第十七話 告白
お久しぶりです
放課後になった。
場所は第2体育館の裏。
正直ラブレターといい、場所といい、ベタベタだ。
もっといい場所はないのか。
そんなことを考えて体育館裏に来た。
後ろには3人が隠れながら付いて来ている。
彩子なんてすごいにやけてる。
差出人は廣田という人。
はっきり言って、誰か知らない。
だからその場所に人がいても、その人とは判断出来なかった。
「小山さん!あの…僕と付き合ってくれませんか!?」
いきなりの告白。
ここは普通
「来てくれてありがとう」くらい言わなきゃダメだろ。
ということで却下。
当たり前だけどね。
僕は男なんだから。
「ごめんなさい。私、あなたのこと知らないし。」
そう端的に断った。
仕方ないだろ?
こんな経験当たり前に初めてなんだから。
どうやったら優しく伝わるかなんてわからないよ。
これは3人への言い訳。
みんな
「あの断りかたはひどい」
とか
「廣田くんがかわいそう」
とか言われたからだ。
言い訳といっても事実ではある。
生まれて初めての経験だから。
僕もモテるようになったな〜
女の子として…
泣いていい?
このまま女の子として生きた方がいいんじゃないのか?
とすら思ってしまう。
でも僕は男に興味はないから、やっぱり男として、女の子と接したいな。
少なくとも、この廣田という人による告白は美樹の心に変化をもたらすことにな
ったのだ。
今まですいませんでした。
風邪やら引越しやらが重なって、更新できませんでした。
今は大学のパソコンから書き込んでます。
家ではまだパソコン使えないみたいなんで、これからもなかなか更新できません。
5月になれば完全復活する予定ですので。
これからもよろしくお願いします。