私の終わり
はじめまして。作者は電子機器を使い慣れてない上に小説の執筆も投稿も初めてです。
誤字、脱字等ありましたらご指摘お願い致します
投稿スピードには期待しない方が吉。
ああ、死ねるかもしれない。
私が子供を助けたことなんてそんな理由からだった。
辺りをみれば1人、2人程はいるような母子家庭の一人娘。
小学校、中学校は近所の学校に通い高校は近場に無かったため私立高校1本で受験し、本来のクラスより1つ、2つ上の特別クラスに母親の強い希望に沿い合格、一緒の中学、塾であった仲の良い友人と共に入学した。3年間クラス替えも無く、席替えもテストの度に元の出席番号順に戻るので半年立つ頃には意味はなくなり必然的に近所で気の合う同性とのグループができる。
そのまま何も目標もないまま3年があっという間に過ぎ大学センター試験も間近。
世間一般が平均的だと認識している大学に入れればいいや、と思い何度もある面談や、科目担当の先生達からの面談も特に行きたい大学も無かったため適当に比較的最近聞いた大学の名前を第一志望としいう防波堤にした。まあ、その防波堤が瓦礫になり自分を生き埋めにするなんて思っても見なかったが……。
調べて見れば私大の中でも上の中という程の偏差値。気づいた時にはもう訂正などきかない時期にまできていた。
正直行く気などさらさら無かったし合格しようと勉強する気もなかったのだから態度に一生懸命さや必死さなどが出るはずもなくズルズルと1ヶ月、2ヶ月と月日は跳ぶように過ぎていった。
どこかに引っかかるだろう、大学に行ければいいや。ずっとこの思いが胸に渦巻いていた。
その思いは段々と、なぜ大学に行くのだろう?というカタチに変化していきその内近いうちに楽に死ねないだろうか、という命の尊さを冒涜するような考えになった。
1月10日
目の前にとても都合のいい事がおこった。私が死んだのはそれだけの事だった。
来世というものが、本当にあるのならば私はもう人に生まれたくはない。
って思いながら死んだはずなんだけどなあ!?なあにこれ。
ふわりと揺れた天使の輪ができている美しい白色の髪(毛先の半分近くは黒だった)に、深い英智を湛えたかのような紫苑の瞳。ちなみに恐ろしく整っていたが将来仏頂面になりそうな顔立ちだ。(現時点で表情筋肉が仕事してない)肌は褐色よりも少し浅い茶色。特徴的なぷっくりとした肌や体型は幼子のそれだ。ここらあたりで割と意味がわからないし、脳も理解の範疇を超えているのかたいして働いていない。極めつけは下半身……特に股の違和感である。女性の身では無かったはずのモノがぶら下がってる気がする。
じっと見つめていた巨大な鏡―おそらくは姿見だろう―から目を逸らし恐る恐る膝丈のズボンの上から触った。
「」
うん、人間ってマジでビビると身体的機能が凍るんだね。知らなかったしできれば知りたくなかった。
「イリアース?起きているの?はいりますよ」
誰だよイリアースって、どっかのイーリアスって物語みたいだな。
ガチャりとドアノブが回る音がして今だに衝撃が抜けきらずに鏡の前で棒立ちになってる私に美しい大海原がひたりと向けられた。
「まあ、イリアースどうなされたの?鏡の前にいるなんて……あら!もしかしてお着替えを1人でしようとしたの?うふふ貴方はお父上さまに似てとても賢いのね」
不思議がる様子で指をあてた首を傾げたふんわり系の美女はその後パア!っと、効果音が付くほどの喜色を麗しい白貌にのせて海の瞳をふわりとやわらめた。
イリアースって私のことかよ。
ぼけっとした頭に過ぎた言葉はそんなことだった。
主人公
元女子高生現ショタ。
勉強とかする意味なくね?マジないわー数学と英語滅べ日本人に英語など出来るわけねーだろやりたいヤツだけやってろ。
とか常々思っていたら死亡、個人的には自殺みたいなものだと思ってる。
割とゲーマーであり、興味があることに関しては驚異的な意欲と吸収性、成長性をみせる。
友達は片手で数える程度。浅い友人関係などいらぬ!!
神話、伝承が好きだった。
イリアース
将来仏頂面確定な現7歳のショタ。顔面偏差値は期待の上をいく。
白をベースに毛先の半分ほどが黒。瞳は紫。肌は濃いめの小麦色。
膝丈のズボン履いてた。
基本的にチートスペック。