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NOAH‘S  作者: 楪 加那
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この小説を読んでいただきありがとうごさいます。


読み終わった時、あなたがスッキリしていただけるように、祈っております。











       NOAH‘S

        






 ~登場人物~

   琴葉 葵 

 主人公。巷を賑わす二年ごとの大量女子高生失踪事件に興味あり。

 月城高校3年A組。

   

水井 暁美

二年前の事件の被害者。いまだ見つかっていない。


  東條 由香里

葵と同じ学校のほんわかとした生徒会長。

月城高校3年C組。


  若葉 椛・朱音

月城高校3年B組の双子。朱音は怖がり。


  森本 橙伊

3年D組。無口で警戒心が強い。学校の問題児。

 

  沖村 密

月城高校3年A組。どうやら最近転校してきたとのこと。


《NOAH》

この事件の犯人。どうやら誘拐されたメンバーの中に紛れているらしいが・・・。

  プロローグ

 これはとある失踪事件から始まった簡単なゲーム。閉じ込められた学校からルールを守りつつ、脱出するというゲーム。

そのはずだった。だが、犯人は見つからずそれどころか一人ずつメンバーが消えていった。

あと残っているのは、私とメンバーの中に紛れ、私たちを欺いた犯人だけ。

「私は犯人じゃない。だったら残っている貴方が犯人ってことになるわよね?」

私は犯人ではないのだから。だったら、私以外に生き残った人物が犯人になる。消去法では。

だが、彼女は表情を変えない。それどころか・・・。

「それはおかしいわ。だって証拠がないでしょう?動機ももちろん無い。その状態で、なぜ犯人だと言えるの?」

笑ってこう答えたのだ。私の視界は一気に暗くなった。

「じゃあ、誰が犯人なのよ・・・。」

私の口から零れ出たのは呟きといってもおかしくないような音量の声。

彼女は首を横に振った。

「私ではないわ。残念ね・・・。ゲームオーバーよ。」

そういった瞬間彼女は私の目の前で倒れこんだ。その光景に固まった私の背後に人の気配。

振り向いたとき、私は何か固いもので背後から殴られ床に倒れこんだ。冷たい床。そこに寝そべる形になった私の耳にはその人物―犯人の声がいやにはっきりと聞こえた。

「残念でした・・・。せっかく逃げ切ったのに、犯人が分からなかった。でも、それなりに楽しめたよ。なかなか手強かったかな。」

その言葉を聞き終わるよりも先に私の意識はなくなった。


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