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飴ちゃん先生  作者: 塩味
6/8

夏ですよ!

やーお待たせしました。

どれくらいの方々が読んでるか判りませんが投稿出来ました。

狼が守護神も何ヶ月も放ってますが、やめませんので待ってて下さいね。

「えーそれでは夏休みに入る前の恒例の寮生対抗無差別ババ抜き対決をはじめます」


ウオォォォォォォォォォォォ!!!!!!!


ここは天野学園にある学生寮『天の川』近くに川があったそうなのでその名前がついたが川は随分昔に枯れたそうな…話を戻すと夏休みに入るとほとんどの生徒は実家に帰ったりするので交流を深める目的でこういったゲーム大会を開く事がよくあるのだ。今年はこれで2回目である1回目は生徒達が自主的に野球大会をやっていた、僕は参加してなかったけどみっちゃんと紗江ちゃんが監督として呼ばれて生徒達以上に燃えて勝ちに拘ったらしい。僕はその日車の打ち合わせに行ってたので知らなかった、帰って来たそこにはみっちゃんが地面を叩き紗江ちゃんが仁王立ちで高笑いをしていた場面に遭遇し流石に一瞬動きが止まったのはいい思い出だ。それにしても女子生徒も居るはずなのに何故気合いの入った雄叫びが聞こえるんだろう??


「じゃあ1年、2年、3年でとりあえず別れて」

「雨ちゃん今年の商品は?」

「今年は…コレ!」

じゃじゃん!と一枚のチケットを見せびらかす、生徒達はよく分からず首を傾げているが先頭の生徒は気づいたようだ

「これ!新しくできたlxのランチバイキング券だ!!!」

「嘘!?」

「てことは、今年は飯食い放題的なやつか」

「俺達も嬉しいのに女子の方が嬉しそうだな」

「かなりデザートも豊富らしいからね」

「これ一枚で4人までいけるからね、2位はゲームセンターで2千円までタダ券、3位は僕の個人コレクションの飴」

「今年はどんなゲテモノなんだ…」

「先輩方が3位聞いたら震えてるんだけどどゆこと…」

「はははは」

「一部の先輩方の目が死んでる!?」

「では部屋割りで対戦決めるよ〜」


ババ抜きはあっさり終わりを迎えなかった。

四組に別れてその中で順位を決めるのだが、四組中三組は順位が決まったがトランプの関係で最後の一組は全員が見守る中始まった。最後の一組は全部で8人、4人に別れて予選を行い勝ち抜けた4人で決勝を迎えた。


「やった!1位バイキングだ!!」

「ぐぬぬ…あっ2位ね、ゲームセンターか」

「「…」」

残る2人の心は一つだった…

どうやってこいつを3位にしようか…

「こっちババだから取らない方がいいよ?」

「そっかーでもちょっとババが欲しいなーって思いまして」

「あはは、ババ抜きだよ?ババ要らないでしょ?」

「ははは、偶にはルールを破るのも楽しいですよ?」

「おぅ、黒い黒い」


熾烈な3位争いは遂に終わった…

ちなみに1位は2年生、2位は1年生、3位は2年生、4位3年生となった。ちなみに3位争いをした2人だが過去に飴を食べておりその後は絶対に味わいたくないと周りに言っていたのだ。


「はーい、じゃあ景品配るから並んで〜」

「今年はなんの飴かと思うよ」

「去年はなんだっけ?」

「唐辛子大好きな人が作った唐辛子飴だな」

「一昨年は?」

「えーっと…なんだっけ?」

「…くさや」

「え?」

「すまない」

「じゃあ今年の3位はコレ!」

じゃーん!と声が聞こえてくる守が高々と掲げたのは…


「ヒゲ?」

「ヒゲだ」

「ヒゲだな」

「ヒゲダンス踊る時のヒゲだ」

「え?飴?」

「ほらほら食べてみて」

「前回と比べれば…」

「でもヒゲだぜ?」

「ふんっ!」

「おぉ、いった!」

目を瞑り力一杯頬ばった飴の味はどうなんだ!?

