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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

過去勇者、今辺境伯令嬢

前世は召喚された勇者でした。けどわたくしは天才じゃないです(改稿済)

作者: 暁ノ零騎士

リメイク。

たまには更新しないとな。

こっから広げられるかは微妙。


前作は6000文字程度。

うん、やりきったぜ。

 通常の視覚では把握できない速度で振り下ろされる相手の得物を掻い潜り、俺は一歩踏み出して懐に侵入する。


 チリチリと肌に感じる指すような殺気の中、相手が僅かに息を飲んだのを感じる。この状況の中で力の無い俺でも勝つにはどうすれば良いか刹那の間に考えた結果がこれだ。自分に力が無いのなら相手の力を利用して剣を剣で受け流せば良い。そうすれば行き場の失った力は制御を外れ、振るった者へと負荷を掛ける。当然負荷を受けた相手は引き戻そうと踏ん張るだろう。そこに俺の膝蹴りをお見舞いすれば重心を崩され相手は為すすべ無く無様に転がり、立ち上がろうとするがそこは俺が手にした得物の切っ先を優しく相手の喉元に添えてやれば良いと結論を出すと、躊躇わずそのまま実行する。


 やがて一拍の間を置いて。


「ま、参りました」


 相手からの明確な降参の声。だけど俺はまだ手を抜かない。相手が武器をまだ手放していないし、審判役の男もまだ現状を把握しきれていないのだ。ここで手を弛めるわけにはいかなかった。そう言えばさっきまでやんややんや騒いでいた外野の連中の声が消えている。そんなにおかしな動きをしていただろうか?俺はただ明らかな手加減をしている相手の大袈裟な動作で振り下ろしてきた(バスタードソードを模したタイプの)木剣を自分が持つ二刀流の(刀を模したタイプの)木剣で反らしてそのまま体術へ移行、そして追撃しただけなんだが……。


 うーんなんか不味かったか?もしかして剣による試合なのに足技を使ったのが不味かっただろうか。だとしたらどんだけ不利な話だよってことになるのだが……。いや俺は何も悪くない。事前にそう言うルール説明を受けてないし充分許容範囲だろう。うん、自己正当化完了。


 仕方がないので相手に視線と武器を突きつけたまま、審判役の男へと無言の圧力(殺気を割かし強め)をかける。

 それを感じ取ったのか、審判はびくりと震え、キョロキョロと視線を動かし周囲から集まる視線に気付いたのか、挙動不審になって声を裏返した状態でこう告げるのだ。


「しょ、勝者。エレイン・ヘルツォーク・グリード」


 途端、場外から沸き起こる歓声と罵声。


 前者は俺の事を知ってる奴等。後者は俺の事を知らない奴等とこの馬鹿馬鹿しい騒ぎの流れを作り出した奴等の勢力だな。感覚的に言えば七割方はあちらさん優勢ってことで。俺はきりっとした表情を作りつつも内心では落胆と苦笑で一杯だった。名誉あるはずの騎士が情けない。

 この国の人間性は此処まで落ち込んでいるのか……はぁ……。

 俺はスッと二刀流の構えを解くと一度距離を取ってからクルリと反転。ここでフワリと簡易のドレスの裾に空気を含ませるのがポイントだ。あっ、ちなみにチラ見せ防止の細工は施しているので激しい動きをしても大丈夫。

 そして相手に誠意と心意気の改善を図って欲しいがため一言返す。


「ありがとうございました」


 これは俺が戦いを学びはじめてからずっと行っているルーティーン。所謂(いわゆる)精神統一みたいなもんだ。

 戦う前には『よろしくお願いします』から入り、終わりには『ありがとうございました』で終わる。


 礼に始まり礼に終わる。


 これが産まれて12年、幼き頃から続けている事。

 すると相手は苦々しい表情からきょとんとしたあと、にっこりと柔らかい笑みを溢した。数分前までは憎々しげに俺を見下していた彼は存在せず、一皮剥けた青年がそこにはいた。うん、この人は伸びるね。願わくば誰にも邪魔されないように育って欲しいな。まあこの階級思想にまみれた軍団の中じゃ厳しいかもしれないけれど。あ、それより実家に引き抜き工作頼むのもいいかもしれない。うん、そうしよう。それがいい。脳内で勝手に引き抜くにはどうすれば良いか何通りか考えながら相手に不快を与えない程度の笑みを向ける。


