表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
呪法奇伝  作者: 武無由乃
序章
39/202

閑話

潤「真名さん。とりあえず第一章が終わったわけですけど、これって色々わかりにくいところや謎がのこっちゃってませんか?」

真名「まあ、本章は主人公が一般人ということで、あえて暈して表現したものがあるからな。仕方あるまい」

潤「今回はそれを説明しようということですか?」

真名「まあそうだな」

潤「それっていろいろ間違っていません?」

真名「まあ、そうだな。作者がもっとうまく文章を書ければいい話なんだが」



-----------------------------



★『第一話』の謎

<<操の持っていたペンダント>>

潤「…これって、王寺が呪術家から盗んだものなんですか?」

真名「うむ、違うぞ。ただのパワーストーンだ。効果は、運にプラス補正を与えるとともに、致命的な危機を一回だけ防げるというものだ」

潤「これって一般に出回ってもいいものなんですか?」

真名「ああ、別に構わんぞ。それどころか、一般人向けに本職が作成したものだ」

潤「そんなものがあるんですか?」

真名「まあ、呪術師といえど霞を食っていきてるんではないからな。こういう商品もあるのだ」


<<森部東病院の怨霊>>

潤「これって作中では思いっきり放置しましたよね?」

真名「うむ、現在も絶賛放置中だ」

潤「呪術師って怨霊とも戦えるんですよね?  なんとかしてもらえません?」

真名「うむ、まあ私としては調伏してもよかったんだが。管轄とか縄張りとかが呪術師の世界にもあってな…」

潤「そんな理由で放置ですか?」

真名「まあ、管轄の呪術家に連絡して対応してもらう予定だから許してくれ」


<<シロウの吠え声>>

潤「これは結構知ってる人も多いんでないでしょうか」

真名「そうだな。要するに、犬の吠え声には悪霊を払う力があるというものだ」

潤「別に謎というわけでもないですね」

真名「うむ、潤も霊と隣り合わせの日常生活だから知ってたんだな、これは…」


★『第二話』の謎

<<聖霊・フェニックス>>

潤「聖霊・フェニックスってなんか仰々しい名前ですね」

真名「ああ、作中でも言ったが、あの使鬼は別にフェニックスという名前ではないぞ」

潤「え? そうなんですか?」

真名「実はな? かの使鬼は、誠少年が『使鬼の石』に初めて願いをかけた時に、簡易使鬼契約を誠少年としているのだ。そして、使鬼契約の効果には『精神感応』というものがある」

潤「それって…」

真名「そう、かの使鬼と誠少年が初めて会話したとき。 『精神感応』によって、その心を読みながら自分の名前を決めたり、誠少年が正義の味方にあこがれていることを知ったのだ」

