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反撃そして事後処理?

挿絵が無いもので読者の想像におまかせするものがほぼですがそれはそれで個人で楽しんで貰えると嬉しいのでこのまま通常通りいきます

「人間よ、さっきまで何も出来なかったのだ、我の地獄の業火を克服したのを褒めてやる。褒美としてこのままお前が逃げるというのなら俺は何もしない。逃げるならどこへでも逃げればいい」なんだろう?自慢の炎が効かないからなのか少し冷静になってる気がする。でも向こうとしても理不尽に終焉へと導いている訳では無いということなのか……「もし、俺が逃げないとしたら?」「お前が逃げようとせず抵抗しようとするならば仕方ない……炎が効かなくてもほかの手もある。それらでお前を殺すこともできるのだぞ?」しかし俺はここで引くつもりは無かった。なぜなら……「引くつもりは無い。俺の友達を泣かせたからな」友達泣かされたら許すわけないだろ!「そうか……ならば仕方あるまい。お前のことは忘れんよ」「なんで俺がもう死んでる前提なんだ!もっと許さん!」と俺は勢いよく終焉龍の元へと突っ込んでいく。「我が硬き鱗の前に生身の人間の身体なぞ砕くのは容易い事よ。それでもなお、なぜ近づいてく………」その余裕そうな雰囲気は驚きと言葉と共に失っていく。そう、「誰が最初から身体ごと突っ込むと思ってんだ?俺だってそんなこと見りゃあ分かる。だからこうやって杖使ってんだろ。だけど……これを杖と呼んでいいのか?」俺の持つ杖は持ち手の部分以外は刃物のようになっているがじっさい本当なのか試すついでに刺してみたところ意外と刺さるどころか中まで食いこんでいた。「ぐ……っ、やるではないか。だがこの程度のもので我は……」「そう、“この程度”だったらな。」俺は終焉龍の硬い鱗を通り越してまで刺さっていた杖を少しばかり回した。そんなものでは普通の杖ではなんとも起こらないだろうし、そもそも刺さることもない。だがこの杖は“神器”だ。俺がこの世界で気を失っていた時に聞いたあの神からの話を通じてひとつ分かったことがあったそれは、「なあ?回した時には力が働くよな?そのエネルギーをこの刺した穴を横に押し広げるエネルギーに変えた後に増幅させたらどうなると思う?」俺は脅しながらも笑った。相手は終焉龍。ひとつ間違えれば誰かが死んでもおかしくない伝説に出てくるようなやつだ。だがいくら伝説の中においても、この世界の中においても万象には逆らえない。つまりは死ぬ時はいかなる存在であっても死ぬ。相手がたとえ終焉龍でも同じこと。そう考えれば、こいつを倒すことは不可能では無いし普通の生物と同等の考えが出来る。つまりはこいつを多量出血で倒してしまおうという算段だ。穴が広がればやがては血管が出てくる。その血管にも穴を開ければ次第に死ぬということだ。だがそんな俺の考えを見通したのだろうか、「お前は我が血を失うだけで倒せると思っているのか?我はその失った血液すらも高速で生みだし更には再生させることも出来るのだ。お前はただ我に対する時間稼ぎにすらならないのだ。」と笑い返されたのだが俺はあるひとつの単語で俺には既にこいつを倒すことができると確信した。俺もたった今この能力の存在に気づき、今それを使っている。こんな短期間では性質などを完全に理解することは難しいだろう。だが仮にもこれは俺が望んだ能力。だとすれば話は変わってくる。「お前今、“再生する”と言ったな?やれるものならやってみるがいいさ」「一体どういう………!?」終焉龍の疑問とともに響き渡るのは悲鳴。そう、終焉龍自身の悲鳴である。「ぬぁぁ……っ!?お前!何を……したというのだ!?」「簡単な話だ。お前は今自分で“再生する”と言った。つまりは俺の力でそれを逆転させることができる。再生するということは不明なエネルギーによって元の形に戻っていく。だがそのエネルギーを逆に作用するようにして増幅したらどうなるか分かるよなあ?今みたいになるって訳だよ。俺にはその正体がいくら不明であろうがエネルギーである時点でそれを操ることが出来る。この世の全て……いや、全宇宙、全ての次元においてあらゆる生命体はエネルギーが必要であって、それが無ければ生きることはできない!お前は今この世の理にひれ伏すのだ!」俺はそれと共に先程まで剣のように持っていた杖を持ち手側の鮮やかな宝石を上にして持ち直す。そしてその先を勢い良く終焉龍へと向ける。「天地創造、万象顕現……不変の理は我らを凌駕する。凌駕せし理は我らを導かん。我らの鼓動とともに未知へ破滅の記憶を刻め!“メモリーオブデストラクション”!」「お前……っ!」この学園中の魔力の大半を用いて繰り出す一撃。魔法に対して相手が耐性を持っていようがそれは無意味となる一撃。爆風が自分の身体を通り抜けていきその後にすざまじい破裂音が響き渡る……目の前は真っ赤に染まり、空の色も視認できない。終焉龍はあらゆる魔法攻撃を無効にするとも言われているそうだがこれは魔力を使ってはいるがそのままでこの一撃を生みだした訳では無い。魔力をありったけの熱エネルギーに変換した。正直、変換効率とかはよく分からないが元々の量が多かったためか自分の予想以上のエネルギー量になった。後はその熱エネルギーに向きを持たせ、そのままある一点に集中させる。頭の中で突然思い浮かんだやり方だが少なくとも前世の物理法則では不可能である。この世界だからできたのかそれとも、この能力には自分が思っている以上のスペックがあるのだろうか……そんなことを考えていると、先程までの終焉龍の叫び声が消える。考えるタイミングがおかしかったな。でも内心……気持ちよかったのである。「う、嘘だろ……」「跡形もなく消えちまったぞ……」「ねぇ、魔法攻撃は無効化されるはずだよね……?」そんな驚きと喜びが混じりこんだ声が後方から聞こえてくる。「ええっと……一応魔法では無いんだけど……」「あれの何が魔法じゃないって言うんですか!?私の禁術ですら魔法という枠組みには入るんですよ!」と俺の肩を持ち激しく揺らしながら聞いてくる。「お、おい!揺らすのはやめろ!頭グワングワンするから!そ、それより良かったじゃねえか!あの終焉龍を追っ払ったじゃん!」「た、確かにそうですけど……っていうか“追っ払った”というか消してるんですよ!あの厄災レベルの龍を消すなんて人間の所業じゃないんです!」え?何?俺人間じゃないとでも思われてる訳?俺現在進行形で人間なんですけど……そんなふうに揉めあってると「ヴェネル!」とあの先生から呼ばれたのだった……

