SU ME A KE / 僕が出会った雨の精は、音楽と賭けごとが好きみたいで。
岬の街の夏の終わり、不思議な声が僕の日常を少しずつ捻じ曲げ始めた。涼しげな雨の気配をまとったスミエという名の女と、彼女の奏でる音楽とに導かれるようにして、僕は現実とズレを持った奇妙な世界に足を踏み入れていく。
ウィスキーの瓶が光り、やがてビリヤードの弾ける音がする。彼女は僕に何を伝えるのか、僕はそのことを忘れないでいられるのか。その答えはきっと、雨の季節が過ぎ去ってしまう頃に示されるだろうと思う。
短期集中連載 中編作品
「 SU ME A KE / 僕が出会った雨の精は、音楽と賭けごとが好きみたいで。」
夏の終わりにお届けします。お楽しみください。
ウィスキーの瓶が光り、やがてビリヤードの弾ける音がする。彼女は僕に何を伝えるのか、僕はそのことを忘れないでいられるのか。その答えはきっと、雨の季節が過ぎ去ってしまう頃に示されるだろうと思う。
短期集中連載 中編作品
「 SU ME A KE / 僕が出会った雨の精は、音楽と賭けごとが好きみたいで。」
夏の終わりにお届けします。お楽しみください。
雲の通り道にある街。音楽会で僕は彼女に出会う。
2018/08/21 18:44
(改)
彼女の放つ音、そこに含まれる雨の気配。
2018/08/22 12:41
(改)
彼女は賭けを持ち出す。死んでしまった魔人たちと、ビリヤード場の魔人たち。
2018/08/23 19:25
(改)
賭けの賞品が決まる。夜通しの拮抗したゲーム。
2018/08/24 16:08
(改)
ビルの端を梳いて射す光。朝には不思議な生気が溢れた。
2018/08/25 12:22
(改)
夏草の原っぱ。Big Yellow Taxi
2018/08/26 14:28
(改)
雨の季節の終わり。僕は眠りに落ちる。
2018/08/27 16:34
(改)
秋雨明け。岬は新しい季節の中にあった。
2018/08/28 17:04
(改)