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合格発表
僕、嬉野政宗は嵯峨高校に合格した。
これからの生活、大したことは起きないだろう。60点。普通に生きることを目指す!
俺はガッツポーズをした。
「おい時雨ぇ~。お前も合格したんか」
「あー、当たり前だ」
僕の横ではそんな会話がされていた。
当たり前か……。すごいな。僕、けっこう勉強頑張ったんよなぁ~。特に英語とか苦手で。
「英語、苦手なん?」
僕はハッとして横を向いた。
「声に出てたで」
「す、すみません」
「あ~急にごめんや。俺は神崎大将」
「他の人に絡むな。俺は伊万里時雨。よろしく」
「僕は、嬉野ま、政宗。よろしく」
「俺も英語はいらんと思うねん。だって俺、海外いかないし」
「ですよね!」
「いや、いるだろ。この高校の修学旅行シンガポールとマレーシア」
「俺、スラマッパギィ~しか知らんで」
「それ、インドネシア語、マレー語でおはようだ」
「そやかそやか」
「まっ、今後会うことがあったらよろしくやで」
「うん、よろしく」
駄作を書く勇気
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