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僕から私へ  作者: MOG
2/18

第二話 変身

朝―


朝日が目に入り目が覚めた。


「ん〜、今日はよく寝た気がする…」


そこで何か違和感があることに気づいた。


声が変だ。


布団を剥いで体を起こす。


自分の体を見てさらに気が付いた。


「パジャマがピンクに見えるのは気のせいか…?」


顔を叩いて見る。つねってみる。


「どう…見ても…ピンク…だよね…?」


パジャマを見てるうちに更に次の発見。


体の前に2つ、以前は無かった丸い塊がある。


「・・・・・・・!!!!」


パンツの中を覗く。


「……ない……」


男の大切なものがない。


顔を思い切りはたいてみた。

ダッシュで部屋の前の洗面台へ。


鏡の中には肩までかかるセミロングで綺麗な黒髪、整った顔をした女の子が左頬に手の跡をつけてたたずんでいた。


右手を上げる。鏡の中の女の子も上げる。


左手も上げる。女の子も上げる。

ダッシュで部屋に戻る。


服を脱ぐ。ブラジャーにショーツ。トランクスなんてものは穿いていない。


クローゼットの中を見る。見知った服が1つもない。


机の引き出しから去年の修学旅行で撮った写真を取り出す。


男4人女2人の6人班だったはずが、男3人女3人になっている。


消えた男―義樹


増えた女―鏡の中にいた女の子


「ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って。僕、変身なんか出来たっけ?」


そんな仮面ラ○ダーとかなんとかレンジャーじゃあるまいし。


「じゃあ女になれたの?・・やった!・・・ってなんでだよ!」

「落ち着け落ち着けおち…」

「ご飯だよー!」


母さんの声が響いた。


僕はどうすればいいんだ?

2話目です。

とりあえず毎日1話づつ更新ということでお願いします。

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