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プロローグ

思い立って連載を始めました。

更新は不定期で話が思い付いたら投稿するというプロットなしの小説になります。

それでも言い方はどうぞ

目が覚めて外へ出ると世界が紅かった。

なんでだろう。


熱い。

苦しい。


熱いからなのかほかの理由からかもしれないけれど、とにかくここから逃げなきゃいけない。

其れだけは確かだ。

そういえばお父さんとお母さんはどこだろう。

村のみんなはどこだろう。

皆はどこへ行ったんだろう。

分からない。

見渡してもいない。


だけどなにかを見つけた。


「おじさんは誰? 」


見た事が無いおじさんを見つけた。


「ほう? まだ生き残りがいたのか。悪いな」


おじさんはそんなことを言って手を僕の方へ振った。

おじさんは何故か爪が長くてとがっていた。

それが僕に振るわれる。

なんでだろう。

なんで僕にその爪を振うのだろうか。

僕に刺さりそうになったその時

僕の前に人が飛び出してきた。

その人は僕が知っているお母さんだった。

お母さんは僕を見ると倒れた。

何で倒れるんだろう。

なんで胸から真っ赤なものが噴水のように出ているんだろう。

お母さんから出てきた真っ赤なものが顔にかかった。

それは暖かかった。

この暖かい真っ赤なものはなんだろう。


「……まさか母親が生きていたとは。だが次で終わりだ」


そんなことを言っておじさんはまた僕に爪を振った。



目が痛い。

目が熱い。なんでだろう。

目があついあついあついあついあついあついアツイ

目から熱いものがでていく。

目が熔けそうだ。

目からでた熱いものはおじさんの体を包んだ。

おじさんの手は止まった。


「グアアアあァあああアアァ!! …………まさか、この身を滅ぼしたか」


そんな事を言っておじさんは消えて…いっ……












「はあ、はあ、はあ、夢か」


全く朝からこんな夢とは悪いことでも起きそうだ。

遠い昔の夢。

まあ、とはいっても十何年かの昔ではあるけれど。

と独りごちる。


「大丈夫か?アレン 」


どうやら同部屋のお人よしを起こしてしまったらしい。


「大丈夫だ、ルーカス」


「本当にか? 」


疑わしそうな視線を向けてくる。

全く、コイツは本当に鋭い。


「本当に大丈夫だ」


コイツはかなりお人よしだ。

善意の塊みたいなやつだ。

だからこそ目指したのかもしれない。


悪意の塊を狩る仕事をエクソシストに


エクソシストとは悪魔を狩る集団である。

逆に悪魔とは悪意の塊である。

悪意によって形作られ、人の悪意に付け込んでとり付くことだってある。

そしてその悪意を増幅させ人を操っている。

何故かというと楽だからだ。

悪魔本来の姿ではやはり目立つ。

悪魔が棲んでいる魔界から来るのだがその姿で闘っていれば当然エクソシストが出撃する。

悪魔にとってはエクソシストが大敵なので見つかったら大変なのだ。

そこで人と言う|体(入れ物)を使う事によってあまり見つからないようにはなる。

だから悪魔はこちらへ来るとすぐに|人間(入れ物)を探す。

だがとりつく人間は何だっていいわけではない。

悪意を持った人間でないといけない。

何故なら悪意の強いものでないととりつけないのだ。

悪魔は悪意にしか付け込めないのだ。

逆に悪意が強いものほど良い。

何故なら付け込む隙が多いからだ。

そして悪魔に憑かれたものを祓って倒すのがエクソシストなのだ。

そして今俺等はそのエクソシストになるための学校へ通っているというわけだった。


「さてそろそろ行くか」


「ああ、そうだな」


何も嫌な事が起こらないようにと寮から出た。

だがそれはこれから起こることを予知していたのかもしれない。

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