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学年一の美少女が僕に惚れてるなんて信じたくない!  作者: 蒼原凉
僕はそんなに神経太くない!
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樟葉加乃 これはかなりやばいかもしれないぞ!

「せいやっ!」

 廃工場に私の声が響き渡る。くそったれ、こいつら、後でまとめて思い切り殴ってやる。

 こうなったのは、私の油断に他ならないんだけど、まさかテスト終わりを狙ってくるなんてな! 一番卑怯な時間だよ。浮かれてるからな!

 そんなことを考えている間も、向かってくる拳を受け止め、その導線を蹴りを入れてくるやつと交錯させる。くそ、致命打にならない! 攻撃力が圧倒的に不足してる!

 応援は呼んだけど、いつ来るかわからないし、後ろには未悠がいるからかわせない攻撃もあるし、ちょっとじり貧だね!

 いきなりカラオケ行く途中で襲われるとは思わなかった。こいつらが仕掛けてくるとは予想していたが、いきなり悠杜を一撃で昏倒させてくれるとはね! おかげで悠杜の方は放りっぱなしだよ! そのまま廃工場に未悠を連れ込んだところで奪還したけど、そっから乱戦だよ!

 ああ、銃があれば! 基本的に武器は現地調達だから持ち歩かないんだよね! 銃刀法違反だし!

 腹を殴られる。やばいな、かわせば未悠を傷つけるし、被弾が増える。アサルトライフルでも欲しいよ! 敵が持ってないのは幸いだけどさ!

「貴様ら!」

 こいつらがテスト前に来てなかったのは、作戦を練ってたからなんだろうな! しかも、メールを使わないんじゃいくら涼乃でも見つけられないし! それに、体格のいい奴が一人後ろに控えてる。どう考えても、やばいやつだろ、あれは。左腕に入った手刀を無視してもう一人蹴りかかってきたやつの足をつかんで横に勢いのまま投げる。

 くそ! 連絡はしたがこの場所までは特定できないだろうし、涼乃が私の携帯の位置情報を探ったとして、すぐ飛んでこられるところに何人いるか! 京香はいつも飛び回ってるし、凛音が来てくれれば心強いけど家からは遠いし! あと近いのは千秋か! でも十分はかかると見た方がいいな!

 右の脇腹に蹴りが入る。くそ、これじゃ満身創痍だ! 膝をつきたいよ! つかないけどな! こんなところで処女を奪われてたまるかよ! 未悠も私も、守り切ってやる!

 くそったれ! 体格のいい奴は余裕の顔で手を出してこないし、なぶって楽しんでやがるな! 趣味が悪い! でも私より強い千秋でも互角かもな! こいつら、まじでうっとおしい!

「ぶっ殺してやる!」

 もうパンツ見られるのとか気にしてらんない! それよりもこいつらに致命打を与えてやる! ようやく不意を突いた蹴りで一人ノックアウト! スパッツはいてるけどな!

 一人引いた瞬間に横から落ちていた鉄パイプを手に取る。貴様ら! 死んでも知らないからな! 突きをやたらめったらに繰り出す。でも悪いけど槍術は未収得なんだよ!

 制服もあちこちから血が出てるし、破けてるし! ああ、もう!

 しかし、多勢に無勢だよ! 私が終わる前に早く来てくれよ! これはかなりやばいかもしれないぞ!

樟葉先輩の口調が崩れているのは余裕がないからです。満身創痍だけど大丈夫。だってこれはラブコメなので。……だったよね?

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