表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

開幕「女神・死神」










ある日、





ある時、





有る時間。













「―――私は、私は―――誰なの?

めが・・・み・・・女神なんて、なんでなんで?どういうこと?

なんで記憶の中には争いを止めるための女神で名前は『全解リシス』って記憶しかないの――?

全解なんかじゃない、全部分からないよ・・・」








その女神少女は、

確かに人目のつかない暗い街にいた。

その女神少女の目の前に舞い降りたのは―――・・・









「君―――一人なの?

キミは確か・・・リシス・ミステリアオール・ガ・ドール、だっけ。」





「―――私は全解リシスだよ・・・

なんでそんな名前で、呼ぶの?」





「狂い者と破壊魔関係の神の名前ならある程度知ってるさ。

君の正式名が―――リシス・ミステリアオール・ガ・ドール」





「神―――狂い者と、破壊魔―――

争いを、止めるための?」





「ああ、そうさ。

僕と君以外にも・・・何人がいるはずだけど。

何年も前に化け者を生み出した元凶様の幽霊の強き想いが、僕らを生み出したんだよ。

もうこれ以上破壊魔が増えるなって思いが、平和に伝わって僕らが生み出された。

僕ははじめて争いを止めるための神仲間に会ったけどね。」








狂い者の、いつもの狂った口調でそいつ(、、、)は言う。







「・・・あなたは?

あなたは、なんて、名前なの?」








そんな風に、

奴に名前を聞く。








「おっと・・・申し遅れたね。ごめん。




僕は七鎌タナト。正式名は『タナトス・フレイムスタァ・ガ・ドール。』。死神さ。


どうやら争いを止める神達の脳内には、

自分達が果たさなければいけない役目と、

自分の名前だけが埋め込まれているみたいだね。


キミ、目覚めたばっかでしょ?

何か手伝うことでもあるかなぁ」






「・・・私、何すればいいのか分からないの・・・


全部解るはずなのに、なにもなにも。」






「ふーん・・・


リシス、君の近くにいてあげよう。何もできないのなら。」





「・・・いいの?」





「まぁ、いいさ。

なんだか最近、僕らと同じ考えをする奴らが現れる気がするんだ。



そいつらが現れるまで、ここに蹲るがいいさ」





「・・・うん」














これはこれはまたまた、始まってしまいそうだ。







狂  い  者  と  破  壊  魔  の  、  そ  ん  な  物  語  が  。



















笑うも怒るも狂うも、

僕達次第。
















ココロノチ、



頂戴。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