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特訓前の説明


 翌日


 「さて、俺がお前たちに教えることは二つある。まず一つ、レベルを上げる

 以外で魔力を上げる方法。そして、二つ目は体術だ。アビスは剣術もあるか

 ら忘れるな。」


 「あの、一つ質問をしてもいいですか?」


 カリアが質問をしてきた。


 「なんだ?言ってみろ。」


 「魔力はレベルが上がらなければ上がらないはずなんですが…」


 「もっと簡単に魔力を上げる方法があると言ったはずだが?…まぁいい。

 お前たちにはこれを渡しておく。」


 俺は三人に魔石という魔力が結晶化したものはめ込んだペンダントを渡した。


 「こ、これは!」


 「こんな高価なもの!」


 「も、もらっていいのか?」


 「もちろんだ。それと、魔力を上げる方法だが、そのペンダントを身に着け

 ていれば上がる。」


 「そんな夢のような話が…」


 「信じられないのであればステータスを見てみろ。」


 そう言ってやると、三人は自分のギルドカードでステータスを確認した結果、


 「一分ごとに上昇してる。」


 俺が渡したペンダントの情報はこちら、


 『魔女のペンダント:古の魔女が使っていたとされるペンダント。魔力を一

 分ごとに一上昇させる。ただし、魔力が1000に達すると効力を失う。』


 このことを三人に言うと、


 「う、嘘だろ。」


 「魔力が千まで上げることができるなんて。」


 「で、伝説上のアイテムと同じ名前…」


 「そういうことだから、魔力を上げる修業はない。ただし、体術はあまくは

 ないぞ。それと、アビスは剣術の特訓もする。では、まず最初に始める特訓

 は体術だ。体術の特訓は俺が良いというまでやるから覚悟しろ。では、体術

 の特訓を始める。まずは…」


 こうして俺による、地獄の特訓が始まった。








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