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665―ハーツ―  作者: 桃姫
光の星――Dazzling light covers the sky and can cover up the world――
18/33

18話:白き羽を持つ者

 星の名前だから何なんだ?

「星の名前なのは、特殊な力があるからなのよ。例えば、狼姫。シリウスって星は、炎や光って意味があるわ。そして、あの狼姫は炎を使える」

 そういえば、「私たちが力を行使できるのは、私たちの本当の姿を見ることの出来る【エデンの民】と契約をした時だけなの」「そういうことなのです。私は、他のハーツとは異なり、何故か、通常とは異なる力を使えるのです。他にも何人かいますが……」って言ってたな。そういうことか。

「姫御子は契約なしで一定の力を行使できるの。そして、契約すれば、普通の人間や獣人が太刀打ちできないほどに強いの」

「それほど?」

「ええ、特に、【終焉】である狼姫は、もう、手も足もでないほどに強いわ」

 そんな強いのかよ。

「それに私は、今や、ハーツに追われる身。分が悪すぎるわ。だから、ね。フウキ。私と契約しよっ♪」

 契約?

「できんの?ハーツと光の民じゃなくても」

「ええ、できるわ」

 そう言って、路地裏へ連れ込まれる俺。

「継承【輪廻】」

 そういうなり、八雲は、俺の唇と唇を重ね合わせる。舌と舌が絡み合い、それほどまでに強烈なキスだった。

「さ、契約完了♪」

「おい、こんなキスする必要ないだろ。シリウスとは一瞬重ねただけだったぞ!」

「まっ、私との契約は一回きりだしキスする必要も無いんだけどね♪」

 は?必要ない?

「じゃあ、なんでキスしたんだよ!」

「上書きよ。あの狼姫のキスをディープなキスで上書きしたの」




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