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665―ハーツ―  作者: 桃姫
光の星――Dazzling light covers the sky and can cover up the world――
24/33

24話:始まりの魔法使い

「奏でろ雷鳴、

 煌け稲妻、

 弾けろ電流、

 天より来たる雷撃よ、

 幾千、幾万にも重なり、

 打ち放て、

 【雷光】」


 眩い光と雷が、【時空剣】の一撃にぶつかり弾ける。


 歪んだ世界が元に戻る。


「なっ!」

「今のは、【始まり】の魔法!それに、ジャンヌ=ダルクの【白羽】の呪印!」

 八雲の声。八雲の剣は、吹き飛んだ。

「フウキ、貴方、【白羽】だったの?」

「まあ、な」


「立ち込めろ霧雲、

 広がれ雲海、

 流れろ雲水、

 天に層を成す大雲、

 幾千、幾万にも重なり、

 打ち広がれ、

 【天雲】」


 凄い量の雲が立ち込め視界を塞ぐ。

「スピカ、こっちだ」

 俺は、スピカの手を引き、逃げる。

「なあ、スピカ、お前等は、どうして【終焉】をやりたいんだ?」

「【終焉】は、この世のシステムを崩壊させてくれる。獣人に負けっぱなしの現状を打開できる力になる」

 そうか、【終焉】のシステムがよく分かってないのかもしれない。

 滅びるんだよ。世界が。と言っても無駄だと思うので言わない。

「そろそろ、【壊れた輪廻のセカイ(リンネのハヘン)】が解ける。ワタシは、シリウスたちと合流する。どうする?」

「いや、俺は帰るよ」


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