軽い気持ちで望んだら何事も大変なのです
今回自分のストレス発散も兼ねて小説を書かせて頂くことになりました。作者はこういったことが初めてなのでいろいろと言葉の使い方や作中での敬語の使い方も下手かもしれません。温かい目で見てくださると嬉しいです。
―ある日の朝―
俺は喉が乾き、立って水を飲みながらテレビを見ていた。
「2055年までには採掘可能な化石燃料が大幅に減少すると考えられ、我々人類には化石燃料を頼らない新たなエネルギー源が必要であると……」
俺はそのコップ1杯の水を飲み干すと、
「はぁ……“エネルギー”だの“化石燃料”だのテレビもうるさくなったもんだなぁ。そもそもなんでそんなことになるって昔から考えなかったんだよ……今はあまり行ってないけど学校の授業でもたまに“君たちがこの日本の将来を変える担い手となるんですよ”なんて言われても困るんだけど……」
そんなまるで俺たち若い世代に丸投げするかのように問題を突きつけられるメディアにはもう飽き飽きだ。
すると、俺の母親が「そもそもテレビなんて嘘しか言わないこともあるしあまり信用するのも良くないんじゃないの?そんなことより今日くらい学校行ったら?」
テレビが嘘しかつかないなんて考えたくもないが……まぁありえないと断言出来る訳でもないしそこが怖いところでもある。ていうか「学校行っても別になんもないし……意味ある?」しれっと「学校行け」なんて行ってくるなよ……日常会話に入れるようなもんじゃないだろ……
今度は父親が「柊弥…お前いい加減に言ったらどうだ?最近なんか1ヶ月に1、2回行くだけだろ……?そろそろ将来のこともあるし、英語とか成績悪いんだから行っておいたら良いだろ?毎回テストがある日には行くクセに……」
んー……いやね?俺だって学校は嫌いだから行かない訳じゃない色々わけもあるのだが少し申し訳ないと思ってたまに行っていてもこんな対応か……まぁ普通はそうか。
「そうよ、柊弥。どうせ今日もテレビだのアニメだの夜まで遅くまで見てご飯はあまり食べずに寝るだけでしょ?もう……多分いくら言っても今日は行く気がないんでしょ?だったら少し外には出たら?家の中ばかりというのも退屈よ?」もう母親の方は俺の行動パターンを理解しているのかは知らないが今日、学校に行く気がないということはお見通しらしい。さすがだと逆に感心してしまう。
「こっちはもう仕事に行ってくる。まぁ柊弥、無理はしなくてもいい外にはでも出るようにはしとけ、じゃないとお前が体調崩しても何もしてあげられないぞ?」
「分かったよ。じゃあ後にでも外でなんか買うついでに散歩でもしてくるよ」
「ならよし、じゃあ母さん行ってくるよ」
「行ってらっしゃい気をつけるんだよ!」
扉が開いたと思えば父親の姿は遠ざかりやがて扉が閉まり鍵がかかる……母親からすればこれがいつもの光景だろうが、俺からすればこういうのも見るのが久しぶりでしばらく玄関を見つめてしまっていた。
「それで?後で行くと言っても何時くらいなの?今からじゃないなら朝ご飯ぐらい準備するけど?」
せっせと自分の分の朝食を準備する母親がこちらを振り向くことなく言ってきた。俺はたまには朝食くらい食べるかと思い俺は“じゃぁ軽めので頼む”とお願いするとこちらを振り向き少し驚きながらも嬉しそうに“分かった”と言うと俺の分の準備も始めたのであった。喉が乾いて、水を飲むためにリビングにきたが……朝食を食べることになるとは思いもしなかった。でもこういう時間も人間には必要なのかもしれない……。
俺はいつもでは食べることがほぼない朝ご飯を食べ終わると、「じゃあ散歩にも行ってくる。ついでに昼飯買ってくるから後で俺の昼飯準備しなくていいよ」「うん、気をつけて行ってきなよ。でも朝ご飯食べたのにもう昼ご飯のこと考えてるもなんだか変ね」と少し笑いながらも手を振る母を見ながら家を出て行った。この時、俺はこれが人生最後の家族との会話になると思わなかった
