お悩み相談
相談員:ボケ
太った少年:ツッコミ
ボケ「子供お悩み相談室って面白いよね。」
ツッコミ「そうだね。やってみよう。」
太った少年 電話をかける
相談員「はい。子供お悩み相談室です」
少年「もしもし。」
相談員「お名前を教えてね。」
少年「大輔です。」
相談員「今日はどんな相談かな?」
少年「僕、ご飯が大好きなんだけど、お母さんがあんまり沢山食べさせてくれなくなっちゃったの。」
相談員「へえ」
少年「お肉とかご飯とか沢山食べたいのに、野菜ばっかり。どうしたらお母さん、お肉とかご飯とか沢山食べさせてくれるようになりますか?」
相談員「うーん、大輔くんは、太っちゃったのかな?」
少年「うん。」
相談員「あ〜、だから飼育員、あ、いや、お母さん、エサ、じゃなくてご飯の量を調節してくれてるんだね。」
少年「う、うん。」
相談員「牧草、じゃなくて野菜も沢山食べなきゃダメなんだ。」
少年「・・・・・」
相談員「豚、じゃなくて大輔くん。」
少年「わざとだろ。」
相談員「運動はしてるかな?」
少年「してないよ。」
相談員「牧場、じゃなくて運動場を走ってごらんよ。」
少年「だからわざとだろ。」
相談員「筋肉をつけなきゃ。」
少年「うん。」
相談員「つけすぎると肉が硬くなるから僕はあんまり好きじゃないけど。」
少年「俺を食べる前提で話してるだろ。」
相談員「筋肉がつくと太りにくくなるんだよ。」
少年「そうなんだ。」
相談員「ちょっとは太った方が美味しいけどね。」
少年「だから食べる前提をやめろよ。」
相談員「霜降りがいいな。」
少年「だんだん露骨になってきたな。」
相談員「あ、でも豚の霜降りって、あんまり聞かないね?なんでだろう?」
少年「知らねえよ。聞いてくんな。俺が相談してんだよ。」
相談員「霜降りについて知りたいの?」
少年「そうじゃねえよ。」
相談員「トンカツってさあ、分厚いのが良い、みたいな風潮あるじゃん?」
少年「なんの話だよ。」
相談員「でもさ、カツ丼のトンカツはちょっと薄い方が味が染みるし、第一、食べやすいよな!」
少年「だからなんの話だって。」
相談員「豚スケ君は歳いくつ?」
少年「誰だよそれ。10歳だよ」
相談員「えー!流石に出荷遅すぎるよ。」
少年「出荷ってなんだよ。だから食用じゃねえって。」
相談員「観賞用?」
少年「どういう意味だよ。」
相談員「豚スケ君は、兄弟は何頭?」
少年「頭で数えるな。俺含めて3人だよ。」
相談員「そっかあ。お兄ちゃんと弟?」
少年「弟と妹だよ。」
相談員「メスもいるんだ。」
少年「オスメスで言うな。」
相談員「早めに出荷した方がいいよ。」
少年「全員食用じゃねえよ。」
相談員「観賞用?」
少年「だからどう言う意味だよ。どっちかと言ったら愛玩用だよ。」
相談員「愛玩用かあ。」
少年「それもムカつくな。」
相談員「豚って、確かに懐くし実は可愛いもんな。」
少年「実はってなんだよ。最初っから可愛いよ。ってか豚じゃない。」
相談員「相談なんだっけ?」
少年「もうお前には相談しねえよ。」