潤「そういえば、誠君が『フェニックス』と考えた後にフェニックスを名乗って。『正義の味方になれというのか?』と考えた後に正義の味方になれって言ってましたね」


<<お婆ちゃん>>

潤「近藤君の守護霊だったお婆ちゃん、実は生きてたりしないんですか?」

真名「守護霊が『生きている』というのもおかしな話だが、正直生存は難しいところだな」

潤「なんでですか?」

真名「それは、例の使鬼の炎が霊体にも効くものだったからだ。これに攻撃されてはさすがに幽霊といえど…」

潤「やっぱりそうなんですね…」

真名「でも、わからんぞ。お前は最後に確かに、かの祖母殿を見たのだろう?」

潤「はい」

真名「ならばその感覚を信じることだ」


<<羽村誠の結界>>

潤「これにはいろいろ参りました」

真名「まあ、人払い、炎壁、それに禁術まで敷いてあったからな」

潤「禁術?」

真名「ああ、潤が誠少年と公園で会ったとき、頭を押されるような違和感があったろ? そして、なぜが近くにいる使鬼が見えなかった」

潤「ああ、もしかしてあれが禁術ってやつなんですか?」

真名「ああ、お前の能力を阻害する術だ」

潤「でも、よくこれほどの術を、この間使鬼と出会ったばかりの誠君がつかえましたね」

真名「ああ、それこそが使鬼契約の神髄だからな」

潤「神髄?」

真名「使鬼契約をしたものはお互いの能力・知識を共有できるのだ。誠少年のは簡易版なんで限定的なものだが」

潤「使鬼の方がそれらの術を知ってたということですね」

真名「ああ、そうだが。例の使鬼にはその知識を使えない致命的な弱点がある」

潤「それは?」

真名「手がない…」

潤「ああ…」


<<魂を食らう>>

潤「誠君が使ってた使鬼って結局誠君の魂を食べようとしてたんですよね」

真名「ああ、使鬼契約を利用してな」

潤「それって、わざわざ誠君の命令を聞かなくても出来なかったんですか?」

真名「それは無理だな。『使鬼の石』に刻まれた呪があるからな」

潤「呪?」

真名「『使鬼の石』に縛された使鬼は、石の持ち主の願い1回を叶えるごとに報酬がもらえるのだ。その報酬は、普通は願いを言ったときに両者の相談で決めるものなのだが。今回、誠少年はそのことを知らなかったから、使鬼が勝手に誠少年の魂を報酬にしていたのだ」

潤「とするとやはり」

真名「あのまま力を使い続けていたら、確実に誠少年は死んでいたよ」


★『第三話』の謎

<<王寺の人払い結界>>

潤「そういえば、この時は結界を霊視することが出来ました」

真名「そうだな。上でも言ったが、誠少年の時は禁術が重ねられていたんで霊視できなかった。今回は禁術がなかったその違いだ」

潤「なんで。禁術をかけなかったんでしょう?」

真名「潤の能力を見たがっていたからな。それを封じてしまっては意味がない」

潤「ああ、そうですよね」


<<妖縛糸対炎のつぶて>>

潤「これって別に説明する必要ないんじゃないですか? 攻撃術に攻撃術をぶつけて相殺したんでしょ?」

真名「うむ、その通りだが。実は、ここにも呪術独自の法則が存在している」

潤「それはなんですか?」

真名「第二話で出てきたが。妖縛糸は『土行』なのだよ」

潤「あ!!」

真名「炎のつぶての火行に、妖縛糸の土行がぶつかったら、火行はどうなるかな?」

潤「なるほど、そういうことですか…」


<<絶対防御の攻略>>

潤「本文の説明ではわかりにくいかもしれないんで。どうやって絶対防御を攻略したのかもう一度説明してください」

真名「うむ、まず頭に入れておかねばならんことは、王寺の絶対防御は”土地の霊力”を、受けたダメージ量に合わせて自動的に吸い上げて起動するということだ」

潤「そして、もし土地から霊力が吸い上げられないと、今度は術者の霊力を吸い上げちゃうんですよね?」

真名「その通り。そして、あの時、王寺は『土行土顎陣』と『火旺陣』を同時に受けていた」

潤「『土行土顎陣』は土行の持続ダメージ型攻性縛呪ですね。そして、『火旺陣』はその土地の気の属性を火行に傾ける呪です」

真名「『火旺陣』の中に『土行土顎陣』がある場合、『火生土』の法則にしたがって、『火旺陣』の中の火行が『土行土顎陣』に吸い上げられる」

潤「『土行土顎陣』が土行だからですね」

真名「『火旺陣』の中はもともと火行の気が大半だから、当然『火行の気が欠乏する=霊力が枯れる』ことになる。そして、土地の霊力が枯れたら当然、絶対防御は術者の霊力を吸い上げ始めてしまう。それが、王寺の急激な衰弱の正体なのだ」

潤「これって普通の縛呪ではダメなんですか?」

真名「絶対防御を起動させ続けるには、持続的にダメージを与えてやる必要がある。当然、持続ダメージ型攻性縛呪でないと無理だ」

潤「それじゃあ。『火旺陣』の中の火行の欠乏によって、『土行土顎陣』が先に解けちゃう可能性はなかったんですか?」

真名「それは潤のカン違いだな。『土行土顎陣』は王寺の炎術の火行を土行に変換して起動したものだから、『火旺陣』の中の火行が欠乏しても関係なく持続される。『火旺陣』の中の火行は『土行土顎陣の効果を強化』していただけだ」


<<おせっかい陰陽師>>

潤「真名さん…。僕が深夜に旅立とうとしたとき、なぜか操が待ってましたが…」

真名「……」

潤「僕の旅立ちを操にばらしましたね?」

真名「なんのことかな?(冷や汗)」



-----------------------------



潤「あれ? もしかして説明する謎はこれで全部ですか?」

真名「うむ、他のいくつかの謎は、今後本編内で説明される予定らしい」

潤「それって本当に信じていいんでしょうか?」

真名「それは…。今後も、本編内で説明しきれないことはこんな感じで説明するそうだ」

潤「それってやっぱなんか間違っていますよ」

作者「ごめんなさい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=984391252&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