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建築ギルドに到着しました

 建築ギルドに到着した俺は、早速依頼を出すことにした。依頼を出すと、受

 付嬢が今現在、仕事が入っていないギルドメンバーを招集してくれた。


 「この方々が依頼を受けてくださるようです。」


 受付嬢がそういうと、建築ギルドの人たちは、


 「おいおい、こんな餓鬼が家を作ってほしいと依頼したのかよ。」


 「いやいや、ありえねぇだろ。」


 俺を馬鹿にしてきたので、少しだけ殺気を出してみると、職人たちが全員お

 びえてしまっている。

 ふむ、やりすぎたのか?


 「おい、おっさんども、てめぇら、依頼を受けるのか受けねぇのか、どっち

 だ?」


 そういうと、全員が、


 「「「「「「受けます!」」」」」」


 「よし、なら今すぐ、作業着に着替え、工具を持ち、俺のもとに集まれ。タ

 イムリミットは三十分だ。よーい…ドン!」


 集まったメンバーが、全員建物から出て行った。


 

 三十分後



 「はぁ、はぁ、はぁ…」


 「全員そろったな。じゃあ行くぞ。」


 問答無用で職人全員を森の中央部に転移する。突然の転移に戸惑っている様

 子なので、転移魔法のことを教えると、全員が納得した。


 「では、今から設計図を渡す。」


 「あんたが設計図を作ったのか?」


 「設計図なら作れる。それに、今回作ってもらう家は二階建ての一階は店兼

 薬の調合室、二階は住居だ。では、作業開始!」


 俺がそういうと、職人たちが一斉に作業に入った。家ができるまで俺は、職

 人たちが寝泊まりできる場所を作ることにする。

 まず、アイテムバッグから、巨大なテントを十張ほど取り出し、設営してい

 く。テントがすべて完成すると、次はベットを職人の人数分用意し、テント

 内に置いていきます。それが終わると、巨大(縦十メートル、横三十メート

 ル)の風呂を取り出し、設置し、口から無限に湯が湧き続けるライオンの像

 を置いた。

 ちなみにトイレのほうもちゃんと設置している。どうしてこんなアイテムを

 持っているのか気になったか?答えは簡単だ。ゲーム時代に風呂を作ってく

 れ、トイレを作ってくれ、テントを作ってくれなど、そういうクエストを受

 け続けた結果がこれだ。あ、キッチンはちゃんと作っているぞ。ついでに食

 堂も。


 こうして、職人たちの住居を確保することができたのだった。

 一日目の作業を終えた職人たちは、自分たちが泊まり込みで仕事をすること

 を知らなかったようだが、泊まり込みで仕事ができる環境も整えているのだ

 帰らせるわけにはいかない。ということで、仕事が終わるまで、森の中央部

 からは出られないように影で結界のようなものを張ります。これでもう、出

 られません。

 職人たちは絶望したような顔をしていたが、これから生活する環境を見ると

 喜んでいた。

 さて、家はいつになったらできるのでしょうか?俺は転移魔法で宿屋に戻り

 寝ることにした。








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