周りがざわ…ざわ…してる時に食べた本人は目を開いた…そして味の感想は…


「コーラ」

「「「「は?」」」」

「コーラ、甘くてしゅわしゅわする」

「あ、本当だ普通に美味しい」

「なんだ当たり年かー」

「雨ちゃんもっとエグいのなかったの?」

「ん?あったよ?でも届くのが遅かったからこっちにしたの」

「ちなみになんだったの?」

「虫の形の飴」

「…」

「オレタチハナニモキイテナイ」


……

………


交流会から約一週間後夏休みが始まり、実家に戻る寮生のチェックを続ける守。明後日になれば帰る生徒は全員居なくなり自分も一旦家に帰るつもりで居たが台風の勢いで管理人室に入ってきた幼馴染によりその思惑は無駄になる。


「海に行くぞ」

「はい?」

「これを見よ!!!」

〜海と温泉を楽しめる草野旅館〜

※三名まで招待できます


「どしたの?この割引券しかも5割じゃん」

「はっはーん、駅前の商店街でくじ引いたら当たったぜ!2等だけどな!」

「これで1等じゃないのか…1等は?」

「4KTVとBlu-rayレコーダーのセットだったぞ」

「えぇ…大盤振る舞いじゃん…」

「ちなみにチケットは2枚ある」

「と言うことは6人まで?」

「うむ、他に暇そうな先生を誘おうと思う」

「候補は?」

「紗江は決まりとして、紗江と仲のいい家庭科の東先生に声かけようかと思ってる」

「みっちゃん…ナンパかな?」

「違うわい!後は紗江に1枚渡して紗江に探して貰おうかと思ってる」

「もう1人は?」

「真中を誘おうかと思う」

「数学担当の?」

「あぁ今年は実家に帰るつもりだったらしいが、親がまさかの海外旅行だから帰っても1人らしいから暇なんだとよ」

「ねぇみっちゃん」

「なんだ?」

「皆独身って狙ってんの?」

「……あ」

「紗江ちゃんと東先生にちゃんと説明してね」


……

………


「そして俺達は海へ出かける…」

「誰に言ってんのよ」

「皆さんよろしくお願いしますね」

「よろしく」

「お願いします!」

「じゃあとりあえず荷物を積もうか」

「これ誰の車?」

「元ちゃんの所から借りた、ガソリンは自腹でレンタル料は要らないって」

8人は乗れる車を借りて来た守だが、この時期にこれを貸すってあいつも太っ腹だな大丈夫かよ…

今回海に行くメンツは

俺(光秀

紗江

真中(数学教師

東先生(家庭科教師

西田先生(国語教師

の6人となった。

せっせと荷物を後ろに乗せていざ出発!!


「どのくらいかかる?」

「2時間くらいかな、昼前には着くぞ」

「光秀に運転任せて後ろはトランプでもしましょ」

「ちっ…気楽な…真中よナビ頼むぜ…?」

「…すやぁ」

「こいつ出発して即寝やがった!?」

「なんか大学に送る資料作ってたんだって」

「雨宮さんはこないだ体育の授業に参加されてましたね」

「南野先生の実技の授業って大体試合形式になりますから、僕が女子生徒と一緒にやる時もあるんですよ」

「それって大丈夫なの?」

「…駄目だと思う」

「南野先生には私から少し注意しておきますね」

「お願いしますね、東先輩」

「紗江さんの番」

「ん〜コレ!はい守」

「…よし、じゃあ東先生どうぞ」

「…えい!んー当たりなしです」

「俺もトランプしたい!!」

「運転してなさい」


大人による大人の為の夏休みが始まる

幼馴染っていいよね…

作者にも居ますがもはや女性としては見てないのでなんとも言えませんね


あと1話連続投稿しますので

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