「あ、あの……ひとつ言うといい加減名前を教えてもらっても……」「そ、そうであったな!名前はグレリーという!まぁ好きに呼んで貰っても構わんぞ!」俺はあの終焉龍消滅の件が終わった後グレリー先生という熱血教官と共に学園長の部屋の前に連れてかれたのである。どういう訳か「あ、あのぉ……どうしても私も……ここにいるんですか?」ユリアも連れて行かされる羽目になった。「良いか!お前ら、今からは学園長の面前だ。無礼な真似だけはするな。それさえしなければ特に問題は起こらないからな!あの学園長は心が広いからな!」と笑いながら言った。いやいや!今から学園長と会うんですよ!普通入学初日でこんなの余程の問題児でなければ有り得ないだろ!「では開けるぞ。話は基本的に俺が進める。もし何か言うことがあれば学園長が話していない時にするんだ。ならば基本、話は聞いてくださる。」いやぁ……この人に敬語は絶対に似合わないわとそんな変なことを考えているうちに目の前の大きな扉が開かれる。「よく来たね」学園長は俺の予想外の反応を見せた。それはとても柔和な笑顔だった。年は50代後半程の男性だった。威厳のある風格を保ちつつ、その中で人と接し合えるような優しさを持っていると思うような返事だった。そしてその部屋の中は様々な宝石や金などの装飾が施されている。さすがと言ったところだろう。その反面学園長の服装は普通のスーツ?と言ったところか……別に自分を華やかにする必要がないと考えたのだろう。すると「学園長。突然申し訳ない。この度はひとつ報告がありまして」「なにかね?」と話が始まっていた。「グレリー先生?報告も大事ですが私はこの者たちの名も知らない。なにせここは生徒多いからね。名前だけ聞かせてもらっても?」「すいません!では、ほらお前たち名を」「俺はヴェネルといいます」「わ、私はユリアで……す……」震えた声を発していたがユリアは大丈夫だろうか?「ヴェネル君にユリア君だね、私はフレックスという。覚えて頂ければ嬉しいね。ではグレリー先生改めて報告を」「は、はい!まず先程終焉龍が授業中にここに侵入しました。」すると少し学園長の顔が少し険しくなる。その反応を予想していたのかすぐさまにグレリー先生は「ですがもう既に終焉龍の存在はありません」と返した。すると学園長の顔が険しいものから安堵の表情を浮かべる。しかし直ぐに驚きの表情へと変わっていた。この人表情豊かだなぁ……「グレリー先生?終焉龍の存在が“ありません”とはどういうことかな?」「言葉通りでございます」「ど、どういうことかね?!あの終焉龍だ!すぐ立ち去るとも考えられにくい。となると消えたのには別の要因が……」「学園長。その要因がこのヴェネルです」「ん?グレリー先生?まさか冗談で言っているのでしょう?いくらこの学園の入学に必要な実力がこの大陸中の上位と言えどもあの終焉龍相手では……」「学園長……最初は自分も目を疑いましたよ。終焉龍が現れたところから夢を見ているのでは?と。ですがそれは夢ではなく現実だったのです」「そこは理解しておる。終焉龍が現れたのは本当だからな。この部屋にいたとしても感じるあの存在感……間違いはないだろうが……」「学園長……信じられない気持ちはよく理解できます。ですが……あの光景を見て思ったのです。これは幻では無いのだと夢でもないのだと。あの燃え盛る灼炎を片手で全て受け止め、謎の杖を携えそれ1本で翻弄し、あの硬い鱗をも貫き、あの異常な再生力さえも無力化させるどころか状態異常へと持ち込んだ。そして最後に響き渡る破裂音、そして目が眩む閃光と共に身体を襲う熱風……あれを見ては夢とは家無くなりましたよ。自分もこの人生、色んな生徒を見てきましたが……あれほどの生徒はいませんよ。たった一人で終焉龍を倒すどころか消し去りましたから」学園長はとても信じられないような顔で俺を見つめる。だがすぐに元の表情へと戻し…「グレリー先生がそれほどまで言うのなら本当なのであろう…しかし、本人にも私は聞きたい。