味で神域にお招きするってのもあるけども。」


「殺人の方は、クチ減らしも含めてくれ。

 どっちかと言うなら、東北の座敷童もここに入るけど。」


「豊作であれば、フグの子であっても生かせておけるけど、飢饉、江戸年間に限っても四回はデカイのあるし。

 当時の米とかだと、福島以北で十全育ったか怪しいからね。

 黒米とかだと、収穫高がなぁ。」


「フグだから、福の子として母親への情で縛って座敷童となすだもんなぁ、うん。

 あのカメラマン小僧のしでかした件は、宿の件で二件は帳消しになるぐらいには、一能力者としてぶっ殺したいことだが。」


「うん、採取した話に限ってでも、フグなりで口を減らすのは絶対に『外から嫁してきた者』だからね。

 そういう意味で、本当、日本って村社会よねぇ。(目が笑ってないうっそりとした笑顔)」


「話は巻き巻き戻すが、そういう俗なのを抜いた神隠しがタイトルの神隠しだよな。」

(盛大にスルーしつつ)


「まぁ、そうなるね。

 それも、創作物系統の神隠しは狭義と広義がごっちゃになってるのが多くて正直ぶん殴りたい。」


「お前もそういうの書いてるよな?」


「創作として創作してる部分はね。

 それでも、知識ありきで書いてない程度は分かるからね。」


「一応、広義としては浦島太郎のあれも、神隠しなんだよな。」


「どの筋をとるかにもよりますけど、亀を助けた浦島太郎が、竜宮城で酒池肉林しての玉手箱を持って帰って数百年後だったから玉手箱開けてしわくちゃ爺になっちゃったって話ね。」


「そうそう。

 この場合、海神わだつみの娘の城って言う神域に招かれて、三日三晩過ごして帰るって話な。」


「元々は、一方通行じゃないとまでは行かないけど、自分の領域、大体は神社なんかの少し位相のずれた空間に連れて行くのが神隠しなわけで。」


「無理矢理連れてってはないわな。

 とくに、付喪どころか、村社レベルのカミサマでも同意ありで辛うじて生きてるレベルのお話だもん。」


「付喪や信仰が八幡に飲み込まれたりしてる村社だと、それこそ自分の中に招くことになるので。

 自殺行為だよねぇ、太陽を飲み込むほうがまだ、ワンチャンなぐらいに生きてる人間招くのはリスキーです。」


「まだ、死に立てほやほやを“うっかり”もぐもぐ招く方がまだマシだよな、それ。」


「それでも、次の神無月にイザナミ様にうりうりといびられること請け合いです。」


※イザナミ様=根の国の主神。

 ナミ「アンタなんか嫌い。アンタの国の人間を1000人毎日殺してやる」

 ナギ「お前のことは愛してるよ。それなら、私は人間を1500人生み出そうではないか。」

 つまり、日本で生まれて死んだ人間の魂は、イザナミ様のものとも解釈できる状態。

 正確には、北欧神話のヘル達みたいに分業かもしれないけど。

 閻魔様とかは、道教系の考え方なんだよね、仏教とかの。


「それも、ケースバイケースだけどね。」


「うん、だから、初めて某刀剣擬人化で神隠しって聞いたとき、どうしてそうなんの!!?ってなったよ。」


「だよなぁ、あれは付喪を更に人間に扱えるようにあれこれ式神っぽくした分霊を(作中での刀の付喪の呼び方)って呼んでるんだと思う。

 設定作ったのあの人だって聞いた時点でその辺りも考えてるじゃないかって思うがな。」


「さすが、ガ○パレ好き。」


「夕海もやろうぜ?」


「無理、私には合わない。」


「メガテン系が好きなのにか?」


「本編はリプレイと小説のみだしね。

 仮面とサバイバルは、異伝だから別だって。

 ドラクエナンバリングとモンスターズを一緒にするようなもんだよ。」


「まーな、でも、ライドウ好きだろ?」


「こたちゃんが、うっかりそれ風味になるぐらいには。

 ガンパレが可愛く聞こえるレベルで、あの辺りの設定、殺意先輩にきくたけ御大の“世界珠”のあれとタメ張るって言われたけど解せぬ。」


「そこは解せ。」


「二次とは言え、ある程度整合性取りたいじゃん。

 正直言って、二次のほうがえぐいけど、一次の裄瀬家シリーズも大概にえぐいですから。」

(※二次関係の設定を抜いたのが、一次の裄瀬家シリーズだけど元々の死に設定の関係でえぐい)