「いいえ、こちらこそ。先ほどは私共の騎士団の隊員が嘗めた真似をしたことを御許しください。流石は『勇者の末裔』、と言うことでしょうか?」

「いいえ、騎士様。今回は正規の兵でも無いのに急に訓練所を使わせてくれと要請した()()()し《・》にこそ非はあり、副団長補佐官様はいさかいを止めるために動いただけですもの。ですからお気になさらないでくださいませ」


 言外に血筋から来る才能があるからか?と聞かれた気がしたが純粋な興味からの質問のようだ。彼には引き抜き工作が成功したあかつきには後日実家に到着し次第グリード家訓練の1つ。一日中穴堀と穴埋め大会に参加してもらおう。え?別にオコッテナイヨー。オレオコッテナイヨー。キニシテナイカラネー。


「左様でございますか。ではいさかいの原因であった者たちにしっかりと言い含めておきます故、どうか彼らに咎の無いよう、よろしくお願い致します」

「承りましたわ。では()()()し《・》はこれで失礼いたしますね」

 隊を率いる隊長職と平隊員との板挟みはツラいねー、部下がやらかすともっとツラい。まあ俺は知ったこっちゃ無いけどね。あ、原因であったものたちには多分後からささやかな贈り物があると思うよ?俺はよく知らんけども後日会ったら態度が180度変わってたことが昔からよくあったし、ナニガアッタンダロウネー(棒)。


 そもそもなんで俺がこんなところで騎士たちに囲まれて模擬戦をするはめになったかと言うと、我が家の家名、グリード家を貶めようとする一派が存在するのが問題だった。まあどこの一派かの説明は面倒なので今回は省くが。


『おい勇者の末裔だぜ』

 ――あ、はい。勇者の家系の末っ子です。

『へぇ勇者の末裔かー、さぞかし強いんだろうな』

 ――ええ、多分貴殿方より俺の方が圧倒的に強いかと。

『そんなこと無いらしいぜ』

 ――一体どこの情報だよ。


 とまあそんな会話が訓練所の隅を借りてぶんぶん素振りしてた俺の前で展開されてたから、ふーん的な感じで無視を続けてたんだけど挑発に乗ってこないことに我慢しきれなくなったのか――


『俺が稽古つけてやるよっ』


 ――の掛け声とともに了承したわけでもないのにぶんぶん刃潰しされた真剣を振ってきやがる。正直当たったら普通に死ねるレベルだわ。まあその辺は相手の腕が明らかに悪かったんで回避行動を続けてたんだけどさ、次第にイラついてきたのか奇声を上げて逃げんな卑怯だろ発言。しまいにゃもう一人参戦してきて二対一だ。いったいどちらが卑怯なのか訊いてみたいね。良い大人が二人揃ってただの12歳の子供に翻弄される様は端から見ればなんと滑稽なことか。相手に連携力があったら流石の俺も若干本気出してたけど、お粗末過ぎる。防御するまでも無いぜ。と言う結論に至る頃には騒ぎは周囲に波及していた。これ以上は不味いかな?待たせている侍女に怒られる可能性がどんどん跳ね上がっている気がする。


 どうやったらこの不毛な戦いは終わるのだろうかと思わず遠い目をしていたところ、声をかけてきたのがさっきの騎士だ。彼は現在の訓練の指揮を()っている副団長補佐様で最初は嫌悪感バリバリだったんだぜ彼。今はなんか眉間から皺が取れてスッキリした顔をしてやがる。自分の信じるものが何か、疑問を抱いていたところに今回のことがあって吹っ切れたみたいだ。完全に階級制度に染められる前で良かったよ。


