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イヴ様、登場

ノアが目を開けると見知らない山奥にいた。


「着いたよ、ノア。上からじゃ木が邪魔で見えないから、ここからは歩いてイヴ様を探すよ。先生が言うにはファムと一緒にいるんじゃないかってことだから、イヴ様かファムどっちかを見つけたい。」


2人は馬から降り、鳥の鳴き声を聞きながら木漏れ日で照らされた道を進んでいく。


「ノア気づいた?少し遠いけど機械が集まってる所がある。たぶん村だね。行ってみよう。」


2人は村に向かい順調に進んでいき、無事に村の入口に辿り着いた。


村の機械たちは警戒し2人に近づいてこない。このまま入村する訳にもいかずどうしようかと悩んでいるところに、長い銀髪の少女が声をかけてきた。


「お客さん?いらっしゃい。って風花じゃん。どうしたの?」


「ファム!?あんたこの村に住んでるの!?」


「そうだけど?」


(ファム、この子が天の弓の所有者のファム・ファタールか。なんか、すごい眠そう。)


「あんた機械たちと暮らすの嫌がってたじゃん、何があったの?」


「何十年前の話してるの。こんな山奥だから最初は全く堕鎮がいなかったんだけど、徐々に堕鎮の被害が増えていって、たまたま助けた時に堕鎮を倒す代わりに衣食住を保証してくれるって言うから。」


「なるほどねぇ。それでこの村は結界も何もないのに堕鎮が1匹も近寄ってこないんだ。おかしいと思ってたんだよねぇ。」


「そういうこと。ここら辺の堕鎮は全部倒しちゃったからしばらくは安全。ここ数ヶ月は気配も感じないよ。それでなんの用?」


「あぁ、イヴ様ってここにいる?」


「いるよ。でも今は用事があって村の外に出てる。夕方には戻ってくると思うよ。うちで待つ?」


「そうだね、そうさせてもらえる?」


そして2人は村の中にあるファムの家に案内された。村の機械たちにはファムから説明をしてくれた。


ノアとファムはお互いに自己紹介をし、お茶を飲みながらイヴの帰りを待っていた。


「ただいまぁ、帰ったよファム。って風花ちゃんだぁ!なんでぇ!?旅行!?」


「お久しぶりです、イヴ様。実はイヴ様にご相談がありまして…。」


「ん、あぁその子?えっとぉノア君だっけ?いらっさい!」


「え、なんで俺の名前を知っているんですか!?」


「私、天の鏡っていう神器を持っててぇ。地球上の出来事全部見れるの!すごいでしょ〜。ブレイク君が蛇と戦った時の場面を見てね、その時に君を知ったの。」


「そう、なんですね…。」


ノアは情報量の多さに少し混乱した。


「で、ノア君の異常についてでいいの?」


「はい。どうやら、おかしな夢を見るみたいで。」


「ん〜〜〜。そうだねぇ、鬼一さんはなんて?」


「先生は心当たりがあるらしいのですが、確信がないようです。」


「そうかぁ。結論から言うとね、私も鬼一さんと同じ意見。」


「え!!」


ノアは思わず大声を出してしまった。


「ごめんねノア君。でもきちんと調べれば分かると思う。」


「じゃあ、今から調べてください!お願いします!」


「落ち着いてノア君。今すぐにはできないんだよ。機械の身体を調べるための特殊な設備が必要なんだ。」


「じゃああそこに行くしかないんだね。」


「ファム正解!アンマの国に行くよ!てことで風花、よろしくね!」


「……………………はい。」


風花は渋い顔をしてしばらく考えた末承諾した。


「よし、じゃあ明日の朝出発ね!ファムはどうする?」


「私は行かない。」


「おけ!じゃあ3人で行こう。」


その日ノアと風花はイヴと一緒にファムの家に泊まった。



翌日、ノアが目を覚まし家の外に出ると気持ちのよい青空が広がっていた。


「おはようノア君!今日も天気いいねぇ!気持ちいいねっ!」


「おはようございます。大雨とかじゃなくて良かったです。」


「そうだね!」


イヴは大きく背伸びをした。


「じゃあ朝ごはん食べてとっとと行こうか!」


3人は朝ごはんを済ませ天の馬に乗る。


「じゃあファム、留守番よろしくね!」


「うん。行ってらっしゃい。」


3人は天の馬でアンマの国の上空に移動した。


「うわぁ!!」


ノアはその国の広大さに驚きを隠せなかった。


「いいリアクションだねノア君!ハイド君のところとは全然違うでしょ?この国は10万人くらいの機械が住んでるからね。降りたらもっとびっくりするよ〜!」


「結界が張ってあって上から入れないので門から入りましょう。ノア、きちんと掴まっててよ。」


門の上空に移動すると多数の堕鎮が集まり、壁上の兵士が投擲をしそれを撃退しているのが見えた。


「入れませんね。どうします?」


「普通に入るよ?ちょっと待ってね!」


そう言いイヴは掌にエネルギーを集め、堕鎮の群れに向け無数の光線を降らせ一掃した。


「これで入れるね!風花ちゃん、今のうちに!」


3人が門の前に降り立つと兵士長が出てきた。


「イヴ様、風花様、お久しぶりです。陛下にご用事ですか?」


「うん!入ってもいい?」


「はい、どうぞこのままお進み下さい。」


そして3人は門をくぐり国内へ入った。街の風景を見て、ノアは驚きのあまり言葉を失った。


そこには大きな建物がたくさん建っており、人も物も何もかもが見たことないほど多く溢れていた。


「国王陛下はただ今巡回中のため、城にはいらっしゃらないと思います。」


「そうなんだぁ、じゃあ探そうか!」


「すみません、私はあの人苦手なのでここで待っています。」


「わかった。じゃあ行こうか、ノア君。」


ノアとイヴは風花を門の前に残し、アンマを探すため街の中を歩き回ることにした。


「待ってねぇ。今鏡でアンマの居場所確認してるんだけど、この国広いからねぇ、どこにいるんだこれ?」


その時、遠くの方で何か騒ぎが起こったらしい。


「何でしょう。行ってみますか?」


「そうだね!もしかしたらそこにいるかも!」


2人が騒ぎのする方へ行ってみると、何やら誰かが店の物を盗んだらしい。犯人は捕まらないように逃げ回っており、2人の方へ走ってきた。


その時、犯人の目の前に1本の槍が降ってきて地面に刺さった。そして急に現れた黒い肌をした人間の男により、犯人が取り押さえられた。


「やっぱりいた!やっほー、アンマ!久しぶり!相変わらずだねぇ!」


「っ、イヴ様。お久しぶりです。まずはこの男を牢へ入れてくるので、城で待ってて下さい。では、また後ほど。」


「だ、そうだよ。お城行こうか、ノア君。」


「はい。」


2人は国の中心部にある王城に急いだ。

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