ヴェネル君?君はあの終焉龍をどうやって倒したのかね?」はぁ……最後のあれの説明すればいいかなぁ…正直あれさえ撃ち込んでたら一撃で葬れたと思うし。「ええっと手短に説明します。まずこの学園内の魔力の大半を…」「ヴェネル君?あの終焉龍は魔法攻撃は無効化されるのだよ?魔力を使うなどとても……」「すいません…学園長一応最後まで聞いていただけるでしょうか?先程周りにいた人達の反応もそんな感じでしたので」「これは済まない…続けて頼む」学園長……ちょっとせっかちなのか?「確かに魔力では通用しません。ですが終焉龍に効かないのは“魔法攻撃”です。ですが確かに“物理攻撃”も硬い鱗で通りにくいとされてますね?ですが……魔力を別の形に変えればそれはどうなるでしょう?」俺は少しばかり投げかけるように言ってみたすると「魔力を別の形とは?一体どういう…」「良いですか?この世界は全てエネルギーというものがあってあらゆる現象が起こるんです。エネルギーがなければ何も起きることはありません。そして俺は魔力も一種の“エネルギー”としたんです。なぜなら魔力で駆使する魔法は術者の意思に沿ってあらゆるものが具現するんです。先程も言いましたがエネルギーがあって初めて現象が起こる。つまり魔力もエネルギー…そこまで辿り着けば簡単です。魔力を熱エネルギーに変換します。それを増幅、そして終焉龍へと向きを持たせ1点に集中させる…それが集まればやがては連鎖的に空気中の分子が反応を起こすするとそれに伴い熱エネルギーも肥大化し、やがて爆発を起こすんです。その爆発は普通のとは異なります。先程言った通り熱エネルギーに向きを持たせました。するとその方向へと向かう熱エネルギーは熱線となるんですそれが終焉龍の急所を貫いたんですよ。そして消えてしまったのはそこで到達する温度はだいたい7000℃程でしょうか?しかしこれは瞬間的なものだったので外部に被害が出ていないんですよ」学園長は困惑する表情を浮かべながら必死に理解しようと思考している。横のユリアは何やら頭を抱えており、グレリー先生と言えば利害が追いつかなくなったのか、考えることをやめたそうだ。「ヴェネル君……君はもしかして………“能力”と呼ばれる魔法などとは異なる領域のものを持っていたりしないかい?」………なぜそんなものを知っている?俺は生まれ変わりの身。その時に叶ったものだが…しかし否定するのも……「いや、いい…君の顔を見て分かったよ。しかし……どうしてユリア君まで呼ばれているのだね?先程の話によれば関わりが無さそうだが……」「確かに直接的な関わりなどはございませんがこの者“禁術”を行使できるらしく…」すると学園長は興味深そうにユリアを見つめた後「なるほど…グレリー先生が連れてきたのも無理は無いね。でも大丈夫。私も禁術については色々聞いている。名前からすれば確かにとんでもないものかもしれないが、適切に使えば大きな力にもなる。数少ない禁術使い…素晴らしいと思うよ。」と思ってもみなかった反応をした。「そうだね…君たち二人とも……」な、なんだ?いきなり表情変わったから怖いんですけど!ま、まさか退学!?ここまで褒めるように言っておいて?!そんなの嫌なんですけど!と少し慌てていると

「君たちを明日から学園内の最上位クラス“特別魔法専攻科”へと移すことにする!」

今回の投稿は前回よりもかなり間が空いてしまいました。ストーリーというのも展開するのも難しければ情景の表現も難しく未だに上達への道のりは長いです。ですが様々なものに興味を持って食らいつくのは大事だと思っているのでこれから先も下手なりに頑張っていきたいと思います。この度も呼んでいただけた方本当にありがとうございます!

(次回やっと学園生活主体のストーリーに入れるか!?)

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