STELLA
「お兄さん、良ければ遊んでいきませんかァ?」
歌舞伎町の路上を歩いていればそんな風に声をかけられる人も多いはず。
居酒屋?
ガールズバー?
それとも少しえっちなやつ?
なんてドキドキしながら振り返ると、そこには一風変わった格好をした少女が佇んでいる。いわゆるメイドさんだ。
メイドさんと言えば秋葉原の印象が強いかもしれない。2000年初頭に秋葉原に展開したメイドカフェは、今では新宿・池袋・上野と至るところに進出していた。
同級生と噂話をして自撮りをしてタピオカを飲む。そんな《普通》をこよなく愛する女子高生、耀羊子《アカルヨウコ》は、ある日歌舞伎町のメイドカフェでバイトをしようと考える。
しかし面接当日、道に迷った彼女は勢い余って全く関係ない建物に飛び込んでしまった。一見何の変哲もないその建物はやけに湿っぽく生臭い。
おそるおそる辺りを見渡すとうっすらと微笑む謎の美少女がいる。メイドの格好をしているその少女は血塗れのひしゃげた死体を持っていた。
《地球外生命体ステラ》と《少しだけ心が足りない女子高生》が歌舞伎町のメイドカフェで織りなす、お仕事ダークファンタジー。
1.初めまして歌舞伎町
0.歌舞伎町
2021/06/30 17:36
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1.「濁ったあなたの瞳が、私を捕らえて逃さない」
2021/05/08 13:37
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2.「ただの入れ物に、何の価値があるのだろう」
2021/05/08 14:18
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3.「金色のそれは、蜘蛛の糸のように私を引き寄せた」
2021/05/08 15:01
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4.「すり潰されてひき肉になるのは、死後火葬されることと何が違うのだろう」
2021/05/08 16:03
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5.「私はどこにいっても霞のような存在だった」
2021/05/08 17:01
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6.「秘密はどうやってもバレてしまうものだ」
2021/05/08 18:12
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7.「人は幸せを可視化しようとする」
2021/05/10 10:21
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8.「死がこんなに優しいのであれば、」
2021/05/10 11:58
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9.「君に姿を重ねた」
2021/05/10 13:48
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10.「固く血濡れた床に、安堵した」
2021/05/29 11:43
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2.初めまして太陽
11.「太陽が私を、ほんの少しだけ高揚させる」
2021/05/30 04:15
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12.「それぞれの価値観が存在する」
2021/05/30 07:21
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13.「ごめんなさい、と思うべきなんだろうな」
2021/05/30 09:42
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14.「それはわたしの毎日と同じこと」
2021/06/30 17:54
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15.「不安と好奇心と」
2021/06/30 18:20
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16.「理由はまだ、」
2021/06/30 19:17
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17.「視線で穴を開けることが出来るなら、もう一つ開けることが出来るだろう」
2021/06/30 19:44
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18.「これと言って思うことはない」
2021/06/30 20:09
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19.「本音」
2021/06/30 20:38
20.「気怠そうなあなたを思い出した」
2021/06/30 20:55
21.「子供のような声だった」
2021/06/30 21:23
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22.「雷がすぐそばで轟いている」
2021/06/30 21:41
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23.「いつかその表情の意味が、理解できますように」
2021/06/30 22:02
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