二幕「眺める少年少女、探す少年少女」
「・・・躬馗嬢 カイル――-
あいつの噂を聞いたことがあるか?」
「躬馗嬢さんって、3-Bの委員長だっけか・・・?
あいつも、破壊魔と狂い者のことを知っているのか?」
「ああ、そうだ。
・・・躬馗嬢を知っているという事は俺と同じ―――解花中学の生徒だな?」
「・・・そうだけど」
「それじゃあ話が早い。
あいつは体が弱いと噂されているが、ここ数週間休んでいるから不登校になっている噂がある。
・・・まぁ噂というか本当なのだろうがな・・・
それで、そいつを今から探しに行く。
住んでるとこならなんとなくわかる・・・
まだ俺が学校に行ってた頃、あいつと途中まで一緒だったからな。
・・・あとお前、弐年だろ?敬語とか使わなくていいからな」
「うん・・・
それじゃ、探しに行こうか」
「とりあえず、まずは外出てこい。
窓から飛び降りたら危険だからな」
「分かった。今玄関行くから、ちょっと待ってて」
まぁ木に登るのも十分危険だろ、
と真剣につっこみたかった那月だが、
今はそんなことしている場合でもないのだ。
「・・・よし、それじゃあ行くぞ
・・・たしか楚縁地区だったよな・・・あいつは。
こっちだ」
「・・・いたいた、やっぱりボクの予想通りだ。
争いを止めたい思いをしている者たちが集まるんだ、きっと。」
「・・・胡埜鼠次枯炉眞と―――来咲依月―――か」
「もう少ししたら、僕らも向かおう。
ね、リシス」
「・・・」
「・・・ねぇ、僕の名前、呼んでみて?
―――ね?」
「・・・タナトス」
「はいっ、よくできました♪
・・・さて、破壊魔の肉でも食べよ?お腹空いたでしょ」
「うん―――」