「久しぶりに外に出たが……朝の住宅街というのはこんなに車や自転車で騒がしいのか……まぁ、でも散歩に行くと言ってしまったものは仕方ないか」俺はひとりでぶらぶら当たりを見回しながら呟いていた……呟いてしまうほど俺からすればこの光景が珍しかったのである。理由とすれば俺がほとんど家を出ることがほとんどないからだが……でもこれでも学校には1ヶ月に1、2回は行っている。しかしその時の朝の光景とは明らかに異なっていたのだ。
何気ない会話をしながら2人並んで自転車をこぐ学生、近所の人の後ろについて行くように歩いて学校へと向かう複数人の小学生、それを注意深く避けるように進む何台もの自動車……ここら一帯は住宅街にしては車通り、人の移動などが多い地域なのだ。俺は改めてそのことを思い知らされながらもただあてもなく歩き続けていると……
ふと俺の目の前にあった横断歩道を見る……歩行者用信号は青だったが何やら少し小学生の集団が騒いでいる。
さすがに横断歩道で騒ぐのはなぁ……俺はそう思いそれを伝えようとするとその集団が何やら慌てるように向こう側へと渡っていく既に歩行者用信号は赤になっていた。
「大丈夫だったか……」と俺は別の方向へと進もうとすると
「痛っぁ……」と何やら倒れるような音がする。振り向けば1人の小学生が転んでいた。俺はその光景に少し危機感を覚えた……
頭の中で瞬間的な概算が行われていた 「待て……さっき俺が見た時の歩行者用信号は赤、そして俺が別の方向へと歩き出そうとした時にそこの小学生は転んだ…ここまでに要した時間は約1.3秒、いつもでは無いが普段見る信号を見た感じだと赤になってから約5秒後に車が再び走行する……しかしそれは赤になった瞬間からのカウント……俺が見た時には変わっていたつまり……」その時俺は悪寒を感じた。
俺はこの短い瞬間にやばい事になるのではないかと…
そして道路側を見ると今ブレーキをかけてもすぐには止まれそうにないトラックが……
俺は反射的に体が動く……なぜだろう、いつもは恐怖心によって動かないはずの体を……俺が見る先は立ち上がって間もない小学生へと向けられその小学生も今の状況を理解し泣きそうになっていた。「せめて、せめて!この少年だけにでも!俺みたいなやつじゃなくてこの少年に未来を与えてくれ!」俺はそう叫んでいたつもりだったが何か強い衝撃を感じてその声は途切れた…俺の体は激痛とともに少しばかり宙を舞っていたその後地面へとぶつかりまだ何とか激痛に耐えながらもじわじわと薄れる意識を保ちながらも呟いた「あの少年に未来を与えることはできただろうか……、クソ……寄りにもよってこういう時に謎に計算ができてしまうこの脳はどうなってんだ……数学やんなきゃ良かった……」俺の周りへと人が集まり何やら色々叫んでいる人もいればスマホを取り出し電話をかける人もいるが……「俺はこのまま体を強打したことによる内臓出血で死ぬだろうな……幸いにも頭からさっき打たなかったことが即死に繋がるルートを絶ったて訳か……しかしこうなると…ゔぅぁ!?」口から血が漏れ出す「そうか体内の出血量……こりゃ酷いな……」
なぜこんな時に限って冷静に判断ができるのかそんな自分が少し怖くなってきた。「これは俺がこの世界に対する最後の願いと言ったところか……どうかあの朝で見たエネルギー問題解決しますように……そして出来れば俺が知ってるファンタジーの世界でエネルギーと言うやらの万能神様みたいな…ゲ、ホェ……ッ!?」まずいこりゃ限界だ……頼む、最後まで言わせてくれ。これが最後の神頼みってやつだから!「どうかそのエネルギーを操ってみたいのでそんな力を俺にくだ……さ……い……」そして俺の目の前の世界は暗闇に覆われたのである。
