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デスルーム


 ふぅ、転移魔法のスクロールが使われと思ってきたのだが、この状況は何?


 「師匠ぅぅぅ。」


 セリアルが抱き着いてきたのでベッドに投げ飛ばし、事情を簡潔に聞いたと

 ころ、この露出狂がセリアルを部屋に連れ込み、手籠めにしようとしたそう

 です………殺すか。と、その前に、


 「確認したいことがあるがいいか?」


 「うぅぅ、何でしょうか?」


 「『記憶操作無効』というスキルは手に入ったか?」


 「す、少し待っててください………ありませんが『全状態異常耐性』ならあ

 りました。」


 「それならいい。これにて特訓は終了だ。」


 「特訓ってなんの特訓だったんですか!?」


 「説明は後でする。その前にこの露出狂を叩き潰したのち、社会的に殺す。」


 「そ、そうですか。」


 この後俺は露出狂を気絶させ、捕縛し、国王のもとに届け、これまでの事情

 を説明した。


 「なるほど、衛兵!この者を牢に入れろ!うちの娘に手を出そうとしたのだ

 どこの家のものか調べ上げ、その家に処罰を下す!」


 こうして騒動は幕を閉じたが、


 「お前、鈍ったな?」


 「な、なんのことでしょうか?」


 セリアルと久しぶりに刀を交えた結果、セリアルの動きがなまっていること

 が判明した。なので、


 「お前を独り立ちさせるにはまだ早かったようだな。」


 俺はある一言をセリアルにぶつける。


 「デスルームで特訓だ。」


 そういうと、セリアルは震えながら、


 「ほ、本当ですか?」


 「勿論だ。お前のレベルも千まで上げることにする。種族の限界レベルを突

 破できるポーションを千本は持っているから安心しろ。」


 「す、少しお父様と相談してきますのでお待ちください。」


 逃げようとするセリアルを捕獲した俺は、


 「安心しろといったはずだ。国王にも話はちゃんと通している。」


 セリアルは絶望した顔を浮かべ、


 「私の人生はここで終わるのですね。」


 そう笑いながら独り言を呟いていた。


 ちなみに、デスルームとは何か、簡単に説明しよう。デスルームでは魔物が

 無限に湧き、入ってきたものを襲う。さらに、このデスルームでは死んでも

 蘇ることができるので、レベル上げには最適な場所なのだ。


 「さて、行くとするか。」


 そう言ってデスルームに行くためのアイテムを使用した。








 セリアルside



 お父様、お母様、私は現在ドラゴンの群れと戦っております。我々龍族と同

 類のはずのドラゴンとです。種類は様々ですが、一番強いドラゴンがまだ出

 てきていないのが幸いです。私、頑張って生き残ります。


 「おい、集中しろ。」


 「集中してます!」


 セリアル、現在の死亡回数………二十二回









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