 しかし、ううむ。周りからのヒソヒソ声が少々鬱陶しいな。腕を誉められるのは好きだがその中に『天才の血筋』だから勝てて当然だ、とか『勇者の子孫』なんだからこのくらい余裕だよな、とか言う台詞が混じってるのがいただけない。


 『勇者の子孫』だから?違うね。俺は俺の力で努力してここまで登り詰めたんだっ、と声高だかに言ってやりたいね……。

 考えたことあるか?親父殿が「よし、稽古をつけてやろう」とか急に言い出してまだ4歳の頃に訓練所に引っ張られ、立ち合いが始まった途端両手両足の骨ポッキポキに折られた。その挙げ句、その状態で「まだ戦えるだろ?ん?」とか言われてみろ。嫌でも伸びるわ。あ、やべ……思い出したら目から水が……うっ、おかしいな急に頭が痛くなって――


 ――あれ?今なんか思い出してたような……気のせいか?うん、忘れたなら大したことじゃないんだろきっと。


 訓練所を抜けて一旦室内に戻れば見たくない侍女、メリスがその美しい顔を般若のように歪ませて廊下の先で此方をじっとりと見つめていた。正直合流したくない……けど行かなきゃもっと説教が増えるし仕方ないよな……はぁ……。


 でも、何もそこまで怒らなくても。確かに彼女を置いて先に行ったし、素振りだけとかいってがっつり対人してる嘘もついたし問題も起こした。だけどそこまで怒らなくても良いんじゃ無いかな?かな?あ、ダメ。そう。


()()()っ!!」

「はい」

「わたくしメリスは、メリスは大変心配致しましたっ。お嬢様の綺麗なご尊顔にいつ傷が付くかとひやひやしっぱなしでございましたのよっ」

「お、おう」

「いつも言っておりますでしょうっ。お嬢様は――」


 おかしいな、さっきまで遠くにいたはずのメリスがいつの間にか目の前に居るんだが、残像か?残像なのか?メリスはいつの間に忍者の末裔にでもなったのか?疑問はつきない。

 問題は一定の範囲内に侵入した途端一気に詰め寄られ、食いぎみに捲し立てられた俺が思わずどもってしまったほどだ。

 いくら自分が今、戦闘モードから()()モードに切り替えているとは言え、まさかあの一瞬でここまで詰められるとは思わなかった。

 うむむ、つまりまだまだ精進が足りないと言うことだ。やっぱり全盛期のあの頃と比べると能力は100分の1にも満たない。いかんな、精進が足りんわ。帰ったら走り込みだな、うん決定。


「――でありまして。あのぉ、お嬢様?聞いておりますか?」

「ああうん、聞いてるよ。とりあえず汗かいた影響で寒いしお風呂に入りたいんだけど準備出来る?」


 ちょっとトリップして説教してたはずがいつの間にか色々と俺のことを褒めちぎることにシフトしていたメリスの言葉を止めれば、彼女はだらしがない顔から一気に確りとしたものに替わる。さすが宰相一派に嵌められて没落した元伯爵家出身の侍女(御令嬢)。切り替えが早いな。


「かしこまりました。ではすぐに準備を致します。まずはお部屋に向かいましょうかお嬢様」

「うん分かったよ」


 メリスと二人で城内を進む。場所が場所な為少し物々しい空気が漂っているが俺はこの空気が嫌いでは無い。

 訓練所との繋ぎの道筋とはいえ、過度な装飾は一切となく、それでいて一級品の調度品の数々はさすが王城の一部と言ったところか。


 そうだ、俺の為にわざわざあてがわれた(落ち着かない)豪華絢爛な(隠し通路あり、護衛と称した魔力の性質が歪だから多分暗殺者の気配がその通路に二人、屋根裏に三人の暗殺者と言う超VIP級の監視体制)がいる部屋に向かう間。ちょっとした自己紹介をしようと思う。


