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こんな出会いは望まない
俺、逢沢拓海は私立白桜学園に通う普通の高校2年生だ。
いや、そうではないのかもしれない。学校もいかにも漫画やアニメにでてきそうな名前である。
バタバタバタ、、、なんの音だ?
あー、なんだ、前からパンをくわえた女の子が走ってきているだけか。きっとこのままいくと俺とぶつかるんだろうな。
だがしかし、あいにく俺はそんなベタな出会いは求めていないんだ。
、というわけで近くを歩いているメガネの少年に場所を代わってもらおう。
「君、こっちに来てごらん。出会いが待っているよ」
「え?」
メガネ君は戸惑っているようだが関係ない。メガネ君を俺がいた場所に連れてくる。
…………
ドーン!横でパンをくわえた女の子はメガネ君にぶつかったようだ。
グッドラック!