歪んだ水
何が欲しいのだろう
何を欲しがったのだろう
差し込む日差しに見初められて
君は今日も生きているのだろうか
しばらく見ないうちに
君はとても美しくなって
とても楽しく笑うようになって
君が愛した誰かと手を繋いで
もう誰も貴女を強がらせない
四六時中毛布のような愛で包み込み
あなたの笑顔で私を忘れさせてくれるような
愛の続きを
夢を 欲したんです
君が生きていてくれればと
あの日見惚れた絵画のように
君が青白く朝日に照らされて
此方を見つめているのを知ってから
僕は怯えてしまったんです
貴方の世界にまだ僕がいると
まだ僕が生きていると願った事
君がまだ僕を覚えていると妄想したことに
怒りを
目の前の蛍光は現実を教えてくれはしないのに
いたく心地がよくて
寒い 寒い 寒い