 まず腰にまで届くほど長い黒髪を携えた12歳の少女にも関わらず内心で俺、俺(おれおれ詐欺じゃないからな)と言っているのは理由がある。

 うん、まず結論から簡潔に言わせてもらうとよく某サイトとかである設定の転生者だ。そして知識、技量において『強くてニューゲーム』状態、更に元は()だったんだ。


 あ、うん。予想ついてたよね?なんかごめんね。

 んでこっからが重要なんだけど俺、前世ではこの世界で召喚された勇者やってました。わーぱちぱち。

 しかも今世では勇者の子孫。笑えるよね。あはは。泣けるぜコンチクショウ。


 でもって現在の地位だけど辺境伯令嬢っす。

 あれれオッカシイナー、確か俺は人族と魔族とのいさかいに終止符、つまり停戦、そして和平にまで持ち込んだ功績を称えられて伯爵の地位に収まっていたはずなんだけどなー。疑問を感じたら即行動と言うことで俺はじい様の書斎に侵入。この時2歳。

 どうにもじい様(あ、俺の玄孫(やしゃご)ね)の手書きの書記によるとあれからまた魔族との関係が悪化。どうやら人間側が条約無視して魔族を捕まえて売り物にしたらしい。んで魔族側が抗議。だけど駄目宰相の傀儡だった当時の王様の一声により抗議に対して抗議。

 魔族側は再度打診したが人間側が使者に斬りかかり交渉は決裂。ちなみに斬りかかれた魔族は怪我もなく撤収。


「良かろう、ならば戦争だ」状態に発展するスピーディーな展開に。


 それから起こったことをありのままに話すと――


 魔族側の王、魔王ユーフィルが単騎がけして王城に突撃。王様に直接宣戦布告。当時の騎士団は駄目宰相の影響を受けて張子の虎状態だったので呆気なく突破されたと言う。ちなみに負傷者多数死者0と言う異常な結果に。

 一応俺の玄孫(あ、じい様ね)も伯爵としてまだ中央にいたんだけど駄目宰相の指示で他領の暴動の鎮圧に向かっててその場には居なかったらしいんすわ。


 と言うか居たら最初の抗議の時点で魔族をさらった不届き者ども全員抹殺して謝罪してたんだけどね。

 年々上がる圧政に苦しんだ民の暴動を抑えるために出動してたのが不味かった。


 でもって帰ってきたじい様が命じられたのが魔族領と隣接するグリード地方の統括。


 勇者の血族ならば魔族に対抗できる!


 何を血迷ったことをほざいているんだ駄目宰相はっ!っとじい様たちは猛反発したのだがもう国の中枢部が宰相一派に掌握されてたから抵抗虚しく一同グリード地方に封じられてしまったのだ。

 今では駄目宰相一族に逆らった者たちは戦線維持とかなんか訳が分からん理由で辺境、つまりグリード領にぶっ込まれ続けてます。

 ってのが現状。


 ちなみにメリスの一族も逆らった為俺が転生してから5年目の年にグリード領にぶっこまれた。それを俺が気にして拾い上げたのがメリス。彼女的にはそのせいか俺が神様仏様状態らしい。なにそれ怖い。最近うちの侍女がやたらと俺を崇めるのが怖い。なんか宗教でも始めそうな勢いだ。っと脱線したな。話を戻そう。


 結局何だかその時の話ってキナ臭い事ばっかなんだよなー。

 圧政の理由を魔族と戦ってるからとか悪いのは攻めてくる魔族が悪いんだ。ってことにしてる宰相一派。当時邪魔だった勇者一派を中央から遠ざけ、なおかつ民の暴動を抑える理由を作り出し戦争まで持ってったのも一種の計略としか思えない。