「まぁ、次女ちゃんの前の一つが三日月宗近の脱殺人童貞の相手云々とか?」


「うん、あの剣豪将軍の最期以外にも使われてたらからの設定だったんだよねぇ。

 話し戻そう。」


「おう、戻そう。」


「んで、二次系統の神隠しの場合、『好きだから隠してしまおう』とか『嬲り続ける為に隠してしまおう』とか言うけど無理だからね。

 それこそ、魂限定ならワンチャンレベルに無理。」


「まぁ、辛うじて、県内で三指ぐらいでかい神社のメインか、某伏見の山の中の方々なら出来るんだろうけど。」


「自分も相手も生き残る前提でとはつくけども。」


「おう、神様って呼ばれた以上、神隠しは出来るぜ、それがカミサマだからな。」


「鶏卵なとこあるけど、隠した後に消滅しても、隠せるから神様なんだもん。」


「で、神前の約束云々は?」


「これさ、初詣の時に限らず、神社仏閣の時に多分半分以上の人が間違えてる気がするんだけど。」


「あー、本来は、『××の山田花子です。勉強を頑張って学年10位以内になるように○○様に誓います』が本領だよな。」


「うん、私も後々知ってビビッた。」


「後、神様って基本的にスペック多少高いっても特化型だもんな。」


「なんですよねぇ、たいていの市町村にありそうな八幡様も大本は、海とまけても農業の水関係ですからね。

 お稲荷様も、元々は農業で五行的に玄狐なんだけども。」


「某立ち上がり狐のあれか。

 本当、二十年ほど前の漫画は漫画じゃねぇな。

 サブカルに追いやられたオカルトをきちんと、出す辺り。」


「と言うか、二十年前だと普通に『実践!!簡単!!黒魔術の使い方』って本が本屋にありますからね。」


「漢方薬屋じゃないのにイモリの黒焼きとかも売ってる時点でお察し。」

(※書名変えてたりするけど、どっちも実話。世も末だった、ノストラダムスの意味で)


「八幡様でお金くれ!!ってノリで言うなら、イタリアレストランで和食会席くれって言う並みに見当違いだと思うの。」


「まぁな。」


「基本的に神様は現世利益はしないし。」


「数少ないそれをないがしろにすると怖いからね、特にお稲荷様。」


「祟ると言うよりも、なんで構ってくれないの、に近いけど。」


「それで死ぬまで黄色い救急車のお世話は高くないか?」


「自業自得。

 一時の激情でやらかしてすぐに謝るならまだしも、あのうちの場合、放置よ。

 娘一家助けるだけでも、精一杯だもん。」


「そりゃ、俺でもそうだがな、勧請してもらった以上、辞めるならしかるべき手続きを、だな。」


「うん、姫神様は割と甘いけど、その下が甘いとは限らないし、ほかのお稲荷様も同じ。」


「姫神様?」


「このめのが移った、ウカノミタマ様だね、名前を直接言うのもアレだし、伏見のお稲荷様言うのも長いんだもん。」


「と言うかなぁ、伏見だけに区切っても、ウカノミタマ様って穀物の神じゃなかったか?」


「確かね。それでなんで、お金ギブミーできるのかな戸は思う。」


「だよな、ってか、お稲荷様って奉ってやるから静かにしてろ系の野狐も混ざってなかったか?」


「むしろ、そっちのが多い。

 一応、デカイ稲荷神社の分社の形だけど、居るのは野狐にちょろっと色が付いたレベルのが多いんですよね。」


「あー(以下具体的な地名などあげられる)」


「そういう意味で、千本鳥居は、いい区切り端境なんですよね、本当に。」


「距離をとらせて区切るって意味でもな。

 んでだ、話盛大に滑ってないか?」


「とりあえず、無理矢理まとめて。

 神様、仏様もですけど、直接現世利益求めちゃダメよ。」


「言い方悪いが、総理大臣にお金くれと買ってのと変わらないし。」


「その職能に関係のない現世利益だと倍率ドンで、祟られても文句言えないレベル。

 文句言ったら、追撃追撃追撃の乱舞ですよ、マジに。」


「トラオネエさんからなんかあったか?」


「うん、蒼真さん、触って祟りする神様も居ますが、障らないと神様じゃないと言い換えれるんですよ?」


「OK、神様関係は基本的に避けるか沈めるかだからな、うん」


「特に、弁財天様に「××くんと付き合えますよーに」って、サブマシンガン持って告白して相思相愛になるレベルに無理でしょ。」


「うん、無理だ。」


「ちなみにその子は、××くんどころか付き合う男付き合う男不運に見舞われるか体悪くするかなんで、サゲ女扱いされてる。

 別れたら即日復帰の勢いだもん。」


「あーうん、確かに。」


(※普通に有名だが、弁財天様は女神であり、嫉妬深い。普通は縁切り系である、恋愛系統の職能としては。)


(※以下、かなりの与太話になったので切る。)

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