言葉くくり~とおりゃんせ~
言葉には古来から力がこもるといいます。
ここ、水穂の国という場所には遥か昔から「言霊使い」という不思議な生業の仕事がありました。
彼らは水穂の国にある108もの災いを鎮めるために「言葉」を用いてそれを縛り、
荒事をおさめていきました。
多くの者が語り継がれれば継がれるほど「言葉」の鎮めは効果を増し、
歌ななどなれば「言霊使い」としては嬉しいかぎり。
物語などになればそれはもう「言霊使い」の人々にとっては本懐というものでありました。
さて、これからはじまるのはとある小さな農村のお話であります。
たくさんの兄弟を持つ小さな末の子供。
名前を聡介〈そうすけ〉という、聞き分けのよい優しい幼子でした。
毎日毎日、ろくなものも食べず。
けれど文句ひとつ言わずに、腹が鳴るのをこらえて、家のお手伝いをしているような子でした。
そんな聡介にある転機が訪れます。
はじまりは、朝―
美味しいそうなご飯のかおり、母に訊けばそれは聡介の為だけに用意されたものでした
***
「武鳥物語」とは姉妹作品になります
主軸となる人や中心となるものは異なりますが
物語舞台・一部登場人物・世界観が重なっております。
ここ、水穂の国という場所には遥か昔から「言霊使い」という不思議な生業の仕事がありました。
彼らは水穂の国にある108もの災いを鎮めるために「言葉」を用いてそれを縛り、
荒事をおさめていきました。
多くの者が語り継がれれば継がれるほど「言葉」の鎮めは効果を増し、
歌ななどなれば「言霊使い」としては嬉しいかぎり。
物語などになればそれはもう「言霊使い」の人々にとっては本懐というものでありました。
さて、これからはじまるのはとある小さな農村のお話であります。
たくさんの兄弟を持つ小さな末の子供。
名前を聡介〈そうすけ〉という、聞き分けのよい優しい幼子でした。
毎日毎日、ろくなものも食べず。
けれど文句ひとつ言わずに、腹が鳴るのをこらえて、家のお手伝いをしているような子でした。
そんな聡介にある転機が訪れます。
はじまりは、朝―
美味しいそうなご飯のかおり、母に訊けばそれは聡介の為だけに用意されたものでした
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「武鳥物語」とは姉妹作品になります
主軸となる人や中心となるものは異なりますが
物語舞台・一部登場人物・世界観が重なっております。
言葉くくり
2011/02/02 16:46
或る告白
2011/02/02 16:48
あわぶくたった
2011/02/02 16:51
ゆびきりげんまん 上
2011/02/02 16:53
かごめかごめ 上
2011/02/02 16:55
ゆびきりげんまん 下
2011/02/02 16:57
かごめかごめ 下
2011/02/02 16:58
終章 とおりゃんせ
2011/02/02 17:00