プロローグ
主人公「えええええええ!?!?なんで俺空から落ちてるの!?!?ってうわーーーー!!ぶつかるーーーー!!!」
ドーン!!!
主人公「いってええええええ…あれ?痛くない、ていうかここはどこだ?」
老人「ふん、予言の書の通りじゃな」
主人公「え?どなた?」
老人「ついてくるがよい、どうせ記憶もなく行くあてもないのじゃろう?」
そう言われて俺は謎の老人についていった
老人「お前はこことは違う世界、すなわち異世界からここに転移したのじゃ」
主人公「は、はあ」
老人「そしてこの異世界は消滅の危機に瀕しておる」
主人公「なるほど」
老人「そこでお主にこの世界を救って欲しいのじゃ」
主人公「え!?俺がですか!?」
老人「そうじゃ、お前はこの世界を救う勇者として異世界から転移させられたのじゃ」
主人公「でも俺にそんな力ってあるんですか?」
老人「お主にその力はない」
主人公「え?じゃあどうやって?」
老人「ワシの力を全てお主にやる、これでもワシはめっちゃ強いんじゃ。というわけで今からお主に託すぞ」
主人公「えっちょっ急に何をってうわーーー!!!!!」
辺りが突然光に包まれた
主人公「…いったい何が…」
ミニ老人「うまくいったようじゃな」
主人公「うわっ!なんかじいさんがめっちゃ小さくなってる!」
ミニ老人「力を全て渡したからのう、あとワシのことはそうじゃな…ロウと呼ぶがいい」
主人公「それが名前なのか?」
ロウ「いや、老人だからロウじゃ」
主人公「適当かよ、まあいいや」
ロウ「お主の名を聞いていなかったが名前は覚えておるのか?」
主人公「名前…それも覚えてないな」
ロウ「ならばお主のことはユシャと呼ばせてもらおう」
ユシャ「…もしかしてそれは勇者だからか?」
ロウ「正解じゃ」
ユシャ「適当すぎるだろ!でも他に思い付かないしとりあえずそれでいいよもう!」
ロウ「ふぉっふぉっふぉっ、ノリがいい奴で良かったわい。ではユシャよ、力を与えたとはいえお主はまだ未熟者じゃ。今からは力をうまく扱う修行になるがよいか?」
ユシャ「はいはい、どうせ何をやればいいか分かんないし付き合いますよ、世界を救ってやるために」
ロウ「うむ、いい返事じゃ」
こうして俺、ユシャはよく分からないまま謎の老人ロウと世界を救うための修行をすることになった…