番外:解説
【原初】――【始まり】
:原初の魔法にして最初の魔法。
:この魔法を始めて使用したのは、中世における英雄【ジャンヌ=ダルク】であるとされている。しかし、それは、魔法が主流になった中世における解釈であるため、それ以前の驚異的な力を持った人々も【始まり】の魔法使いの可能性がある。
:主に、【始まり】の魔法使いの可能性があるものとして挙げられる人物は以下の人である。
:【卑弥呼】、【アーサー王】、【ローラン】、【クー・フーリン】などである。※伝説上の英雄もカテゴライズされている。
:魔法としての効果は以下のものである。
・自然現象操作
::神に匹敵する力を持つとされる事象改変魔法。
::地震、雷、雪、雪崩、光源、太陽、熱。自然界における、全てを操ることが出来るという。その一端は生み出す事であり、もう一端が消すことである。
::なお、この魔法の保持者は、先天的に、この魔法を保持しているようで、一般の魔法の概念とは異なるようだ。
::また、多いのが、【炎魔】、【水素】、【土御門】、【風塵】、【木也】、【雷導寺】など、五属性や雷などの魔法使いの原初の家系に生まれることが多いらしい。これは、属性を司る魔法と【原初】の自然が相性がいいためである。
::また、三神と呼ばれる家系にも多いので、篠宮、東雲、希咲、朱野宮、蒼刃と言った家系に見られる。
::なお、五王族、希咲、四之宮、三縞、舞野、白城(除名)、天月にも多いことが判明している。
::【始まり】の魔法使いは先天的に魔法技能が高いようだ。
【終焉】――【終わり】
:終焉の魔法にして最後の魔法。
:この魔法が始めて確認されたのは、中世における英雄【ジャンヌ=ダルク】を処刑するときと言われている。しかし、それは、魔法が主流になった中世における解釈であるため、それ以前の驚異的な力を持った偉人、魔王も【終焉】の魔法使いの可能性がある。
:主に、【始まり】の魔法使いの可能性があるものとして挙げられる人物は以下の人である。
:【アジ=ダカーハ】、【始皇帝】、【モルドレッド】などである。※伝説上の魔王、偉人もカテゴライズされている。
:魔法としての効果は以下のものである。
・破壊
::神に匹敵する力を持つとされる事象改変魔法。
::全てを破壊するための魔法である。
【輪廻】
:調律の魔法にして転移の魔法。
:「一列」、「二本」、「三縞」に受け渡された魔法。「一列」は滅び、「二本」は血が途切れ、残る「輪廻の魔法」使いは「三縞」のみとなってしまった。
【665】
:ハーツと呼ばれる種族。
:獣人と人間の間にうまれたクォーターのようなものである。
:特徴は、女しかいないことである。また、明らかに獣の見た目のものは居らず、人間に動物の耳や尻尾がついた、一見コスプレのような見た目である。
:姫御子とお呼ばれる四人が持つ能力は、以下。
:炎と光の姫御子
::【火】と【光】。なお、プロセスこそ魔法と違うものの、原理は一緒で、獣の力を併用する分、魔力の消費量は、魔法より少ないが、体力の消費量は魔法より多い。
:春と真珠の姫御子
::持っている鎌は、能力とは関係なく、彼女自身の能力は、【結界】である。しかし、物理的な防御しかできないため、雷は防げない。
:麦と五月雨の姫御子
::【絶対命中】と呼ばれる、はずすことのない投擲である。しかし、投げるより早く動かれる、もしくは、投げるものがないと役に立たない。
:源と銀の姫御子
::作中には出てこなかったが、獣人の監視を行っていたリゲル。能力は【閃光】で、銀色の光で敵を惑わす力である。
【獣人】
:元から獣人として創造された先天性のものと、人と獣が混ざり合って生まれた後天性の者がいる。なお、先天性の血が濃いほど、特殊な力(姫御子のような)を継ぎやすい。
:また、何故か、人と交わった際に、獣の血を引くのは女だけで、男が生まれると、完全な人間として生まれる。これが、ハーツに男がいない理由である。
:形は様々で、以下のように分かれる。
:上半身が獣、下半身が人間
::この中には、古代エジプトの神々のように頭だけ動物と言うのも分類される。
:上半身が人間、下半身が獣
::ケンタウルスや人魚のような形。ただし、人魚は獣人の分類には入らず第二魚人種に分類される。
【輪廻のセカイ】
:輪廻の魔法を使った際に通る水色の世界。
【壊れた輪廻のセカイ】
:獣人が使う結界。正確には、八雲が貸し与えた【輪廻のセカイ】の一部。
:そのため荒廃した世紀末のような躑躅色の世界になる。
【狂った世界】
:かつて【原初】と【終焉】の戦いにて、【原初】が負け【終焉】が発動した世界。
:彼の世界では、【原初】が狂ヶ夜めると。




