バカだけどべんきょうしろ! といわれるのはバカにされてるようでツラい
頭のバケツをひっくり返してみました。エッセイ、随筆集です
べんきょうしろ!
本をとってみた。書いてることがむずかしすぎて理解できない。
本って分かる人にしか分かるように書いてないもん。分からない人には分かるように書いてない。
バカだけどべんきょうしろ! といわれるのはバカにされてるようでツラい。
べんきょうしろ! や、ググれ! や、もんだいかいけつにつながらないアドバイスなんていらない。
ほしいのはもんだいかいけつまでつきあってくれる人。
昨日、久しぶりに大阪で作家の友人に会った。現状報告や、ボクの連載している「魔道明石城~宮本武蔵異聞~」を見てもらった。
友人は親切でアドバイスをくれているのだが、作品を根底からひっくり返すリライトを迫る。脚本的な創作の作法に乗っ取れば友人の言うのはごもっともなんだが、根底からリライトを迫ると言う事は、作品否定、人格否定にも等しい。
最後に、あらかたプロットの組み直しを終えたあと勉強し直すよういわれた。
ささやかな自信を叩き潰され悔しさと、おっさんになって勉強しろ! と、いわれる情けなさで泣き笑いの心境になった。
帰りに、本屋へ寄った。出来のわるいボクは「発達障害のハローワーク」と言う本を手に取った。
見ると、野球、サッカー、スポーツ選手。パテシエ、タレント、芸能マネージャーなど、希望の就職が記されていた。
でもさ、自分に不自由さを感じてる発達障害の人が、成功例の希望だけ見せられても役に立たないんだよね。
欲しいのは、希望を目指してそのステップの階段の上り方を具体的に構成してくれる人だと思うんだ。