「あれ?俺さっき死んだよな?どう見てもあの口から出てる血の量に内臓出血……それらの点を考えたとしても……」
俺は暗闇に覆われていた世界が突如明るくなりそれが段々と何かに顕現していくのを見て不思議に思っていた。いわゆる走馬灯とは違う。なぜなら全く自分の知らない光景が広がっていた。俺の小さい頃なのだろうかととも思ったがそれを否定するかのよう声が聞こえたのだ
「おい!お前いつまで寝てんだ!?さっさと起きろ!今日は学園の入学式だぞ!」ええっと…なんて?冗談?何言ってるのか理解が……
「ここどこです?」今この瞬間1番知りたい情報を単刀直入にそこにいた少し怒り気味の男性に聞いてみた。その男性は体型は普通で身長は比較的高め、目は青く、声も透き通っていたのだが……「寝ぼけてるのか?今すぐこのベッドから引きずり下ろされたくなければ支度しろ!まぁ良い……どうせ今日でしばらく会えないだろうしな……まぁそういうわけで試しに怒ってみたけどどう?なんかそれぽかった?」
ええっと……ますます分からない。“試しに怒ってみた?”
何言ってるんだ?こいつ「まぁそんなことはどうでもいいでも本当に早くしないと遅れてしまうよ?急いだ方がいいよ、ヴェネル」待て?俺が誰だって?“ヴェネル”?何言ってるんだろう?と俺は体を起こしてみる。
……まず服が違う。主に白色で水色が所々にある。んーなんと表現すればいいのだろう…少し白衣に似てはいる。それによくRPGゲームとかに出そうな魔法使いのローブが合わさった感じだろう。そして近くを見てみると鏡があった。俺は立ち上がり、その鏡へと向かいその鏡の中の光景を見たが、……「これ、俺なの?髪色とか目の色とか顔立ち全く違うんですけど!?なんなら俺のさっきの血液どこに消えた!?」驚きのあまり叫んでしまっていたすると後ろにいたさっきのいかにもイケメンな男性が「何を叫んでいるのかは知りませんがとにかく急いでくださいねもうすぐ出発しますよ。後、5分後には下に降りて来てください」俺は適当に返事を返すとその男性はこの部屋のドアを閉め立ち去った。
「今の俺どうなってんの?なんか違う……死んだはずじゃ……ってまさか!?」俺は前とは異なる見た目を見て驚愕している中ひとつの考えに至る。それは「俺……転生してしまいました?」それ以外に考えは出てこない。まだ外の世界も分からない……しかし死ぬ直前までの記憶は未だにあるとすれば……「まぁこういう考えが自然か。しかし不思議だな、いざ自分がそうなると本当に混乱するものなんだな……」
しかし俺の今の目の色それは紅く、髪色は汚されていない純白だった。肌も以前より白みを帯びている。「おい、待て、そういえば学園とかなんだか言っていたがそれより転生したとなると……」俺は無意識に下半身へと手を伸ばすすると触れたそこには前世と同じ感覚があり……「良かった……これでもし違っていたらもっと頭の中が混乱するところだった……だとしてもこの見た目だとやはり間違われるのでは?」俺の外見は普通に見れば白いローブを着た女性の魔法使いだと思われても不思議ではない……「こればかりは少し気をつけないとな……おっともうそろそろ5分経つな。俺のこの正確すぎる体内時計は未だに健在か。まぁ困ることもない早く下に行こう!」
俺は部屋のドアを勢いよく開けて軽やかに下へと向かっていった……
いかがだったでしょうか。第1話ということでまだまだあらすじに到達するまでもう少しだけかかります。次回にはたどり着けるように頑張ります!ご意見、ご指摘等あればいただけると幸いです。そしてここまで読んでくださった方ありがとうございました!作者もいろいろ努力できるよう頑張って行きますので次作も見ていただけると嬉しいです!