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天使の背中に羽根はない

作者: 藤乃花

天使や神々が暮らす神話の世界に、天使らしくないドジっ天使がいました。産まれたからにはいるしかありませんよね。天使娘てんしむすめの名はアンジー……アンジーはちょくちょく落とし物をしては、探し回る日々を送っていたんです。(困った!よりによって、こんな大事な物をなくすなんて……大失敗)アンジーは顔を真っ青にさせて天界の隅々まで探しています。探し物……それは……。「アンジー、向こうにはなかったよ。他探してくるね」「あっちも見て来るわ」天使仲間のラブエルとキュープも親身になって羽根を探してくれますが、何処にも見当たりません。

アンジーは嫌な予感がしました。『天使の勘』が働いたのです。雲の道をそうっと開けて、人間界を見てみました。思う場所に繋がる雲の望遠鏡から、牧場が見えます。「あっ!」アンジーは自身も驚くくらいの叫び声をあげました。牧場で暮らしている少女の背中に、アンジーが落とした羽根が生えているではないですか!羽根が生えた少女は驚くと同時に戸惑い、少女を見る人々も騒いでいます。「天使だ……本当にいるんだ!」(たいへん!早く拾いに……!)アンジーは人間世界に向かおうとしますが、翔べない事に気が付きます。「このまま行ったら、堕ちてしまう」どうしようもなく、人間世界を見ているしかできずにいると、意外な言葉が聞こえました。「ミリアン、地味で冴えないなんて言って悪かったわ」「その羽根よく似合うよ」人々は目立たない少女を『牧場で暮らす天使』と呼んだのです。(天使の羽根は、牧場に住むあのを選んだのね)幸せな気持ちになったアンジーは羽根を少女に譲り、そしてそんなアンジーを天界の皆は『心に羽根を生やした天使』と呼んだのでした。









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