 そう考えつつもじい様は魔王ユーフィルに謁見。

 事の子細を伝えつつどうするか考えた。


 魔『もう王国滅ぼそうぜ』

 ――魔王様超イカすな。

 じ『いや、そりゃ俺も思ったんだがよ。わざわざオメーさんの力を借りることは無くないか?』

 ――じい様もなかなかに素晴らしい意見だな。


 で三日三晩協議した結果。『とりあえず放置』に落ち着いたらしい。

 いずれ国は腐り落ちる。なら放っておいても問題ないよね?的な感じに落ち着いたらしいっすわ。いやあ俺のことなかれ主義は血筋に良く現れているらしいな。誇らしいぜ。誰かが誇ることじゃなおだろうとツッコンだ気がするが気のせいだ気のせい。


 じい様ももう王国見限ってたし、自分の領地の人間さえ助かれば問題なかったから放置に賛成。

 じ『じゃあ俺王国に捕まってる魔族回収するわ』

 魔『オッケー、じゃあ我は先走ってるうちの不穏分子黙らせとくわー』

 的なノリでグリード家と魔王とで不可侵条約を結んだじい様たちはやっぱイカすぜ。


 でもって今更だけど何で魔王と謁見できたかと言えば、俺がカズキだった頃親友になって超仲良くしてたから。

 俺の子供も仲良くしてたし、その影響かねぇ(遠い目

 て言うかまだ魔王やってたんだなユーフィル。5歳の時に会ったきりだが全然変わってなかった。あの時は超笑顔で『よう、よく来たなカズキ』なんて声を掛けられたもんだからじい様と親父殿の追求がしつこいのなんの……まあお陰さまで家族に俺の秘密を打ち明けられたから良いんだがよ。


 んで現在に戻るわけだが、うちの子孫は代々魔王と共に魔王城にて過ごす。洗脳とかそう言うんじゃなくてありのままに魔王城での暮らしを感じた上で王都に向かってほしかったから。なんか知らんけどここ二代に渡って中央から一旦子供を集めて教育する機関が設けられたとか何とかで、無理矢理連れていかれるんだよね。で、そこで貴族至上主義者、魔族は敵だって思想を植え付けられて帰ってくる訳だ。

 宰相一派マジ徹底してて鬱陶しいな。死ねば良いのに。

 その代は駄目だけど後の代へと徐々に浸透させてくとか、膿は一気に取り除かないと駄目ってのが良くわかるぜ。


 ま、うちの子孫は魔王城での暮らしを知ってるため宰相一派の思想には染まらない。むしろ不快感を増して帰ってくる。

 あとさりげなく魔族悪い奴等じゃ無いよって正しい領地経営をしてる子息に伝えてあげてるのさ。ま、結果は半々だけど。


 はてさて、そんな話をしている間に風呂も終わったしゆっくりとしますかね。

 えっ?風呂のシーンはどうしただって?やだよ。何で俺がお前らに裸の描写伝えなきゃなんねぇんだ。その辺は勝手に想像してろ。俺は今から図書館行くんだから。ちなみにVIP待遇だった覗き魔はいつの間にか居なくなってたよ?フシギダネーナニガアッタンダロウネーまる。


「メリス。次は図書館に行きますわよ」

「はい、お嬢様」



 そして俺は出会う。

 その物語の一端に。その出会いから俺は何かの意思によって中央へと引っ張られていく訳だがそれは別の話。


 もし未来の俺がここに居たのなら、図書館には絶対行くんじゃねえ!と言うことは間違いないだろう。


 これは前世勇者だった辺境伯令嬢がとある物語に巻き込まれる物語。しかしてその物語の行方はまだ誰も知らない。

いかがでしたでしょうか。

モチベーションを保持するために書き直ししました。


内容は前より駄文が増えてるくらいです。

良かったら意見とかください。ではでは。

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